☆新しい記事は新ブログへ移動。左サイドバーからどうぞ  ★ピアーズ@関西の集まりは下記に記しています。ご参加をお待ちしています   ◆ 教育相談なんでも承ります まずはメールをどうぞ お気兼ねなく ^^ ピアーズ・ベテラン相談員達が丁寧にお答えいたします  ♥ メンバー募集中!(自由参加の有償ボランティア、お手伝いくださいね。プロフィール欄をご覧くださいませ) ♣ 学校訪問/英語保持スクール訪問ライターさん、募集中 できるだけ省力化しています (詳細は2010/02/26記事)

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
どうしてアメリカの大学ではなくて、日本の大学へ?

先日の「帰国子女教育を考える会」で、どうしてアメリカの高校を卒業した子どもが帰国枠を使って日本の大学へ入ろうとするの?という疑問が出ていました。それについて、私が感じた点を述べさせていただきます。

確かに今、日本では日本の高校からアメリカの大学への進学を希望するケースも増えています。しかしながら、帰国子女の場合は少し違う実情もあるようです。

・まず一つ目。海外での在住が長くなってくると永住志向なら別なのですが、子ども自身が日本人としてのアイデンティティをどこかで持とうとして、大学教育を日本で受けようと考えることもあります。また、それは親の考えの反映である場合もあります。ずっと海外で教育を受けると、親が帰国しても子どもはそこに住み続けるという可能性も高くなります。いずれ日本へ戻って欲しいと親が考える場合は、現地での教育を貫くと、後で戻りにくくなると考えられるのでしょう。

・次に経済的理由です。アメリカの大学は州立大学といっても必ずしも家から通うわけではなく、寮費などを含めるとかなり学費が高くつきます。外国人である日本人は、親のビザが有効な年齢までは、そこに1年以上住んでいると住民と同じ学費ですが、それ以上になると外国人としての学費になるという話も聞いています。 ましてや私立となると、学費の高いところも少なくありません。奨学金を取れるレベルの学力があれば良いのですけれど。もちろん大学の知名度を少し下げると奨学金がいただけるという場合もあります。また、親の収入によって学費が安くなるケースもあります。最近は優秀な生徒集めのために、学費を下げる有名大学も出てきていますが(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080121-OYT1T00769.htm)私立大学は日本より高いところも少なくないようです。

卒業後のことなのですが、アメリカの永住権や市民権が無い場合、アメリカで働ける期間はとりあえず1年です。それ以上になるとビザをサポートしてくれる企業に勤めるしかありません。日本人が海外で働くのは、それなりに難しいのです。留学と違って、あまりに長く海外在住した場合、日本企業への就職も難しくなることもあります。また日本企業の現地採用は、日本採用と待遇が異なることもよくあります。

・日本の大学とは異なり、アメリカ等の現地の大学ではしっかり勉強しなくてはなりません。高校時代に現地の高校で頑張り過ぎたので、大学は少しはラクをしようと日本へ帰るケースも聞きます。反対にしっかり勉強を身につけたい、身につけさせたいと考える場合は現地の大学に残られる方もあります。

・医学部など資格に関する分野では、日本の医学部を出ていないと日本の医師になるのにハードルが高いケースがあります。またアメリカの場合、大学を出てからメディカルスクールに行くので、医師になるまでに時間が(お金も)かかります。なおかつ大学での優秀な成績が無いとメディカルスクールに推薦状を書いてもらえないこともあります。

初めから日本の大学と親が決め込んでいらっしゃる場合も多いのですが、いろいろ考えた末に、以上のような理由で日本の大学を選択されることもあるのです。

さて、アメリカに長く住んで、一人の先生に相談して、日本の理系の大学には進めないと思い込んで帰国を諦めたという方のお話を聞きました。日本語を全く話せない、日本の勉強は殆どやったことがない、ということなら話は別なのですが、決して頭から諦める必要はありません。センター試験を受けなくても受験できるのが帰国枠です。英語で習った理数科目を日本語に直してする勉強は、帰国専門のコースのある予備校でやっています。大学受験に関しては、そういうコースを持つ予備校にお聞きするのが一番詳しいのではないかと思います。

いずれにしても相談は一人の方に聞いて全部信じてしまわず、ネットをよく検索するとか、他の人にも尋ねてみるとか、自分でじっくりと考えるとかしないといけないでしょう。海外で生活する際も同じかと思います。他人の話はあくまで良い参考、となさってください(このブログも?)。良かれと思って仰ってくださるアドバイスも、時によっては事実と違っていたり、自分のケースに当てはまっていないこともあるからです。

トラックバック
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。