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西大和学園高校に行ってきました。

帰国受け入れをしている関西の学校で、最も進学校らしい学校です。日本人学校出身者を中心として、難関国立大学へ進ませたいと考えている親御さんに大変人気があるようです。今回、初めて訪れてみました。


行ってみてわかったのは、アクセスの良さです。奈良県にあるということで、阪神間からは遠い、というイメージだったのですが、JR大和路快速を使うと大阪駅からなんと30分で最寄り駅である王寺に着くのです。大和路快速はJR天王寺が始発で環状線を鶴橋、京橋と回って大阪駅に着きます。そこからまた環状線を弁天町、新今宮とまわって、今度は関西線の天王寺を経て、二駅目が王寺です。他に近鉄電車を使って行く方法もあります。さて、天王寺を出て、八尾を通り過ぎ、生駒・金剛山系に近付くと大和川が現れ、そこから車窓にぐっと緑が増して、「小さな旅」気分になります。ほどなく王寺に到着するのですが、王寺駅が大きな駅であることに驚きました。線路が何本も連なっています。駅からはショッピングデパートも続いており大手スーパーの看板も見えます。改札を出ると、右手の南口へ向かい、左手の階段を下りるとバス乗り場で、1番乗り場のバスならどれでもOKでした。かなり頻繁にバスは出ているようです。バスに乗ると6分で学園の前のバス停に到着。周囲にはそれほど建物がなく、緑豊かな環境です。「大和まほろば」ですね。


改札を出た所にある看板、南出口へ。改札を出た所の看板王寺駅、奈良方向を見たところ。王寺駅

事務室のある側の建物に入ると、中は白い床、白い壁の明るい建物でした。ご案内を受け、左手の応接室へ。俳画の入った額、ゴブラン織りの壁掛けや壷など飾り物が置いてあります。そこへ担当の先生がお見えになり、説明を伺いました。


左が事務室のある建物左が事務室のある建物グラウンド。右手奥に寮が見える。右手奥に寮

この学校は、現衆議院議員の田野瀬良太郎氏が奈良県議会議員の時、1984年に創立されました。知・徳・体を備えた人間を育てたいという意思を持って設立され、今も脈々とその意識が学校を貫いているようです。 


中学校は男子のみで各学年5クラス220人程がいます。中学入試は帰国枠はなく、普通の受験となります。高校から2クラス100人(男女)が編入しますが、そのうち30人を国際コースという受験枠で帰国生や外国籍生徒を募集します。国際コースというのは、受験方法のことで入学後のコースを指すわけではありません。国際コース受験では英語・数学・国語の筆記試験とグループ面接を行い、理科・社会は免除されます。30人募集ですが昨年度の合格者は10人。毎年10人前後が合格となるようです。筆記試験の合格最低点は専願と併願で違いますが、60~65%は取る必要があります。(面接ですが、「もやしっ子」「ガリ勉クン」では困るといった言葉が出ていましたから、積極性を感じさせる子ども、また女子であれば、男子の多い中でもやっていける子どもを見ていらっしゃるのではないかと思います。)さて、入学後は高1は編入生は別クラスですが、高2からは中高一貫生と一緒になります。そのために、高1の夏休みのサマースクール(勉強合宿)では、編入生はどんどん勉強を進め、中高一貫生は復習を中心にするそうです。高2から文理が分かれますが、例年、文系が2クラス、理系が5クラスで、それはスーパーサイエンスハイスクールに指定される前から、そういう割合だったそうです。昨年度は編入生100人中、36人が女子で、中高一貫の男子生徒220名を合わせると、約320名中36名が女子という割合で、クラスによっては女子が居ないこともあるそうです。けれど、お手洗いなどの施設は、初めからしっかりと女子のためにと造ってあるからご安心ください、とのことでした。


次にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)についてお伺いしました。これは文部科学省が2002年から指定を始めたのですが、その1期指定(全国数校)の一つに選ばれ、5年間、国から助成金が下りました。そして今年度、その成果が高く評価され、さらに5年間の継続指定を受けたそうです。大学の先生方が学校へ来てする講義、生徒達が奈良先端科学技術大学院や京都大学、東京大学、理化学研究所などの研究室へ行ってするリサーチなどの活動が行われています。これらは単に受験勉強だけで終わってしまわない生徒を育てることに大変有益で、また研究への意欲があるが故に受験勉強にも励むという好循環をもたらしているそうです。大学側も独立行政法人になったためか、積極的に高校生を指導してくださるということでした。そうやって研究したことを、生徒達はパワーポイントなどを駆使して発表するのですが、その時、生徒達は反省のかたまりになっているそうです。まだまだ自分の研究が未熟だと分かっているが故に、もっと大学でちゃんとやりたい、というモチベーションに繋がるということでした。


さて、訪れた時は体育祭明けだったのですが、体育祭は1週間授業を全くしないそうです。その期間は体育祭に集中します。文化祭も同様で、それが終われば、次の週からはまた勉強に集中します。そういった切り替えの素早さが社会に出ると非常に重要だから、ということでした。メリハリのついた生活、遊びと勉強を切り替えられる人間を育てたいということでした。ハマル時にはハマルことが大切だと先生は説かれます。一生懸命やったからこそ、切り替えられるのだと熱く先生は語ってくださいました。


その他、さまざまな体験学習の仕掛けを学校はするそうですが、忙しくも充実した生活を送れそうです。そんな忙しさの中でもクラブ加入率は8割近いということでした。(練習日は毎日ではないそうです) 積極的に生きようとする生徒が多いのでしょう。                                                       高1夏休みは希望者はアメリカのソルトレークシティでホームステイ、高1秋には中国へ行きます。中国では現地の高校生と触れ合い、中国人生徒達の英語力に啓発され、また日本では実験段階のリニアモーターカーが実際に走っているのを見てまた刺激を受けるそうです。


さて、英語についてですが、最近はセンターにもリスニング、また東大もリスニングを課すので、それについてはネイティブの先生を活用しているとのことでした。


勉強の遅れについてお伺いしたところ、海外で習っていない分野があれば、それは放課後マンツーマンで指導するそうです。試験は年間5回ですが、その他に先生の裁量で確認テストをこまめに行い、合格点に達しない場合は再試験を何度も課して、できるまでフォローするということでした。授業は中間層を主体にするが、下位層の生徒の落ちこぼれを極力無くすことを至上命題にされているそうです。たとえ難関大学でも大切なのは基礎学力、それを確実に習得することが必要ということでした。上位層の生徒にも全ての科目の基礎を取りこぼすことなくさせた上で、高1生に大学受験問題を余暇時間にするように与えてみたり、ときには大学数学を与えてみたりするそうです。現役合格率が高い本校なのですが、先生が仰るには、浪人生になってしまうのは能力が足りないわけではなく、時間が足らず間に合わないというケースが多いのだということでした。そういうことの無いようにフォローがしっかりなされ、高3になると土曜はセンター講座が開かれたり、夏休みには予備校並みの授業が行われます。そういった特別授業も学費の中に含まれており、塾や予備校、家庭教師につく生徒は大変少ないそうです。


さて、その後、先生は校内をずっと案内してくださいました。校内は全体的に光が入って明るい感じで、広い窓からは緑の多い外の景色が見渡せます。図書室の横には自習室が完備されています。中学校の棟と高校の棟を広い廊下が繋いでいます。教室は授業中で、開いた扉から中を見ることができました。生徒達は午後の一番眠くなる時間帯なのに、皆、黒板を真剣に見つめています。廊下にはセンター試験講座の順位が張り出されていました。高3のクラスだったのですね。5人位の生徒のクラスもあったのですが、それは世界史などの選択授業だそうです。高2や高1のクラスも覗いたのですが、皆、真面目に授業を受けていました。さすが! 下におりてくると、今度は大学合格者名が壁に貼り出されていました。東大や京大、医科大学などずらりと並んでいます。その中で海外の大学に進学する生徒達の名前もありました。アメリカ、英国、アイルランド、韓国の大学に8人程が進学しています。東大や京大に合格しても、それを蹴って進学するそうです。海外研修旅行やSSHの成果が、こんなところにも表れているのだろうと思いました。                                          


外に出て、食堂なども見せていただきました。中1、中2は水泳必修だそうですが、プールはありません。近くのスイミングスクールと提携していて、そこのバスに乗ってプールへ行くそうです。


その後、寮を見せていただきました。グラウンドの端っこにあるのですが、黄色と青を基調にした、なんとなく楽しげな外観です。以前は寮にかなり空きがあったのですが、3年ほど前からは断らないといけない状況だということです。ラサールといった感じで、全国から受験を目指す生徒が集まるようです。中に入ると寮母さんがいらっしゃいました。寮母さんが私服以外のすべてを洗濯して畳んでくださるそうです。1階にはパソコンが数台。本校では携帯を持つことが禁止されていて、寮生も実家とはパソコンメールで連絡を取るだけだそうです。凄い!と思いましたが、一昔前はパソコンメールさえ無いのが普通の時代でしたものねえ。


寮は4人部屋で机はありません。というのは勉強は、自習室ですることになっているのです。寝ている人の邪魔にならないように、という配慮だそうです。自習室には各自の机と書棚がビッチリと詰まって置かれていました。壮観です。前には一段高くなった番台があり、先生が座られるそうです。当番の先生が2人、指導に当たられるということでした。これで勉強できないことが不思議、と思える空間です。


いろいろ見せてもらって、先生にご挨拶した後、帰り道では掃除をしている中学生達から「こんにちはー」という声を、沢山かけてもらいました。躾けが行き届いているなあと感じました。ほんとに、バッチリと勉強させてもらえる学校だと思いました。


昨年度の募集要項概要は「続きを読む」をクリックしてください。

2007年度(平成19年度)募集要項


資格要件:保護者の海外在留に伴って、外国で教育を受けたもの。海外在留期間が1年以上で帰国後4年以内の者。


試験日:2月5日(月)  合格発表日:2月7日(水)                            手続期間:専願 2月7日~2月9日、併願 2月7日~2月20日


教科(試験順):国語100点(60分)、英語100点(60分)リスニングを含む、数学100点(60分)、グループ面接(約7分)。


受験料:2万円


出願書類:入学願書(写真添付)、志願者副票、受験票(写真添付)、厳封個人調査書(外国学校の場合は所属学校指定様式または中学全課程の成績証明)、海外在留証明書(保護者所属機関の代表等が証明したもの、または在外公館が証明したもの、またはパスポートの写し等)、受験票返信用封筒。

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