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(デジタルカメラを持って行き忘れたので、携帯で撮りました。画像が悪くて済みません!写真にカーソルを合わせると簡単な説明が出ます。) 大阪の公立高校のうち、帰国枠のある学校の中では最も人気のある学校、大阪府立千里高校に行ってきました。このブログの3月26日に大阪府の公立高校入試&帰国枠について書いていますので、ご一読くださいね。 1990年に国際教養科という学科を府下9校に設置し(普通科と併設)、帰国生徒も受け入れるようにしました。そして2005年にそのうちの3校(千里、住吉、泉北)の学科を改編し各校、国際文化科と総合科学科の2つの学科としました。国際文化科は文系、総合科学科は理系ですが、どちらも英語を重視しています。
この学校は国際文化科が4クラス、総合科学科が3クラス、いずれも40人学級で1学年280人で構成されています。そのうち帰国生徒は3%以内、8人まで入学を許されます。昨年度も国際文化に5人、総合科学に3人の帰国生徒が入学しました。この割合は別に決まったものではなく、トータルで8人ということだそうです。帰国生徒は日本人学校出身者のほうが少し多いとおっしゃっていました。この学校は入学する時に、文系か理系かを決めておかないといけないのですが、先生は数学が苦手だ、国語が苦手だという消去法ではなく、「これがしたい」「これが好きだ」という積極的な気持ちで進路を選んで欲しいとアドバイスを下さいました。その方が、将来的に伸びるそうです。なお、途中の転科はほとんど不可能です。 英語については、府下の公立高校では最高レベルの授業展開がされているようです。ネイティブの先生が4人常勤していらっしゃるとのこと。日本人の先生とTeam Teachingも多く、普通の日本の中学から来た生徒は驚くそうですが、でも必死に頑張るそうです。SELHiの指定は終わりましたが、その時に作成した教材などを今も活用され、その教材は他校からも譲って欲しいという依頼があるということでした。第二外国語はフランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国朝鮮語の5ヶ国語から選べるそうで、語学によっては非常勤のネイティブの先生が来られるそうです。 また2年の11月には、オーストラリアに1週間、研修旅行に行き、ホームステイは勿論、現地ではオリエンテーリングというか、4,5人のグループでいろいろなところを見て回らせるそうです。そうやって、実地に英語を使って、自分達で行動することを実践します。留学をする生徒も結構居るということでした。 国語もそうですが、社会・理科など海外で習っていないこともあったりするので、取り出し授業が必要な生徒にはできるだけ対応するようにしているということです。 授業は午前中4時間、午後3時間で3時25分まで、その後クラブを行い、クラブに出て最終下校は6時半までとなっているそうですが、クラブ加入率は8割ということで、勉強にクラブにと充実した毎日を送る生徒が多いようです。 2学期制を取っているそうですが、前期3回(5月・7月・10月)、後期2回(12月・3月)に試験を行い、試験範囲を広げ過ぎない工夫が行われています。 先生がおっしゃるには、特に国際文化科の生徒たちは、それぞれの個性がはっきりしているけれど、お互いがそれを認め合える生徒達だということでした。皆が違っていて当たり前、という意識が浸透していて、帰国生徒にとっては比較的ソフトランディングしやすい環境でしょう、ということでした。 校則についても、それほど厳しいものはなく、8時半始業の5分前までには学校に到着するといったことはあるそうですが、ちゃんと説明すれば理解できる子ども達だとおっしゃっています。 大学進学のことをお尋ねしたところ、本校ではAOや推薦よりも一般入試で受験する生徒達が多く、また国公立を目指す人が大変多く、殆どがセンター試験を受験するということでした。今年初めて国際文化科・総合科学科の3学年が揃ったので、その生徒達の進学実績が表れるのは来年の入試ということになるのでしょう。英語に強い理系などは、かなりの実績が出るのではないかしらという気がします。 最後に入試問題についてお尋ねしました。作文と英語、数学の試験があるそうですが、英語と数学は一般生徒と同じ問題だそうです。作文については、申請すると英語で書くことも可能だそうですが、日本語で書く生徒が多いということでした。 その後、先生が校内を詳しく案内してくださいました。(とっても親切な先生でした!) 玄関正面の光を通す透ける階段など、モダンな造りです。廊下には光を取り入れる円形の天窓がありました。 かなり広い図書館、そしてその横にある自習室の利用も多いということです。そして公立としては珍しいプレゼンテーションルームもあります。(これらはHPのビデオでも見られます) 各学年毎の棟になっていますが、その間を明るい廊下が繋いでいて、切り離されている感じは全くありません。それからサイエンスセンターも見せていただきました。2階は物理教室が4つ位あり、そのうちの1つはパーティションで少人数の部屋にも分けることもできるようリノベーションされていました。総合科学科の120名を細かく10数人ずつのグループに分け、自分達で実験し研究をする際などに使われるということでした。恒温室などもあり、また様々な機器も揃っているようです(HPのビデオをご覧ください)。それを使いこなす先生が居て、それをしっかり受け止められる生徒が居るということだと思います。螺旋階段を降りると(校内に螺旋階段も珍しいですね)1階にも化学の実験室が別にあり、また生物実験室の部屋もあります。本当に万博前の意気込みを感じる造りでした。そして、それを今の教育に生かそうとする工夫も感じました。
その後、自転車置き場の前も通りましたが、最近は自転車通学の生徒は少し減っているそうです。というのは、府下全域が通学区になっているので、かなり遠くから来る生徒もいるからのようです。遠くは枚方近辺や、天王寺より南から来る生徒も居るということでした。自転車置き場だったところを利用して、運動部のためのトレーニング機も置いてありました。グラウンドも大変広い学校です。 その後、セミナーハウスという建物も見せていただきました。板張りの広い1階は、留学生が来たときに使ったり、様々に利用されるそうです。2階は畳敷きの広い部屋が両側に2つあります。それぞれ男子生徒、女子生徒に分かれて合宿したりする時に使うそうで、なかなか有意義な施設だと思いました。 最後にコンピュータルームを拝見しました。沢山のコンピュータが並んでいます。生徒達は皆、パワーポイントなどを使って発表できるような力をつけるということでした。 公立として、これほど立派な施設を持ち、また様々な授業を提供してくださる学校は、そんなに多くは無いのではないかしら、とつくづく感じた学校訪問でした。 テーマ:関西の帰国子女受け入れ校 - ジャンル:学校・教育 |
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