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神戸女学院高等部

2010年入試から神戸女学院高等部は帰国枠を廃止しています。http://peerskansai.blog85.fc2.com/blog-entry-1301.html

関西で女子中学受験の最高峰の一つである神戸女学院の高等部は、1980年から帰国子女を受け入れてくださっています。 (京都では洛南が、大阪では四天王寺英数や大阪桐蔭英数選抜が女子中学受験の最難関だそうです・・・) お話を伺いに行って参りました。


阪急の西宮北口で今津線に乗り換えて宝塚方向に一駅、門戸厄神で下車します。出口を出ると目の前に小さな川があり、その川沿いに歩いて行きます。川を離れて住宅街に入っていきますが、その道筋には神戸女学院への道しるべがあるので、迷わず行けると思います。女子大生らしき人達の後についていけばたいていは大丈夫です。(V^-°) 岡田山の入り口にはスパニッシュ様式の門があり、そこからが神戸女学院の敷地で、緑豊かな小高い山への緩やかな登り道となります。 神戸女学院大学の落ち着いた雰囲気の建物を左手に見ながら石造りの小道を上ります。大学の図書館新館が右手にあり、目の前に風雅なイングリッシュガーデンが開け、その向こうに神戸女学院中学・高校がありました。中・高は敷地の最も奥の方に位置しています。


立派な礼拝堂、渡り廊下を通って中高へ礼拝堂礼拝堂入り口 礼拝堂入り口にある階段
受付で来意を伝えますと先生に取り次いでいただけました。その間、受付の前でお待ちしたのですが、真正面には図書館があり、生徒達がたくさん往来していました。こちらの先入観もあるのでしょうか、皆さん、とっても賢そうに感じました。制服が無いせいもあってか、同時にとても伸びやかな雰囲気も持っていらっしゃるように見受けられました。                                                     さて、立派で歴史のある校内の一室に案内していただき、お話をお伺いいたしました。愛神愛隣の建学精神を持つこの学校は、キリスト教プロテスタントの宣教師によって設立されました。現在、受け入れは高校1年の初めのみで、帰国生徒は全校で5,6人居るというお話でした。出身は日本人学校の生徒さんばかりではないとのことです。入学後には年1回4月に帰国生コンサルテーションという集まりが持たれます。これは同じ帰国生徒どうしが集まり、先輩の帰国生徒さんとともに軽いお食事をしながら、話し合うというもので、どうやって学校に溶け込んでいったかや、学業面での質問に答えていただけるそうです。以前は「帰国生レポート」という帰国生の作文が載った小冊子があったのですが、今は作っていないんです、ということでした。


この学校の英語教育のレベルは大変高いと、つとに有名ですが、お聞きしますと、独自の教材を用い、ネイティブ教師と日本人教師のティームティーチングで中学では日本語を一切使わず授業を進められるとのことでした。これはずーっと昔からなさっている方法で、今ではあちこちの学校で試みられていますが、その指導法を先駆的に確立なさっていた学校なのです。時間数も多く、中学が終わる頃には、自分の意図や意見を英語でしっかりと伝えられるレベルになるそうです。その結果、生徒達はあちこちのスピーチコンテストで良い成績を残していらっしゃいます。高校に入ると今度は日本語も用い、しっかりと文法的知識も身につけ、ますます英語の力に磨きをかけていくそうです。


大学進学実績も非常に良いのですが、学校では一切その発表はなさっていません。また学校での勉学も受験を目指したものでは無いそうです。けれど現在は神戸女学院大学に進む生徒は学年で10~15人程度で、有名国公立大学や医歯薬を目指す生徒がとても多いそうです。AO入試で受験する生徒は多くはなく、AO入試を行っていないような難関国立大学を受験する生徒が多いという先生のお話でした。塾や予備校に通う生徒も居るでしょう、とも話されていました。帰国生徒の大学進学についてお伺いしたところ、それは生徒によって進学先は様々ですし、編入学後の成績についても生徒によって様々です、ということです。できれば、分からないことを自分で質問に行けるような積極性が望ましいけれども、個々人に応じて、必要なケアはしていきますと仰ってくださっていました。


キリスト教に基づいた学校ですので、礼拝があったり、聖句暗誦があったり、聖書の時間もあります。ボランティア活動も盛んに行われているそうです。また毎日は礼拝から始まり、その時間に遅刻することは固く禁止されているということでした。確乎とした精神的な支柱のある学校だと感じました。


さてクラブですが、どちらかというと中学の方が盛んだそうで、高校に入ると勉学にシフトしていくそうですが、それでもやる人はやっています、ということでした。


国際交流についてお伺いしたところ、毎年隔年でオーストラリアとアメリカを訪れていて、それには大変希望者も多く、抽選が行われているとのことでした。また留学生の受け入れにも積極的です。


帰国生徒入試についてお尋ねいたしました。学校のHPにも載っていますが、国・数・英の筆記試験と面接が行われます。面接は生徒本人に対するものと親子面接があり、生徒本人に対しては、ネイティブによる英語面接も入るということでした。その他、本校をなぜ選んだのか、キリスト教についてどう思うか、現地での生活、試験の出来ばえ、好きな科目や苦手な科目などが質問されるそうです。高いレベルの授業についていける生徒であるか、積極性があるかも見られるようでした。また保護者には宗教教育についてや海外での家庭での子育て方針、子どもの性格などについて尋ねられたりするようでした。


その後、学内を案内してくださいました。まず玄関の正面にあった図書館、そして次に震災後、建てられた新館に御案内いただきました。中・高の校舎は震災でかなりの被害を受けられたそうです。けれど新しく建った校舎はとても気持ちの良いものでした。また旧館の奥のほうにも御案内いただきましたが、そこは伝統の重みを感じるものでした。運動場は大学生とも共用だそうですが、かなり広いものです。また大きな礼拝堂も見せていただきましたが、立派なパイプオルガンがあり、オルガニストの指導を受けることもできるということでした。本当に厳かな雰囲気のある素晴らしい建物です。


校内のご案内をしていただいて、先生とお別れしたのですが、ちょうどお昼時ということもあって、大学との共用になっている食堂へ向かいました。ここはそれほど広くはありませんが大変新しい施設のようでした。格安のお食事をいただいていると、ちょうど先ほどご説明を受けた先生が、生徒さんとにこやかに語り合いながら食堂へ入って来られました。先生と生徒の距離が近いんだなあ、というふうに感じました。生徒さんも大変しっかりなさっている御様子でした。


食堂へ行く道すがら、大学の建物を通らせていただいたのですが、ヴォーリズの建築物の残る関西の学校のうちで、最も美しいものの一つではないだろうかと感じました。まるで異国にいるような感覚になりました。階段一つ、窓一つとっても非常に美しく、落ち着いた佇まいです。スパニッシュスタイルの建物に囲まれた中庭も雰囲気があります。大学図書館への入り口も素敵で、そこへの階段を中学か高校の生徒さんと思しき人が駆けるように上がっていかれました。大学の図書館を利用することもできるようです。


大学内の美しいドアと階段大学内静謐な大学内の通路  大学図書館の入り口図書館
緑に囲まれた落ち着きのある環境、そして知的レベルの高い生徒さん達と出会える大変素晴らしい学校に思えました。けれど入学後は自ら積極的に関わろうとする姿勢や、高いレベルの授業についていく努力が求められるでしょう。それだけの価値はある学校ではないかしら、と思いながら岡田山の坂をくだっていきました。                      (写真はクリックすると大きくなります。美しい学校です。ぜひクリックなさってみてくださいませ)

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