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公立小学校先生からのご寄稿

お仲間のお知り合いで、大阪府のある市で小学校の先生をしていらっしゃる方からご寄稿いただきました。 とても参考になるご意見です。沢山の子どもさんと保護者を見ていらっしゃるからこそ、分かるものもあるのだと思います。


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子どもは体験を通してさまざまな力を身につけていきます。五感をフルに活用して初めて、”わかる”と認識するといいます。教師としての経験が浅い私ですが、生活経験が豊富な子どもほど勉強がよくできる子が多いように見受けられます。                 


低学年のうちは、学校で習うことの大半が生活に結びついています。体験が乏しいと「わからない」「できない」の連続で苦手意識を持ち、この初期に芽生えた苦手意識は中学年、高学年、と尾を引いていきます。ですから、まず、入学前から保護者の方が、子どもと共に何気ない草花に関心を持って観察したり、スーパーでの買い物を楽しんだりしながら生活(遊び)の中で子どもの能力を発揮させていくことが大切だと思います。しかし、生活体験が乏しくても成績が良い子もいます。でも、こうした子ども達に共通しているのは応用力のなさです。公式が無いと問題が解けなくなり、お手上げになってしまいます。主体性が育っていないため自ら考えて解決できないのです。                                                


生活経験は、自分が住んでいる地域を基盤に体験します。公立小学校では、地域との連携を盛んに行っています。                                                              子ども達は地域に生きています。子ども達も一市民であり、地域と関わることは社会の入り口に立つことです。地域から学ぶことでたくさんの発見があります。地域での本物体験は感動体験となります。大人との出会いは大人への夢を育みます。(早い子は三年生位で、自分の進路を決める子もいます) ですから、一年生から六年生まで、地域の中で主体性や夢を育めるのは公立小学校のメリットではないかと思います。                                                 


しかし世の中は物騒になり、子どもだけを外で遊ばせることもできにくく、いい学校に行っていい成績をとることが、子育ての成功のように取り上げるマスコミの風潮もあります。今の若い世代にとっては、我が家の子育てに対する他人の評価をも、気にしなければならないというストレスも付け加えている気がします。                                                           


我が子の個性や能力は、学校や社会の中で成長するにつれ、保護者の方も子どもも自然に感じ取っていくものだと思います。そして、子どもによって将来を決める時期に個人差があると思います。                                                       私は、子どもにストレスを与えてエリートに育てるためのレールを敷くのではなく、周りの大人が粘り強く肩の力を抜いて、子どもの能力の開花をゆっくり見守ってあげることが大切だと思います。


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海外での子育ての場合、地域との連携をどのように取っていくのかというのは、親に任される部分も少なからずあると思います。どうぞ、できる範囲で工夫してみてくださいね。                                                    帰国なさったあかつきには、上記の先生の文章も参考に、親がレールを敷ききってしまうことなく、子どもの良さを伸ばすことを考えていきたいものです。

テーマ:子育て・教育
ジャンル:学校・教育
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