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京都市の学校情報

今日は一番下のところに、私が取っておりますメルマガを御紹介させていただいております。特に、この回では京都の小学校についての御紹介がありましたので、ぜひ載せさせていただきたいと思い、発行者の許可をいただきました。

なお、この御所南小学校のフィンランド式授業については、つい先日の読売新聞にも記事が出ていましたので、御紹介しておきます。記事のかなり下の方に書かれています。http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20071205ur03.htm

それと読売新聞には京都の教育についての特集があったようです。その記事の一つをここに紹介しておきます。http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20070224us41.htm                               この京都特集の記事表題だけを、ここに貼り付けておきますので、関心がおありの方は読売新聞のサイトの中でお読みになってくださいね。

 京都の改革

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       〈忙しいママでも優秀な子が育つ〉

    第78号               2007年11月25日
       ○●京都御所南小学校●○

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青森から鹿児島まで千人以上の教員が集まる人気の「教育研究発表会」
に出席するため、京都に行ってきました。今日はその報告をさせてい
ただきます。

日経Kids や Yahooの不動産部門(!)でも注目の「御所南小学校」
を見学するのが第一の目的でした。

平成7年に開校以来、この学校は、文科省や経済産業省がいろいろな
  冠研究開発校、
  新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究、
  コミュニティスクール調査研究校、
  総合的な学習の時間モデル校、
  地域自立民間活用型キャリア教育事業}をつけ、その上
京都市の教育特区指定(小中一貫)も受けて、すごく頑張ってきました。


で、良い教育環境が出来上がったので、この学校に子どもを入れたいと
望む保護者が増えて、この学区内の住宅物件は高騰!!という状況です。


発表会を終えての印象は、
~グローバルな視点を持つ「善き町衆・まちしゅう」育成のため、改革
を厭わず、地域の大人と教員が力を合わせて、伝統と知恵と経験を授け
ていく巨大な協力体制~でした。


これが【コミュニティスクール】の威力なんですね。

あの原動力は、壮大にして華麗な京の都を作ってきたという
「町衆のプライドと気概」に支えられているように感じました。

自分達が育てているんだという、地域の大人たちの熱意が熱かった~!!


午前中は京都市立御所南小学校、高倉小学校、御池中学校という施設併用型
小中一貫校3校での授業公開、午後は御池中で講演会がありました。


国立教育政策研究センター(都会の高級住宅街にあり、静かな時間が
ゆっくり流れる所です。昼休みを告げるチャイムと共に既に着替えを
済ませた職員が、施設内の緑豊かなテニスコートで元気な声を響かせる、
古いけどゆったりとした国の施設。私には驚きの施設です)から出張して
きた、文科省の調査官からの講演がありました。

この学校の成果は「僕が恐いからでしょう」とおっしゃっていましたが、
会場の反応は???確かに恐そうでしたが…

そもそものスタートはPISAで注目の成績優秀国フィンランドのメソッド
をいち早くこの小学校が取り入れたことにあります。

英断でした。先見の明!

それ以来、元外務省フィンランド大使館勤務だった北川氏に指導を
仰いで、ここまでやってきた学校なのです。


日本の教科書は教材が提供されるだけで、練習問題もわずかです。
特に国語の教科書は、文章は掲載されていますが、どこでどんな指導を
するかは現場任せです。そのため教員の力量に左右されるところが大き
いです。

英語教科書ですが、プログレス(文科省の認定外)が私立校で多く採用
されているのは、こういう教員格差を解消できるという魅力が大きいと
思います。

プログレスは、説明も設問も解説も丁寧にされているので、教員によって、
説明した、していないという差も出にくく、力量差も出にくいはずです。


フィンランドの教科書の良い点もここにあると思います。

どこの部分で、何について、どのように発問するか、どう評価するかが
きちんと出来上がっていて、教員による差が出にくいのです。

さらに教員用指導書には補助プリント類までたくさん付いていて、それを
コピーして授業を進めていきます。全国どこでも同じ補助プリントです。


日本では教員が手作りしますから、誰も苦労して作った自前のプリントを
他の教員に提供してはくれません。教員差が大きく出るところです。

生徒の力を伸ばせる良いプリントも、表に出てこないし、
間違ったことが書かれていてもチェックされることがないのが、プリント
の恐いところです。


日本ではずっと、どのように教材を教えていくか、どんな発問をどこでして、
生徒自身にどのように考えさせるか、そこからどんな応用問題を出すか、
どのように発展させていくかなど、全て現場に任されてきました。

これが「差」を生んでいる一因と考えざるを得ません。
特に国語のような科目は教員による授業展開の違いは大きく出るはずです。


今回の発表会には、せっかくフィンランドから、教科書作りに携わっている
教員が対談に招かれてきたのに、授業の羅針盤になる教科書作りを学ぼうと
いう対談にならなかったのが残念でした。文科省にそういう予定はないとい
うことでしょう。

文科省だからできる、文科省こそ取り組んでほしい分野なのに残念でした。


御所南校が作ってきたフィンランド型ノウハウを学びたいと、多くの教員は
集まってきたはずです。でも、このノウハウは本来なら文科省や国立大学と
いう機関が研究して、現場が動きやすく、良質の指導がどこの学校でも行え
るように整備していくべき分野だと思います。

現場で、授業も生徒指導も部活もこなしながら、教材開発までしていくのは、
とっても大変なことです。子どもにしわ寄せが行かないよう京都の先生たちは
苦労なさっていることでしょう。


さて、京都の成功は各地に飛び火して行く勢いです。
東京でも品川区で軌道に乗ってきた小中一貫プロジェクトが
渋谷区に広がっていきそうです。

よりよい方法に変えていくことは大事です。
でも心配も二つ感じます。

一つは義務教育を終えた後の受け皿になる公立高校の地盤沈下を止めないと、
せっかくうまく育ってきた子どもの進学先がなく、結局私立に流れてしまう点。

もう一つは、役所的には義務教育ということで、小と中をまとめやすいので
しょうが、現場の教員は混乱しています。中と高は教員免許状の問題は
ほとんどありませんが、小と中とは、そもそも全然違う免許です。

数年前から、子どもが減ったために小学校で教員があまり、小学校から
中学校に移動した先生が、中学生をうまく扱えず、現場では
「人数だけ揃っていても戦力にならない」と、不満がくすぶっている話を
しばしば耳にします。気の毒になります、どっちの先生も、子どもも。


小と中をまとめるには、現場のストレスがとても大きいことを配慮して、
柔軟に移行していかないと、最終的には大人のストレスは子どもに向かって
いきます。

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 ○『まぐまぐ』→http://www.mag2.com/m/0000177709.htm

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