偏差値だけを基準にする学校選びは大いに問題だと感じています。中・高であれば校風の影響はかなり大きく、成長の過程で知らないうちになんらかの影響を受けるものです。
とはいえ、偏差値を全く無視して学校選び、というのもちょっと冒険ではあります。 さて、偏差値って中学受験→高校受験→大学受験と、すごく変化するものなのですよねえ。と言っても、子どもの成長につれ変化するという意味ではなく、母集団によって変化するということなのです。
多くのお母様は既にお気づきではあると思うのですが、取っていますメルマガの発行者(塾の先生)にお尋ねしてみました。
中学受験をする母集団と、公立中学から高校受験をする母集団では、かなり違います。その先生曰く、地域によるとは思うが、おそらく7〜10は違うのではないか、ということです。中学受験で50の偏差値だった子どもは高校受験では60と考えても良い、ということだそうです。言い換えれば、高校が50の偏差値であれば、中学受験時には40ちょっとの人でも受かる可能性はある、ということなのでしょう。中学受験をするのは全体的に偏差値高めの生徒が多いのですが、公立中学から高校受験をするのは、今の日本ではごく普通のことですから母集団の平均は少し下がります。
さて、大学受験になりますと、またもや偏差値は少し上がるわけです。大学進学率が上がったとはいえ、高校に行くほど一般的ではありません。その先生のお話では、5くらいは偏差値が違ってくるだろう、ということです。即ち、高校受験時の偏差値55くらいだった人は、大学受験では50くらいと考えたほうがよいだろう、ということです。もちろん、子どもの学力の伸びも考慮に入れる必要は大いにありますけれど、目安にはなる考え方かもしれません。
そういうことを知らないと、大学受験になって、あれ?ということになる可能性もある、ということでした。 先生は、大学受験では偏差値55に一つの壁がある、と書かれていました。地域によるけれども、公立中学の平均より若干上の学力の生徒がそのまま大学受験になると、おそらく53くらいではなかろうか、というご意見でした。 とはいえ、その先生曰く、昔と比べると今は難関大学といえども、かなりレベルが下がっていて、入り易くなっているのは事実だそうです。それもまた今と昔の母集団の違いでしょう。
数字の後ろにある現実について、よく考えておかないといけないのでしょうねえ。ふーむ、と思った次第です。だからこそ、数字だけに惑わされていてはダメなのではないでしょうか。