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高校入試の内申点  ー絶対評価と相対評価ー

①帰国して日本の公立高校を一般受検しようとした場合、または②帰国後いったん私立中学または国立中学へ入って公立高校を一般受検しようと思った場合、内申点の問題が出てきます。

海外から帰国した場合、公立高校を帰国枠ではなく一般受検する人は殆どが日本人学校出身者だと思います。その場合、帰国後はその府県に居住する(校区がある場合は校区内に居住する)といった受検資格の許可を得る必要があります。ですが、これは大抵問題無いことでしょう。

気になるのは調査書と言われる内申点です。これは受検する府県の様式に合わせて、日本人学校の先生に書いて貰う必要があります。

同様に、いったん、私立中学や国立中学に入られて、そこから公立高校を受検する場合も、府県内(または校区内)に居住するといった資格は充たさなければいけません。 そして、やはり調査書(内申書)を中学の先生に書いて貰う必要があります。


さて、ここで一つ問題があります。というのは、最近は大阪府以外は殆どが絶対評価で点数を付けています。しかしながら大阪府の公立高校一般受検では10段階評価の相対評価方式が取られています。 日本人学校や私立校、また他府県から大阪府の公立高校を受検する場合は、ここで内申点の換算が難しくなってきます。

大阪府教育委員会に確かめましたところ、大阪府はその学校での生徒の相対的な位置(評定別の人数が何人かといった分布)が分かるものを提出してもらい、決められた計算式にのっとって各公立高校が内申点を換算するということでした。そして、内申点と当日の試験の点数の配分についてはいくつかのパターンがあり、各学校はどれかのパターンかを選択し(どれを選択するかは10月頃に発表されるが、毎年、大きな変動はない)、計算をして合否を決めるということでした。

ですので、レベルの高い中学に通っていた場合は、若干、不利になる可能性はあります。そのあたりは、少し知っておかれたほうが良いかと思い、記事にいたしました。


なお、各都道府県の高校入試の調査書の様式はどのようになっているのかを、少し調べてみました。
・大阪府  学習成績分布表
       http://www.pref.osaka.jp/attach/6221/00035299/HS16.pdf
       3年生徒の成績一覧表 
       http://www.pref.osaka.jp/attach/6221/00035299/HS17.pdf
・兵庫県  学習成績分布表 (5のA)
       (3年生徒の)成績一覧表 (5のB)
       http://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/H22senbatu/HP/H22youkou_HP_mokuji.htm
・奈良県  学習成績分布表 
       http://www.pref.nara.jp/secure/30015/H22bunpuhyoutate.pdf
       (3年生徒の)学習成績一覧表 
       http://www.pref.nara.jp/secure/30015/H22ichiranhyou.pdf
・和歌山県 (3年)生徒成績一覧表 
        http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500200/22shoyoushi/youshi-5.pdf
・京都府  特に無し 
       http://www.kyoto-be.ne.jp/koukyou/cms/?action=common_download_main&upload_id=61
・滋賀県  様式は発表されていない

上記の成績一覧表は必ずしも必要ないようです。各教育委員会にご確認ください。


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英語の次は中国語の時代?

英語ができると、世界が広がりますよね。 世界中に英語を使える人間の数は多いわけですし、本にしろ、ネットにしろ英語で発行されているものの数は膨大です。

さて、次になにか言語をマスターしたいと考えた時、最近は中国語を考える人も多くなってきたようです。確かに、すぐお隣の中国はビジネスにおいても、またいろいろな交流においても、ますます重要な意味を持ってきていますよね。

こんな記事が出ていました。「留学先が映す構造変化」(太字はピアーズ)
 「英会話学校の相次ぐ破綻の背景には、新聞報道などでも伝えられているように、日本人留学生の米国離れがあるのかもしれない。文部科学省が設置する中央教育審議会によると、米国への日本人留学生は、1994年には42,843名であり、全日本人留学生の78%を占めていた。しかし、この数は、2006年に35,282名まで減少し、全日本人留学生に占める割合も46%まで下落している。米国InstituteofInternationalEducationが発表したレポート「OpenDoors2009」でも、2008~2009年の学期において、米国における日本人留学生数は29,264名となり、前年同期比13.9%減少している。

  米国に代わって、日本人留学生が増加しているのは中国である。中央教育審議会によると、中国への日本人留学生数は、1994年が5,055名で全日本人留学生の9.2%であったのに対し、2006年には18,363名と全日本人留学生の24%を占めるまでに増加している。」

「また、中国への留学費用は米国に比べると、格段の割安感がある。米国CollegeBoardの調査「TrendsinCollegePricing2009」によれば、米国の4年制大学の年間授業料の平均は、公立大学で17,460ドル、私立大学は25,177ドルとなっている。一方、北京の日本大使館ホームページのデータによれば、中国の4年制大学の年間授業料は、公立が5,450ドル、私立大学が8,800ドルとなっている。

  留学生にしてみれば、今更アメリカに留学しても就職で特に有利になるわけでもなく、MBA(経営管理学修士)をとっても、(かつては高い人気を誇った)欧米資本の外資系企業に就職できる程度では動機付けとしては弱い。費用対効果の面でも、中国への留学が魅力を増しているのだろう。」

政治においても日中関係は重要です。そして政治家も「中国留学組」が大活躍をしています。http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=40314&type=1 
蓮芳議員は北京大学、菊田真紀子議員は黒竜江大学、武正孝一外務副大臣は山西大学・・・・といった多くの議員が中国留学経験を持っているそうです。

つい最近、アジアの大学ランキング2010年版がQS Ltd.というところから発表されましたが、http://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings/overall 香港の大学が1,2,4位を占めていて、5位に東大が入っています(分野によって順位は違いますが)。 ランキングがどのくらいアテになるかは分かりませんが、高い評価を得ていることは分かります。