現役の教師の方に、公立中高一貫校についてお尋ねしました。首都圏の先生ですが、中高一貫校は私学に引けを取らない教育を目指して、都や県がお金と人員をかなり投入して力を入れている現状だということでした。ただし公立中高一貫校も将来的には人気校とそうでないところに、二極化するでしょうと仰っています。
★そういった公立の動きについて、以下のように書かれています。
「公立校の中に格差を作っていくこと」が、
民意をただしもしないうちに進められていることを
多くの人に知っていただき、このまま進めていいのかを
確認すべき問題と思います。 (これは普通の公立中・高と公立中高一貫校の差 について、仰っておられます)
★国立と公立中高一貫というのは、低廉な学費と充実した教育という点で似ていると考えてよいのでしょうか。どちらも親から高い支持を得るように思いますが。
都心部では違うかもしれません。
国立大付属が林立している文京区辺りだと
すでに筑波大付属以外の国立大系は、公立一貫校に
受験者を大幅に奪われています。
当然だと思います。
一番の違いは高校卒業後の現役での大学合格率です。
付属は「研究校だから進学の勉強はしない」という姿勢、
一貫校は私立に対抗して設立された以上、私立に負けない
実績をあげることが求められます。管理層はヒラ教員に
ハッパをかけ、受験に向けて必死に進めるでしょう。
校内のムードは必ず生徒に伝わります。良い悪いは別にして、
教員の意識が違うのです。これが一つ目です。
もう一つは、管理者がいるかどうかです。公立は教育委員会が
見張ってます。私立は県や都が管理します。でも国立は
独立法人のため、親が苦情を言いにいく所はありません。
大学に苦情を言っても、「付属校に任せてあるから」で終わりです。
「研究のための学校」で逃げることもできます。
国立校の淘汰は始まったばかりです。過去の栄光を保てるのは
都内では筑波ぐらいではないかと思います。
そういう意味では、国立系は入りやすくなるかもしれません。
国立系の過去問は数社が発行していますが、公立中高一貫の過去問は 手近なところでは、都立小石川中等教育学校のHPで過去問を見ることができます。
私立と違うOECDのPISA試験を意識した発問で、練習せずに受験するのは
厳しそうです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー 以上のようなメールをいただきました。内部にいらっしゃる先生ならではのお答かと思います。なかなか実際を窺えない私達にとって大変参考になると思い、許可をお願いして、載せさせていただきました。
首都圏と関西では、また状況は違うと思いますし、関西でも各府県によって違いもありますが、上記のようなことも知っておいてもよいかと思います。国立大学附属は国立大学の行政法人化もありますし、国立大学附属・公立中高一貫とも良い学校として社会に必要とされるべく、それぞれの学校の特徴をより明確にしていくように思います。
