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聖母学院小学校(共学) [聖母学院中学校・高等学校(女子)] 京都

海外から御依頼がありまして、京都市伏見区にある聖母学院小学校を訪問させていただきました。この学校は関西では唯一、英語によるイマージョン教育(外国語による授業)のクラスがある小学校です。

京阪藤森から徒歩5分のところ(低学年の足ではもう少しかかると思います)に位置します。大阪方面からでしたら特急で丹波橋まで行きますと、向かい側に普通電車が待機していますので、乗り換えて二駅です。京都方面からだと準急か普通になります。近鉄京都線(京都市内では地下鉄相互乗り入れもしています)で丹波橋で乗り換える方法もあります。改札は東側のみとなっており、京都寄りの改札を出て小さな橋を渡り、突き当たりを左折すると右手にまもなく学校の入り口が現れます。低い家並みの連なる、どことなく京都らしい街並みです。

正面にある本部建物正面の本部建物京阪藤森駅改札と橋藤森駅と橋
ゆったりとしたアプローチの先に校門があり、その脇には守衛室があってセキュリティは万全です。真正面に煉瓦の素敵な建物があり、そこは本部となっていて、小学校は向かって左手、中・高は右手となっています。右手手前の方には幼稚園があり、小学校低学年の学童保育もそこで行われているそうです(学童保育は1~3年。夜7時まで。夏休みも9時~19時)。

小学校入り口小学校入り口 入り口から後ろを振り返って入り口から振返る
左手奥に入りますと受付があり、来意を告げますとまもなく教頭先生がお越しくださいました。とっても優しそうな先生です。まず応接室にて学校の説明をしていただきました。                                                                                  本校はフランス人のカトリック修道女によって創設されました。朝と下校前には、お祈りがあります。それは人智を超える大いなるものへの敬意を表しているということです。

この学校は2つのコースから成っています。一つは総合コースというもので、日本語による授業が行われます。もう一つが国際コースで、英語による授業が行われています。                                                  まず総合コースのご説明をしてくださいました。総合コースでもネイティブの先生による英語の授業はもちろんあります。このコースの大きな特徴の一つに、論理的思考力を養うということがあります。4年生から6年生では「論理エンジン」という市販もされているテキストを用い、元は中高の国語教師であった専任の先生による週1時間の授業が実施されています。情緒に流れ易い日本人にとって必要な訓練だと、私も強く思います。同時に読書教育にも力を入れていらっしゃいます。また算数についても、5,6年生は少人数による習熟度別授業が行われているそうです。                    さて国際コースですが、英語をツールとして使える人材を育てる目的で、2003年より開設されました。教科書は本校のネイティブの先生方の協力により、日本の教科書を英訳した独自のものを使用されています。国語については、もちろん日本語での授業となり、授業時間数も総合コースと同じ時数となっています。低学年では殆どが英語による授業になりますが、4年生からは徐々に日本語による授業も取り入れ、5年生からは国・算・理・社の主要4科目は日本語で行われるようになります。                   これは本校が小学校は共学ですが中学以降は女子校であるため、男子は全員受験するという状況があって、必然的にそうなったそうです。女子についても学年によって異なるそうですが、毎年1~2割が外部受験をするそうです。外部受験をする場合は、本校中学への推薦は辞退しなければなりません。 国際クラスの場合、平均的には小6で英語圏の小3レベルの英語の力があるそうです。日本で生まれ育った子どもでも、小5で英検2級などを取っているとのことでした。担任は日本人の教員免許を持った先生とネイティブの先生で、日本人の先生が教科書に基づく指導案を作り、ネイティブの先生とティームティーチングをなさいます。                                              

現在のところ、03年から開設された国際コースには5年生までが在籍しており、5年生は4クラスが総合、1クラスが国際、4年以下は3クラスが総合、1クラスが国際となっています。1クラスは40名定員です。男女比は現在1年の国際は1:1だそうですが、他は大体1:2となっているそうです。各クラスには藤・菊・桜・百合という優雅な名前がついています。国際コースは各学年でずらして設定してあり、学年縦割りの運動会などで、国際コースだけにならないように配慮されているそうです。帰国子女は殆どが国際コースに入っているそうですが、日本語の強化を図りたい家庭では総合コースを選択なさる場合もあるそうです。途中でのコース変更はできないそうです。大体、各学年5名足らずの帰国児童が居るということでした。国際コースには両親どちらかが外国籍の児童もおり、帰国児童も馴染みやすい環境になっているというお話でした。1クラスでずっと持ち上がるため、お互いがよく分かる良さと、時によってはそれなりの問題も出てくると先生は正直にお話くださいました。きっと、その場合は適切なケアがなされるのだと思います。また英語合宿があり、3・4年生は宇治アクトパルで、5年生はオーストラリアに行き、ホームステイや現地校との交流をするということでした。                                       第1・3土曜には土曜学習が設けられています。総合は希望者が、国際は全員参加で日本語による補習が行われるそうです。しかし、休み前などは第3土曜の授業がないこともあって、年11回程度だということでした。                                                  

次に校内を御案内いただきました。まずお御堂があり、小さな椅子が整然と並んでいました。週1回の宗教の時間にもお使いになるそうです。国際コースの教室は掲示物もすべて英語で書かれており、子ども達の作品にも英語で題名が添えられています。また国際コースの教室の後ろの棚には各自のノートPCが入っており、それは国際の全生徒が購入することになっているそうです。そのコンピュータを使っての授業も行われ、また帰宅後は家のPCを用いて、必ず毎日20分の英語学習が課されており、それをやって学校に送信しなければならないそうです。国際コースではよりいっそう親の協力が欠かせないということでした。それは勿論そうだろうと思います。学校だけに任せていて英語で学習する力はそうそう簡単につかないことは、私達、海外で子どもを学ばせた者には身に沁みています。(また日本語を身につけさせるのに苦労なさっている方もいらっしゃるでしょう。言語の習熟は大変です) 国際コースではネイティブ教師が英語で質問し、それに英語で答えている子どもの声が聞こえました。遊び時間など、子供同士は日本語で話すそうですが、英語による授業はすべて英語となっているそうです。授業料については、教材費などを含めて、国際コースの方が少し高く設定されています。

ピロティと中庭ピロティと中庭 校舎前の中運動場中運動場
校内はゆったりとした通路となっていました。校舎に囲まれた中庭はクッション材の敷かれたハードコート仕様になっており、ピロティ部分と合わせて、子ども達が縄跳びをしたり一輪車をするのにちょうど良い空間となっています。校舎の前には中運動場があり、高学年については中・高の運動場でもある大運動場も利用するそうです。靴箱には2種類の靴が収納されていました。通学用の皮の靴、外で運動するための運動靴、そして校舎内での上履きとなっています。                     途中、校舎の窓には6年生がクリスマスに毎年作る、本格的なステンドグラスが嵌め込まれていました。図書室やコンピュータ室も外から拝見しました(子ども達が中で学習していましたので)。コンピュータ室のコンピュータはアップル社製のものでした。

多目的室では体育の授業をしていらっしゃるのを見ることができました。クラス担任の日本人の先生とネイティブの先生、そして体育専任の先生の3人がいらっしゃいました。クラス担任の日本人の先生も流暢に英語を話していらっしゃいました。                                  高学年の国際コースでは、中・高の先生方が見学に来ていらっしゃいました。現在、国際コースは小5までとなっていますが、その子ども達が中学に入ってくる時に、その子ども達に合ったレベルの英語の授業を提供するために、今から準備を行っていらっしゃるそうです。                                                                                          保健室には養護の先生が二人いらっしゃるということでした。                         昼食はお弁当持参が原則ですが、パンやミルクの購入、またお弁当の購入もできるそうで、毎日、希望のものを注文できる箱が用意されていました。

安全については朝は交通指導員がおられ、朝夕とも教員が登下校を見守っています。また朝は3人以上10人未満の登校班を作り、最寄り駅に集合する方面別登校も行われています。希望者には登下校時の校門通過の携帯メール配信もできるそうです。電車を使っての通学が多い中、安心には大変配慮してくださっています。

さて、最後になりましたが、帰国児童の資格としては海外1年以上在住、帰国後2年以内の人が対象となります。編入は欠員があることが条件で、6年生に関しては1学期までとなっています。5,6年生では受験を多少意識した授業も入ってくるそうなので、進度は少し速いと考えておいたほうが良さそうです。受験を考え、塾に通う生徒さんもいらっしゃるそうです。なお、いったん公立へ入られてからの編入も可能ですので、帰国後、ご自身でよく見学なさると良いのではと思います。試験は親子面接と国・算の学科試験となります。親子面接ではどうしてこの学校が良かったのか、また保護者に対してはどのように子どもを育てているかといった教育方針についてのお尋ねがあるそうです。国語・算数の試験に関しては、編入後についていけるかどうかを確認なさるためだと伺いました。

細やかな心配りのある、安心できる学校だなぁという思いを持ちました。子ども達のスモック姿や制服姿で活動している様子を見ると、本当に恵まれた環境の中で伸び伸びと過ごしているように感じました。秋の草花と紅葉の木々に彩られた美しい前庭が印象に残る学校でした。

なお、中学・高校につきましては夏に訪れました。簡単に以下に書き記したいと思います。(済みません。いったん休憩です)

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