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関西・高校模擬国連大会を見学してきました。

第17回関西高校模擬国連が6月27日(水)~29日(金)の3日間、京都の国際会館(会議場)で行われました。初日に行ってまいりました。もっと早くアップすれば、見に行けた人もいらっしゃるのに、忙しくてアップできなかったことをお詫びします。例年、この時期に開かれますので、ぜひ来年は行ってみてください。京都外大西高校が連絡先となっています。


さて、今年のテーマは「児童労働」です。参加校は                         大阪YMCA国際専門学校       関西外語専門学校   関西創価高校                            京都産業大学附属高校(今年開校) 京都外大西高校    立命館宇治高校                        岡山学芸館高校                                              の7校です。岡山の高校以外は関西ですね。私は国連の運営の仕方について、全く無知なのですが、いずれ、これらの学校のうちの幾つかの伺った際に、詳しく尋ねてきます。     


会議は2つの会場を使用して行われていました。真ん中に議長と書記ともう1名の計3名が座っています。その手前にぐるっと二重に机が置かれて、国ごとに2名が1チームになって、座っていました。ざっと見回した感じでは、2/3が女生徒です。外国人の先生が手前にたくさんいらっしゃいました。それぞれの学校の先生のようです。pageという名札を付けた生徒がぐるぐると周囲を周って、メモ用紙を受け取り、他チームに回しています。他国への質問事項などを書いて渡しているようです。


児童労働について、各国の状況報告、そして児童労働を止めさせるための案などが話し合われていました。各チームが手を上げて、議長に発言を求め、国名を言われると発言します。途中で先生が、他国の案を非難するのではなく、協調的に話を進めてもらいたいと語っていらっしゃいました。もちろん、すべて英語です。帰国子女のような感じの生徒もいましたし、日本で英語を学んだ感じの生徒もいましたが、皆、とても積極的に発言しています。ほんとに驚きました。日本の将来は明るい、と感じた日でした。


京都国際会館付近の景色京都国際会館の近くの景色。比叡山がすぐ近くです。

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公立小学校先生からのご寄稿

お仲間のお知り合いで、大阪府のある市で小学校の先生をしていらっしゃる方からご寄稿いただきました。 とても参考になるご意見です。沢山の子どもさんと保護者を見ていらっしゃるからこそ、分かるものもあるのだと思います。


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子どもは体験を通してさまざまな力を身につけていきます。五感をフルに活用して初めて、”わかる”と認識するといいます。教師としての経験が浅い私ですが、生活経験が豊富な子どもほど勉強がよくできる子が多いように見受けられます。                 


低学年のうちは、学校で習うことの大半が生活に結びついています。体験が乏しいと「わからない」「できない」の連続で苦手意識を持ち、この初期に芽生えた苦手意識は中学年、高学年、と尾を引いていきます。ですから、まず、入学前から保護者の方が、子どもと共に何気ない草花に関心を持って観察したり、スーパーでの買い物を楽しんだりしながら生活(遊び)の中で子どもの能力を発揮させていくことが大切だと思います。しかし、生活体験が乏しくても成績が良い子もいます。でも、こうした子ども達に共通しているのは応用力のなさです。公式が無いと問題が解けなくなり、お手上げになってしまいます。主体性が育っていないため自ら考えて解決できないのです。                                                


生活経験は、自分が住んでいる地域を基盤に体験します。公立小学校では、地域との連携を盛んに行っています。                                                              子ども達は地域に生きています。子ども達も一市民であり、地域と関わることは社会の入り口に立つことです。地域から学ぶことでたくさんの発見があります。地域での本物体験は感動体験となります。大人との出会いは大人への夢を育みます。(早い子は三年生位で、自分の進路を決める子もいます) ですから、一年生から六年生まで、地域の中で主体性や夢を育めるのは公立小学校のメリットではないかと思います。                                                 


しかし世の中は物騒になり、子どもだけを外で遊ばせることもできにくく、いい学校に行っていい成績をとることが、子育ての成功のように取り上げるマスコミの風潮もあります。今の若い世代にとっては、我が家の子育てに対する他人の評価をも、気にしなければならないというストレスも付け加えている気がします。                                                           


我が子の個性や能力は、学校や社会の中で成長するにつれ、保護者の方も子どもも自然に感じ取っていくものだと思います。そして、子どもによって将来を決める時期に個人差があると思います。                                                       私は、子どもにストレスを与えてエリートに育てるためのレールを敷くのではなく、周りの大人が粘り強く肩の力を抜いて、子どもの能力の開花をゆっくり見守ってあげることが大切だと思います。


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海外での子育ての場合、地域との連携をどのように取っていくのかというのは、親に任される部分も少なからずあると思います。どうぞ、できる範囲で工夫してみてくださいね。                                                    帰国なさったあかつきには、上記の先生の文章も参考に、親がレールを敷ききってしまうことなく、子どもの良さを伸ばすことを考えていきたいものです。

テーマ:子育て・教育
ジャンル:学校・教育
京都市・乙訓地域の公立高校学区の変更予定

京都で帰国生徒の多い地域である京都市と乙訓地域の公立高校の学区が来年から変更になるかもしれないようです。今までは4通学圏だったのですが、それを広げて2通学圏にする予定だそうです。しかし、全国で数少ない総合選抜制度は維持されます。懇談会という諮問委員会からの提言ですが、早ければ来年の入試から実施されるとのことです。http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070627ddlk26040596000c.html


この地域の帰国生徒は同志社国際や立命館宇治に進む生徒が多く、また帰国枠受験ができる学校は京都府南部で鳥羽高校しかなく、一般受験のこういった話はあまり関係無いかもしれませんが、お知らせだけはしておきますね。

男の子と仕事 (学歴について)

この間、メールをいただいたので、無い頭を絞って、またちょこっと考えてみました。                 男の子の場合、どうなんだろうなあって。


男の子の場合、就職については学歴(学校歴)が大事という話は、お母さん方からよく聞きます。確かにそういう面は今でもあるようですね。確か、本田氏の調査でも、ある程度、相関関係はあると出たようでした。                                         そのせいか、男の子のお母さんは、かなり学歴にこだわりがある方も見受けます  (ブログ読者の方たちとかじゃなくて、他のところで)。子どもが大学へ入ってしまったあとは、本人が自分で考えて就職活動もやっていくわけですから、最後に多少なりとも親が関与する部分なのかもしれません。


でも、実際のところ、学歴ってそんなに大事なんでしょうかねえ。私が思うに(勘違いかしら?)、男の子が会社勤めをする場合、結局は仕事が出来るヤツかどうか、ってことが問題になってくるのではないかしら、という気がします。仕事が出来るヤツになるためには、大学時代にいろいろなことをやってみるのも良い経験になります  よね。アルバイトであれ、クラブ活動であれ。 その中で対人関係を学んだり、責任感を持って仕事をすることを学んだり、何かを人と協同してやり遂げることを学んだり、etc.。


そういった学びがあれば、学歴をも撥ね飛ばせるような気がするのですが・・・。もちろん一般常識とか、いろいろ必要なものはあるでしょうし、職場によっては高い学歴が必要なところもあるでしょう。でも、その子がその子なりに、適した職場で仕事がちゃんとできればやっていけるんじゃないかなあ、なんて思ったりするんですけど・・・。これって、私の勘違いなんでしょうかねえ。現実は違うんでしょうかねえ。                      そう考えれば、お母さん方の学歴信仰も少しは融けて、余裕も出てくるかなって思うのですが・・・。                                                                            (しかし世の中、出来るヤツばかりではないので、最後の砦&鎧としても機能する専門知を、本田氏は提唱しているのかなと思います。好きこそモノの上手なれ、といったような。ただし、その鎧は柔らかいものであって、いつでも修正や方向転換できるものであってよい、ということです。)                                                                 


もちろん、高い学歴があって困ることは無いから、頑張ってもらうことも大事ですし、その頑張りの中から得られるものはあるはずですから、それはそれでとってもいいことなんですけどね。そういう面があるからこそ、今までは能力選別の手っ取り早い手段として、学歴が機能してたのでしょうし、その部分は今も完全に失われてしまっているわけではないのでしょうけれど。


(以上は会社勤めをする男の子の場合で考えてみました)                  世の中のお父さん方、教えてくださいな。

テーマ:働くということ
ジャンル:就職・お仕事
大阪女学院中学校・高校を訪問しました。

大阪女学院は大阪の街中にあります。地下鉄(長堀鶴見緑地線)玉造駅を下車し、一番西側の出口1番を上がります。上がると広い通りに出ますから、そこから一筋北側の通りへ行きます(どの道から行かれても大丈夫です)。その道沿いには大阪女学院大学への入り口(南側)がありますが、中学高校の玄関は西側の広い道沿いです。都会の真ん中ですが、ゴミゴミはしておらず閑静な環境です。                                                         もしJR環状線玉造駅から行かれるなら、改札を出て西端まで行き、そこを左折して、広い道沿いのアーケードを通り抜けると地下鉄玉造駅への入り口があります。地下を通って地下鉄改札を過ぎて上記の地下鉄1番出口から出られると、殆ど雨に濡れることも、あまり紫外線を浴びることもありません。環状線玉造駅は小綺麗になっています。


右手が校門右手に校門 校門校門                  
学校に入ると、そこは街中とは思えないほど緑があって、よく手入れがされています。高校には以前訪れたことがあるのですが、高校の先生はお忙しいらしく面談の予約が取れず、今日は中学校の帰国担当の先生にお話をお伺いいたしました。玄関を入って、真正面に講堂兼チャペルがあって、左手が高校校舎、右手が中学校舎になっています。高校校舎はヴォーリズが建てたものに少し手を加えて耐震工事を施されました。


校舎配置図チャペル右が上の校門チャペルと高校校舎右がチャペル

この学校は、帰国受け入れについては長い経験を持っておられます。かつて大阪にある大手電機会社の海外展開に伴い渡航した子ども達の受け入れを依頼されたのが始まりだと伺ったことがあります。


まず先生は、帰国の資格についてお話くださいました。必ず保護者との同居が必要であること、帰国後1ヶ月以内に面談をすること(中学校4月入学の場合は、小学校5年の1月以降に帰国し、帰国後6ヶ月以内に面談をしておくこと)、また合格すれば必ず入学する専願のみであることをお教えいただきました。中3での受け入れはしていないということです。ただ、学校としては出来るだけ積極的に受け入れていくという方針でいらっしゃるとお話くださいました。帰国生徒は平均して1学年に2,3人居るそうです。生徒数は1クラス40人弱で中1、中2は7クラス、中3は6クラスになっています。全生徒数にずっとそれほど変化は無いのですが、よりきめ細かく対応していくために1クラスの人数を減らされたそうです。                                                  


入試問題は帰国生徒も一般生徒と同じ問題を課されます。去年の入試問題も下さいました。ただ国語についてはそのうちの20点分を作文に配点されています。そして、試験の中で最も重視されるのがこの作文だそうで、入学後に勉学についていけるかどうかの判定をなさるということでした。入学後は一般生徒との混入方式なので、日本語力が必要ということなのでしょう。もし遅れている科目があれば、一般生徒と同様に放課後や昼休み、時には土曜日を使って補習をしていきますと仰っていました。(高校の帰国入試は国・数・英の3科目です。HPをご覧になってください)                             


数学については中3ではクラスを2分割して授業を行うそうです。2学期までは出席番号で2分割、3学期は習熟度別の2分割ということでした。中3の2学期までに中学分野を終えるそうです。                                           英語については、ネイティブの先生が4、5人はいらっしゃりアクティブ・コミュニケーション(AC)という授業では、中1・中2は2人の先生のティームティーチングで、中3になるとクラスを2分割して、生徒達は週毎に日本人の先生とネイティブの先生の交替で授業を受けるということでした。教科書を使う授業では、普通の検定教科書とともに3冊ほど問題集を使用して、より深く学習をするそうです。                       国語については古典に早くから取り組むということでした。


この学校では校内で弁論大会が開かれます。国語の授業の中で、文章を練らせ、それを発表させ、優秀なものは講堂での発表となるようです。                    中学では英語暗誦大会も行われます。優秀な生徒は校外の英語スピーチコンテストに参加するそうで、高円宮杯の優勝杯が他の様々な優勝盾などともに飾られていました。高校では英語科があるのですが、その科に入ると引き続きそういった勉強を深めていくそうです。そこでは週に英語が11,2時限はあるということです。


高校では普通科文系コースと普通科理系コース、そして上記の英語科に分かれます。これは1年生から分かれます。普通科では3年になるとそれぞれ、さらに私立受験と国公立受験に分かれます。英語科では2年から私立と国公立が分かれるということです。高校から入る帰国生徒も、本人の意思と学力を考慮して、どの科でも選択することができるそうです。


この学校の特徴の一つは、宗教教育が盛んなことです。プロテスタントですが、先生がおっしゃるには、おそらく大阪で一番、宗教教育に熱心な学校ではないか、ということでした。先生方は全員がクリスチャンだそうです。毎朝の礼拝もありますし、各教室にはそのためのオルガンも備えられています。また生徒手帳には年間と月間の聖句が印刷されていて、毎月前半と後半に分けて2つの聖句を朝の礼拝で唱えるそうです。そうやって精神的な深みを子ども達に伝えていかれるのでしょう。6月の花の日礼拝では、近隣の病院や老人ホームに子ども達が花束を持参して渡すといったことをなさっています。


クラブ活動もなかなか盛んで美術部や吹奏楽、テニス、バトンなどが特に盛んだとおっしゃっていました。また変わったところでは「ありらんの会」というのがあって、韓国朝鮮の民族舞踊を踊ったりするクラブもあります。鶴橋も比較的近く、また在日の生徒さんもいらっしゃるそうで、皆で美しく着飾って、文化祭や地域の祭りで踊りを披露するということでした。クラブ加入率は6、7割にはなるでしょうと仰っていました。遠くから通う生徒さんでも、クラブに取り組む生徒は取り組んでいますとのことです。          


大学進学については、国公立や関関同立を含め私学にたくさんの合格者を出していらっしゃいます。また理系では医学部や理学部。工学部などいろいろな分野に進まれる生徒さんが居ます。その他美術や音楽の方面へ進まれる方もいるとか。互いに刺激しあえるお友達に巡り会えるのでしょう。


お話を伺ったあと、校内を御案内くださいました。廊下には生徒達の、白黒の繊細な切り絵作品がたくさん飾られています。LL教室とコンピュータ室は高校も使われるとかで、かなりの台数の機材が揃えられていました。もし調子の悪い機械があっても、問題なく授業が行えるようにということだそうです。LL教室は2つありました。また理科室では生徒達が何か実験をしているようでした。美術室近くの広い廊下には、沢山の油絵作品が置かれていました。美術部が熱心に活動しているそうです。美術では陶芸も行われていて、電機釜のほかに、薪をくべる登り窯まであるそうで、生徒達は泊り込みで薪をくべるということでした。相談室(カウンセリングルーム)もあって、そこには毎日カウンセラーが来られるそうです。生徒達は予約して相談を受けます。これは進路相談ではなく、心理相談を主にするお部屋だそうです。                          教室も見せていただきました。廊下側にもガラスが多用されていて、室内が明るい様子です。木の枠が使用されているので、温かみも感じます。ガラスを通して、室内もよく見ることができました。建物は地下を含めると5階建てになっているそうです。


それから外に出て、食堂やテニスコートも拝見しました。食堂は大変広く、すぐ隣にある大学生とも共用で、焼きたてのパンが並べられ、美味しそうな匂いが漂っていました。プールは図書館のある建物の上の屋外にあります。図書館も見せていただきました。大学との共用で、それだけに冊数は大変多いそうです。大学で使用する英語の本もあるようでした。またコンピュータも置かれていて、そこには海外から留学してきている制服姿の外国人の生徒さんが座って、何やら打ち込んでいました。留学生は国語などの授業は、どうしても難しいので、そういった空き時間にこの図書館を利用されるそうです。本校は留学生がよく来る学校で、オーストラリアの姉妹校などから来られ、来られた人数と期間に相当するだけ、日本からも留学をするそうです。


図書館の向こう側にはグラウンドがありました。グラウンドのきわにはスタンドがあって、体育祭ではそこで人文字大会が開かれるそうです。生徒達は放課後、熱心に人文字作りに励んで、当日は熱い応援合戦が繰り広げられるとおっしゃっていました。高校の校舎には入りませんでしたが、高校には茶道のための和室もあるそうです。


ヘイル・チャペルと呼ばれる礼拝堂兼講堂にも入れていただきました。十字架もなく、特に飾りもない簡素さが、この礼拝堂の特徴だそうです。ここでクリスマスには、キリスト生誕劇やツリー型をした聖歌隊の合唱が行われるそうです。


街の中のオアシスのような緑豊かな空間、宗教に根ざした情操教育といった特徴を持ちつつ、高い大学進学実績を持つ学校です。大学進学に汲々とするのではなく、生徒達は自然体で取り組んでいるような感じを受けました。

メールを戴きました。有り難うございます!

ブログを読んでくださっている方から、メールをいただきました。嬉しく拝読いたしました。


その方は男の子さんだそうです。「手に職」タイプじゃなくて、きっとサラリーマンになるでしょう、と書かれていました。だから、大学はじっくりと考える時間にもなると思う、とのこと。ほんと、そうですよね。いろいろなことにチャレンジしていく中で、また就職活動を通して、自分の道を見つけていかれるのだろうと思います。


特に男の子は、ずっと働き続けることが普通ですし、今でも会社が育ててくれる部分も大きいと思います。最近は女子でも同様になってきていますね。だから、別に「手に職」じゃなくったって構わないと思います。                                       


ただ、今でも比較的、女性はいろいろなことで自分の働きを続けられなくなったりしがちかな、といろいろな方の子どもさんを見ていても、感じるのです。そうした場合、どんな切り口でもいいから、何かを持っているといいかなあ、なんて・・・。本田氏も書いていますが、その切り口はなんだっていいんです。いわゆる「手に職」的な専門職といったもののみを指しているわけじゃないみたいです。


仕事は一つのアイデンティティの発露、といった気もします。仕事だけがアイデンティティじゃないですけど、何か自分らしいものがあって、それが収入に結びつく社会的なことであればいいだろうなあ、と夢想したりして・・・。←これって私の自己反省かもしれません。私には何も無いなあ、なんてネ!

テーマ:子育て・教育
ジャンル:学校・教育
私立小学校のこと  キャリアビルディングのこと (お仲間との対話から)

今日は最近、お仲間と話し合ったこと2つについて書いてみたいと思います。         皆さんのお考えも、お聞きできる機会があれば嬉しいです。


★一つは、私立小学校について。                                    最近、関関同立の小学校が次々に開校されようとしています(既に開校しているところも)。その中の一つに子どもさんを入れた方が、つい最近気付かれたことなんだそうですが・・・。入れられる前に気付かれないのが、ちょっと私としては不思議な感じもするのですけれど。それは、大学の学部に理系のバラエティが少ない、ということです。                                                         


関関同立クラスの私立大学付属校は、大学までの進学が前提です。16年間のスパンで教育を考える必要があります。すなわち基本的には大学にある学部に進学することになるのです。となると、例えば医学部、薬学部などは無いところもあります。また建築がやりたいと思っても、そういう学部が無かったり・・・。主に理系への進学については、学部が限られることが多いです。もちろん他大学への進学も、全く不可能というわけではありません。けれど、現実問題、子どもさんが付属校に入って、どれだけ外部へ進むための受験勉強をなさるかは不明です。なかなかハードな道ではないかしら、と思われます。立命館守山は理系に力を入れていて医歯薬進学コースを設けていますが、珍しい試みだと思います。それぞれ私立付属の小学校は素晴らしい教育をしていると確信します。けれど、やみくもに選択するのではなく、よく考えてなさってくださいね。お金もかかりますしね。でも、小学校で入れておいて良かったわぁということもあるでしょう。また将来的には、私立大学の理系学部も、大学間連携が盛んになって増える可能性も無くは無いでしょう。                                                                          さて、付属じゃない私立小学校はどうですか?というと、中学受験が当たり前な私立小学校の場合は、小学校でもお受験、中学もお受験となるわけですよね。それを当然と考えられるならそれはそれで良いと私は思います。          


よくお母さん方が心配されるのは、公立小学校の学習環境や子育て環境です。校区は、検討の余地があるでしょう。もちろん下町校区が良くないとは一概には言えません。いろいろな子ども達と交わるのは、私はとっても素晴らしいと思っています。その中で、どういう子育てができるのかは、十分考えていってくださいね。


★さて、もう一つ。それはキャリアビルディングに関することです。                 学生時代は、たとえ対象がどんなものであれ、一生懸命打ち込むものがあれば十分だという考えもあります。それも大いに良いことだとは私も思います。ただ、私は老婆心ながら、キャリアビルディングについても大人は十分、若者に意識させておく必要があるような気がするのです。                                       


以前にこのブログで本田由紀の「多元化する能力と日本社会」(5月10日付け)を取り上げました。その中で著者が書いているのは、これからのハイパーメリトクラシー化した能力が問われる時代に、その人らしい専門知識を持っていたほうが良いのではないか、という結論でした。若者への思い遣りを持っている著者の意見です。                  私もそれには、ある意味では非常に賛成です。特に女の子にとっては昔から「手に職」と言われていますが、有効な気がします。もちろん普通に大学を出て、普通にお勤めして、仕事内容が十分納得できるものであり、それを結婚後、出産後も続けられれば、それはとっても恵まれていることです。でも、なかなかそうはいかないこともあります。男の子でも、同じようなことはあるでしょう。それなりに納得できる会社に入れ、納得できる仕事ができれば幸せなことですが。


大人になっても、本人次第でいろいろな道は開けています。勿論おばさんになっても。けれど若い頃の方がチャンスは多いのです。自分に合う道をよーく考えてみて欲しいなあ、と思います。


最近、私が知った若者(男性)は公立中・高(特に進学校じゃありません)を卒業して、1浪して地方国立大学へ進学。けれど、2年で中退して宮崎の航空大学校へ入学をしなおして、今は副操縦士だとか。別に小さい頃から飛行機が大好きでパイロットになりたかった、というわけではないそうです。運動が好きで体力には自信があったそうですが。最近はパイロットも不足していて、視力検査は昔ほど厳しくはないそうです。                                                                     また、ある女性は、大学を出た後、普通に会社に勤めながらお金をためて、私立大学(超有名大学ではありません)の大学院へ入って臨床心理士の資格をとり、今は病院の先生としてお勤めです。優しい人柄で、ぴったりのお仕事のような気がします。いろいろ神経を擦り減らすことはあるかもしれませんが。    


その人らしく生きるため、自分を生かす仕事を見つけて欲しい、と私は心から願っていますし、お母様方もそういう支援をしてさしあげられたらいいかしら、と思っています。もちろん、最終的には本人の意思と努力になるのですが、年長者だから、また子どもをよく知っている親だから分かることもあるのでは、と思うのです。以前は学歴が能力を証明するものとして威力を発揮しましたが、今の時代はそうではありません(多少は相関性はあるでしょうが)。  思い込みでなく、広く世の中を知ることが大切ですよね。お父さんの意見も参考になることでしょう。(ただし思い込みの強いお父さんでは、困ることもあるかもしれませんね。世間を知っている柔軟な発想のお父さんが好ましいかな?!)

テーマ:子育て・教育
ジャンル:学校・教育
関西学院中学部・高等部へ行ってきました。

関西学院中学部・高等部にお伺いしました。阪急甲東園からバスで5,6分。バス停で降りるとそのまま進行方向へ進みます。手前に高等部、その先に中学部があります。紫陽花の緑が美しく、スパニッシュ様式の建物とマッチしています。                  関学は来年から小学校を開校しますが、1年・2年・3年を受け入れます。そこで、その子ども達が中学に入学する段階で(5年後)中学部から共学化が始まります(現在のところは中高とも男子校です)。


中学部の前には青銅の白木真寿男像があります。須磨の沖で従兄を助けに海に飛び込んで自ら犠牲となった当時旧制中学5年だった関学の生徒です。人のために尽くす関学のモットー”Mastery for Service"を体現した像です。中に入るとヴォーリズの建てた建物がクラシックな良い雰囲気を醸しだしています。ロノ字型の校舎になっています。      


緑の美しい中高への道緑滴る中高への道中学部玄関中学部の前
中学部では①キリスト教主義(隣人愛)②読書③英語④体育⑤芸術の5つを柱に据えて、教育が行われます。                                          毎朝の礼拝を通して、またインドに井戸や教科書を送る運動を通して、学生募金や地域清掃活動を通して、隣人愛を体得していきます。                           読書については50年に渡る長い伝統があり、中学部だけの4万冊に及ぶ図書館、また大学の図書館を利用できるカードも戴き、10分間読書などに励みます。中学3年間では毎年校外学習レポートを作成し、3年の時には長崎への修学旅行を題材に、自分で選んだテーマ(平和はもちろん、キリシタン・チャンポン・カステラ・阿蘇の自然など様々だそうです)について調べて、現地調査もして200字詰め原稿用紙に100枚~150枚程度に纏める作業を行うそうです。大学の図書館は10時まで開いているので、レポート作成時にはクラブが終わった後に利用する生徒も居るということでした。                                              英語については「英語の関学」は有名で、独自のプリントなどを使って「使える英語」をマスターしていきます。英語弁論大会も開かれるそうですが、そのためには日頃から毎週1本のレポートを書いて添削を受けるとか、調べ学習の成果を英語で発表するといった準備段階から訓練していかれます。帰国生徒は一般生徒の大いなる刺激となっていると伺いました。                                                                             体育も重要な部分で、帰国枠入試でも体育実技があります。出来る出来ないといった部分を見ておられるのではなく入学後のことを考えて、動くのが苦手というのでは困るし、また一般生徒に対しては受験勉強で凝り固まることなく体を動かしてもらおうという意図もあるそうです。もちろん車椅子で受験するような場合には、座ったままボールを投げさせたりといった配慮もあるそうです。もちろん運動能力が人並み以上に優れていれば加点の対象となります。中学専用の体育館もあり、運動は学校の大きな柱となっていることがわかります。校内ではマラソン大会もあるのですが、先生方も一緒に走られるなど、「師弟同行」の精神はあらゆるところで見られるようです。教師の背中を見て育って欲しいという願いが先生方にもあるということは、今の時代には尚一層、有り難く感じられます。                                                 芸術については、讃美歌を通してもその陶冶が日々実践されていますが、吹奏楽やグリーといったクラブの活躍も目を見張るものです。10年間一貫教育のなかで芸術の分野にも力を入れる余裕も生まれるのだろうと感じました。


海外との交流についてお伺いしたところ、希望者はインド親善訪問があるということでした。インドでは貧富の差が激しく、井戸や教科書を寄贈している地域は非常に貧しいのですが、ホームステイをさせてもらうお宅は非常なお金持ちで、思春期の子ども達は大きな衝撃を受けるそうです。インドフリークになる子どもと、イヤになってしまう子どもに大きく分かれるとお聞きしました。インドからの学校訪問の際にはホームステイを提供なさるそうです。


当校では3学期制をとっていて、試験は年間5回あるそうです。土曜には土曜講座が開かれ、帰国生徒の場合は基礎国語や基礎数学を取ることが多いということでした。2・3年生になると沢山の講座が開かれ、第二外国語としては中国語や韓国語、また英語については進んだ講座も開かれます。数学に就いては基礎数学Ⅱという講座も開かれ、基礎固めをする生徒も居ます。この土曜講座の代わりに自宅や地域で課題に取り組むこともできますが、かならず課題は提出し、先生の評価を受けるそうです。


ビッグブラザーについてお伺いしました。中1の千刈キャンプでは中3生と大学生がビックブラザーとして参加し、メチャビー(めちゃくちゃラグビー)という泥んこラグビーといった恒例行事が催されるそうです。中2の1週間の青島サバイバルキャンプでは、高3生と大学生がビッグブラザーとして参加します。クラブの指導にも大学生が来てくれたりするそうです。中学生はこういった中で社会で必要な礼儀を学び、また先輩方の後輩への愛情を感じて、多くのものを学ぶのでしょう。                         ハウス制についてもお尋ねしました。これは学年縦割りでABCクラスの例えばAクラスだけがまとまって、週に1回の礼拝があったり、運動会でもそういった縦割りのハウス制で行われ、学年を超えた気持ちの繋がりを持ちます。



クラブも大変盛んだそうです。PTA活動も皆さん熱心で、お互いの交流もあり、また関学ファミリーとして一家で学校を支援される御家庭も多いようです。遠く2時間もかけて通学する生徒も居るそうですが、通学の車中で読書に励んだり、試験勉強をしたり、皆逞しいそうです。



入学試験についてお伺いしましたところ、体育実技については上記のような観点でご覧になっているということでした。国語・算数については入学後、一緒にやっていけるかどうかを見ていられるようです。国語については正確に読めているかどうか、また算数については計算力や間違い方はチェックされるようでした。一般入試の過去問を参考までに見ておいてくださいとおっしゃっていました。この学校は現地校やインターの生徒を主に受け入れているのですが、そういった生徒は英語力があるので、入学後に英語に費やす時間を国語や数学に振り向けることができるそうです。英会話面接では海外での体験や国際性を見られます。英語科の先生とネイティブの先生の面接になるそうですが、他にも二人ほどの先生がお聞きになるそうです。親子面接では4人の先生との面接になるそうです。生徒の人柄や能力をご覧になります。先生がおっしゃるには、好奇心やチャレンジ精神があって、人の話がちゃんと聞けて素直なら、入ってからきっと追いつけます、ということでした。作文については、海外体験を書いてもらって、面接の材料とするそうで、内容が良いものを期待されています。日本人学校出身者で一般受験した場合は、小学校歴に海外学校について記載があれば、ボーダーの場合は考慮しますということでした。また英検合格などがあれば書いておくと良いそうです。


高校へは殆ど全員が進学できるそうです。しかし関学に無い医学部などへの進学を目指して外部へ出る生徒も居たり、野球がしたいといって野球の強い学校へ進む生徒もたまに居るそうです。この学校はマラソンなどもあり、いろいろな行事もあって、ごくごく稀に、それがしんどくなって不登校気味になる生徒も居るそうですから、なんにでもチャレンジするといった逞しさは必要な学校なのだろうと思います。


中学部では制服通学、また高校では私服やバス通学も許されるといった面から、中学は厳しいというイメージが世間ではあるようですが、先生がおっしゃるには、子どもの発達段階から考えて、中学ではいろいろなことをやらせ、生活習慣も身につけさせ、その上で、高校になると自分の得意なもの、好きなものを見つけて伸ばしていくといったやり方をしている、ということでした。


正面が高等部、右が礼拝堂、左が中学部体育館正面が高等部高等部の中庭高等部の中庭


さて次に高等部について書いていきます。高等部は新しい建物ですが、他の建物と同じ様式で周囲と美しく調和しています。やはりロノ字型になっていますが、中学部より一回り大きいかんじです。高等部の向こう側には、大学の新しい学部である社会福祉学部の建物が建設中です。さて、中に入ると「すべての人の僕たれ」と大きく墨書された額がかかっています。ちょうど礼拝が始まる直前で、生徒達は礼拝堂へとクラス単位で入っていくようでした。制服を着ている生徒も割合見かけましたのでお聞きしたところ、最近は制服を着る生徒が増えてきたということです。また式典があるときには、必ず制服を着用することになっているそうです。


まず入学に就いてお伺いしました。この学校の帰国枠受験者数と合格者数はHPの入試情報に5年分が載っています。あまり不合格の生徒がいないのは、事前の面接でよく話し合われるからのようです。現地校やインター出身の生徒を主に受け入れているので、英語はやはり一般生徒よりは難しい問題になっているそうです。しかし国語では古典はなく、そのかわり作文となっていますし、数学は少し易しく問題が作ってあるので、60%程度の得点は要るそうです。親子面接では3人の先生とお話すると伺いました。


卒業後のことについてお聞きしましたところ、成績と第一希望を話し合いによって、摺り合せていくということでした。最近は商学部の人気が高いそうです。関学に無い医学部・薬学部・工学部を外部受験する生徒は、センター試験に出願した段階で関学の推薦は無くなります。また早慶などに進む場合、12月までに結果が出ていて、成績も推薦基準を十分充たしていれば、再び関学推薦をいただけるそうです。3年間の平均が60点以下だと推薦はいただけず、毎年5,6人ほどそういう生徒が居るということでした。また3年で英語力判定テストというものがあって、それが不合格でも関学に進めないのですが、それは再試もあるので、全員が合格できているそうです。


本校は3学期制になっています。英語と数学については習熟度別のクラスになっているということです。英語についてはネイティブの先生が3人いらっしゃり、オーラルは1クラスを半分に分けて授業を受けるそうです。英語弁論大会で優秀な成績を収めた生徒は外部のコンクールに出ることもあるそうです。                              高校2年になると4つのコースに分かれるのですが、現在のところ、言語コミュニケーションコースは2クラス/地歴文化コースは3クラス/現代社会・理数傾斜コースは2クラスとなっています。理系に進む場合は理数傾斜コースを取りますが、途中で文転して現代社会コースに変えることもできます。3年になると選択授業が週3コマあって、そこでは中・韓・独・仏といった第二外国語や大学連携授業なども選択できるそうです。


またこの学校の特色ある授業として、読書科があります。3年間かけて論文を作成するのですが、まず課題を設定し、研究の見通しを立て、情報を集め、それを考察し、結論を出して論文に仕上げ、プレゼンをし、さらに振り返って新しい課題を見つけます。論文は英語バージョンも作るそうで、優れた論文は学内でも発表の機会を与えられ、また大学の内部面接の参考にもされるそうです。                                  先生方はOBが2/3程度だということでした。


この学校はクラブもまた大変盛んです。アメフトやサッカー、ラグビーといった運動部のほかに、吹奏楽は5,60人の部員がいるそうですし、グリークラブ(合唱)もまた60人近い部員数があるということです。3時45分から活動を始めて7時ごろまで練習をすることもあり、朝はまた朝練もこなすそうです。クラブとの両立をしている生徒は7割は居るでしょうということでした。それでも堺や姫路から通う生徒も居るそうで、タフだなあと感心しました。


生徒の自治活動も盛んでアセンブリーという全校集会の時間が、毎週火曜日の朝25分間設けられ、学校への意見などが集約されて、学校に伝えられるそうです。自治活動は学友会と称され、学校のHPの中に独自のHPを設けています。クラブも学友会に所属する形となっています。こども会といった活動は、神戸女学院とともにやっているそうです。


海外にはアメリカやオーストラリアなどに、相互訪問といった交流をする学校があり、またYFUやAFSといった留学派遣機関を通じて留学する生徒も居るそうです。その場合は基本的には1年、学年を落とすことになるということでした。


紳士的な生徒が多い学校というイメージでしたが、中身はなかなか逞しい紳士のようです。関学の校風を愛し、何代にも渡って子どもを通わせる関学ファミリーがたくさんいらっしゃるのも頷けます。先生方は厳しくも温かい雰囲気をお持ちのように感じました。

昨日、茶話会を持ちました。

昨日、北新地の「雅(みやび)」というお店でランチをいたしました。とてもサービスの良い、みやびなお店でした。ランチ定食は3種盛りのデザートとコーヒー・紅茶までついて1050円。11時半から2時半まで、たっぷりとお喋りを楽しみました。                                次は、皆で温泉でも行って、一晩中語り明かしましょう、などという楽しいお話まで出てきましたよ。有馬温泉なら車出しますよーとおっしゃってくださる方もいらっしゃったり・・・。(でも太った裸を見せるのはイヤなので、温泉は却下させていただきますぅ)


さて、ピアーズでは二つの柱を中心としてやっていきたい、ということでお話させていただきました。一つは「子どもに関すること」、もう一つは「お母さん自身に関すること」です。子どもに関することもお母さんに関することも、必ずお父さんとも関係ありますよ!(と、お父さんにアピールです)


★まず「子どもに関すること」では教育が中心になりますが、一つはネットという媒体を使って、皆さんに費用負担をしていただくことなく、広く学校情報を提供していくことをやっていきたいと思っています。子どもさんに合った学校を選んでいただくための参考になれば、嬉しいです。求めていらっしゃるもの、また子どもさんの学力・性格・在外期間・場所もさまざまなので、できるだけ広く学校紹介をしていきますね。ただ基本としては帰国枠受け入れをしている学校をと考えています。日本人学校や補習校の先生方の参考にもなれば幸甚です。


教育に関することは、単に受験情報提供だけではありません。やはり最も大切なのは人間としての成長を助けることだと思っています。子どもの声を聴いて、見守る子育てをするためには、どういう親であればいいのか、ということも考えていきたいものです。                                                           単に受験学力ではない力をつけるためにはどういったことをやっていけばいいのか、海外で知った教育も含めて知恵を交換したいものです。読書会なども考えています。                                                また、絵本について興味を持っている方もいらっしゃるので、そういう面でも何かできたらと思っています。誠実で心優しい人を育んでいきたいものです。


私は個人的には、恵まれない子ども達の支援をしていけたらと思っています。それは日本に居る子ども達を含めてです。


★次に二つ目の「母親自身に関すること」です。子育ても大切ですが、仕事であったり、楽しみであったり、社会貢献であったり、母親も自分自身を大切にしていきたいものです。  


楽しみの部分では、美術館や音楽会などへ行ってみたりもいいなと思っています。自分達で企画して音楽会をしよう、というアイデアも出ています。


また、帰国後にいろいろなお仕事をなさっているお母様方をご存知の方もいらっしゃるので、そういう方達にインタビューさせていただく企画もあります。珍しい海外の国のお話を聞く企画も出ました。


私たち自身の将来、それもずっと先の老後のことについても、少しずつ知識を溜めていきましょう、というお話も出ています。老人介護の実状などを聞くことも、していくことになるでしょう。     


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いろいろなプロジェクトが少しずつ並立しますが、無理の無い範囲で、ぼちぼちと進めていけたらと思っています。楽しみつつ学んでいける集まりであることを確認できた茶話会でした。     ヽ( ^ー^)人(^ー^ )丿 

須磨学園を訪問しました。

新進気鋭の進学校、須磨学園を訪問いたしました。                                       三宮から地下鉄に乗り換え、板宿駅で降ります(山陽電鉄板宿駅も、殆ど同じ場所にあります)。進行方向一番前から改札に上がります。改札を出て、そのまま真っ直ぐに進むと、北出口東口がありますので、そこから地上に上がります。アーケードのある明るく広い商店街を通り抜けると、真正面にダイエーがあって、そこを左折して川沿いの道に出ます。すると、すぐ山手に須磨学園の校舎が望めます。川沿いの道を行き、校舎の下あたりの橋を渡ると、目の前に石段が現れ、そこから急に登りになりました。登りきると、下から見えたタンクのところに出て、そのすぐ右上に学園の入り口がありました。守衛さんがいらっしゃいます。振り返ると海まで見晴らせる素晴らしい眺めです。ここまで、徒歩15分程でしょうか。門を入って坂を登っていくと、日の丸が掲げられ日章旗がはためいていました。二つの校舎を結ぶ連絡通路の右手に事務室への入り口があります。


この手前を左折して橋を渡りますこの手前左折で橋へ両方から行けますが左がお勧め左がお勧め
この学校は以前は須磨女子高校といいましたが、1999年、須磨学園と改名し、進学を目指す共学の高校になりました。その後、2004年に中学校が開校し、中高一貫生は今高校1年になっています。2002年に共学1期生が卒業したのですが、それから今年の6期生まで、毎年、大学合格実績をどんどん伸ばし、例えば関学の場合、1期生16名から今年は107名にまで合格者数が伸びています。国立難関校への進学も増加しています。ただ、先生のお話によると、このところ浪人しても旧帝大への進学をしようとする生徒、また東大と同じくらいの難易度の国公立医学部を目指す生徒も増えて、今年は昨年までの現役合格率90%から少し下がりました、ということでした。


このような大きな学校方針の転換に大変尽力されたのは、1998年に就任された、校祖である西田のぶのお孫さんの現理事長だろうと思います。また2001年にはそのお兄さんである西和彦氏が校長に就任されました。この西和彦氏というのはアスキーを設立された人で、ビル・ゲイツと会って1979年にマイクロソフト社技術担当副社長となり、その後の日本のコンピューター黎明期を支えました。この西和彦氏が使用していたノートを参考に、プロジェク・トマネジメント・ノートとタイム・マネジメント・ノートが作成され、それを全生徒が毎週金曜日の1時限目を使って記入していくそうです。目標を定め、そのための自己管理と時間の計画的活用を習慣づけることに大きな役割を果たしているということでした。私も見せていただきましたが、それぞれ1冊ずつのバインダーになっており、3年間分が1冊で、中身を入れ替えてまた3年間使うそうです。どちらのノートも1週間分が1頁となっています。プロジェクトMノートでは1週間分の学習到達目標を書き込み、タイムMノートでその目標を達成するための時間割を割り振っていきます。その結果、ゆとりの時間を作る方法を身につけていくそうです。やった事を消していくことで達成感も得られるということでした。学習目標を達成していないのに、したというような嘘を書いた場合についてお尋ねしましたところ、そういうケースもあるが、それは毎日の確認テストや宿題提出状況ですぐ分かってしまうそうです。年5回の保護者会に加え、24時間ネット保護者会というPCを活用した方法で保護者とは緊密な連絡が取れるとも仰っていました。親からの疑問はすぐ受け付けてもらえるそうです。(海外からのお問い合わせも、どんなことでも、何度でも直接メールください、とのことでした)


現在のところ、帰国生徒は各学年に3名程度ずつ居るそうですが、過去に海外滞在経験もある生徒も含めると、全学年で50名以上になるでしょう、ということでした。帰国枠は高校だけにありますが、中学入試でも願書の裏に海外経験を記入すると、ボーダーの場合、選考の参考にしていただけるということでした。高校2年秋に現地校から帰国した生徒は、その後の頑張りで一般入試で一橋大学に合格されたそうです。ただ、もともとかなり勉強がおできになる生徒さんのようで、中学入試で既に難関校に合格していらっしゃったのですが、渡航されたそうです。誰でも出来ることではないだろうと思います。なお本校では予備校の先生も非常勤として勤務していらっしゃって、高校3年になると大学別、進路別に細かくコースを設定されており、予備校に通う生徒は殆ど居ないということでした。必要が無いということなのでしょう。                                                        高校は男女比が半々、中学では男女6:4くらいの割合だそうです。進路として理系を希望する女子も多いそうです。この学校のモットー「なりたい自分になる」ために、進路については十分に考えさせるそうです。高校2年での東京研修旅行では、東京の大学を自由に見に行かせたりもするということでした。                                 ただ、中高一貫生と高校から入った生徒とは全く教育課程が異なっているそうです。一貫生は1年間、前倒しで学習を進めているということでした。


英語の学習についてお伺いしましたところ、中学はオーラルなどはクラスを2分割してティームティーチングの二人で教えていらっしゃるそうです。英語圏出身の希望者には週1回、放課後に会話する機会があるということでした。                               中高一貫生は中2でアジア5カ国を8日間で回り、高1秋にヨーロッパ、高2春にアメリカにそれぞれ10日間ほど旅行します。こうやって世界を見て回るということでした。なお、アメリカではマイクロソフトやボーイングの本社なども、校長の関係で見学することができるそうです。こういった海外や東京などの研修旅行をすべて含めて、毎月2万円ずつの積み立てで賄えるそうです。(世界一周は中高一貫生のみ)                         


さて、帰国生の国語などの遅れについてですが、責任を持って面倒を見ていきます、と仰ってくださっていました。                                                   心の問題に関しては、スクールカウンセラーが3人常駐されており、また匿名での電話相談システムもあるということです。                                全ての面で面倒見の良い学校という感じを受けました。


帰国枠入試では、英・国・数・英作文・面接ですが、国語では古典は含まず、数学についても十分考慮してもらえるそうです。面接で大切にいらっしゃるのは、日本的な集団学習についていけるかどうか、制服といった地味な服装に抵抗感がないかどうか、日本の文化を好んでいるかどうか、といったところだそうです。帰国生徒の場合、勉学についていくためには積極的に質問することも大切なので、そういった積極性があるかどうかも、大きなポイントのようです。


須磨学園はマラソンにも強い選手が出ています。スポーツや芸術に精進する生徒も多いのですが、そういった生徒は学習でも頑張りが効いているそうです。3年後には中高一貫生も卒業することになり、これからますます進学実績が出て、志願者が増えていく学校なのだろうなあ、と思いつつ山に聳える校舎を板宿の街から振り返りました。

なお2008年4月に一部改訂をいたしました。ホームページをご覧になってくださいませ。http://peerskansai.web.fc2.com/kyouiku_corner/sumagakuen_chuu_kou.html

校舎国旗と校舎  山の中腹に建つ校舎板宿の街から望む

最近、大学附属校からでなくても

有名私立大学は、このところ大学附属校を増やしたり、また私立高校と連携したり、いろいろな高校の学校推薦枠を広げたりして、少子化に備えているようです。                (ある高校の先生のお話では、大学側は学力試験だけで通ってしまう、いろいろな意味で問題を持つ学生より、高校が推薦してくれる生徒のほうが安心という考えもあるからだ、ということでした・・・)                                           


小学校については、同志社立命館はすでに開校していますし、来年春には関学も宝塚に小学校を開校し、関大も再来年に開校します。同志社国際の小学校も数年後には開校予定という発表もありました。                                      


高校から大学についてですが、                                                           立命館は滋賀県にも立命館守山を開校しましたし、その他、関西大倉からは30名ほど、また千里国際など沢山の高校と高大連携プログラムを組んでいます↓ http://koudai.ritsnet.jp/koudair/agreement/index.php                     平安女学院高校の中にも「立命館・立命館アジア太平洋大学進学コース」を2クラス作るそうです。                                                           関西学院大学は神戸市須磨区の啓明学院(女子部・共学部)と継続協定を結び、殆どが関学へ進めることになりました。帰国枠のある学校です。その他、三田学園、清教学園、帝塚山学院に関学進学クラスができて、そのクラスからは全員が関学に進めるようになりました。                                                               関西大学は北陽高校を附属高校にした他、奈良育英高校・育英西高校とも連携をしています。                                                                    同志社は附属高校を以前から4つ持っていますが(同志社・同志社女子・同志社香里・同志社国際)、全国のキリスト教系の高校5校と協定を結び、合計80人の推薦を受け入れるそうです。関西では近江兄弟社高校が入っています。


その他にも龍谷大学は京都の平安高校を、京都産業大学は京都の成安高校を附属高校にしました。これらはおそらく甲南高校のように、他大学への進学も勧めていくのだろうと思います。


企業も合併などいろいろありますが、学校にも変化が見える最近の状況です。

今週金曜、22日は茶話会です。

あさって金曜日はピアーズ関西の茶話会です。                                 北新地でお食事をします(予算は千円~1500円程度)。時間は11時半から2時を予定しています(昼ですよー。夜の北新地♪~ じゃないですから!)。                                                     よろしかったら、是非、ご参加ください。詳細は6月2日の記事をお読みくださいね。(カレンダーをクリックしてみてください。またはカテゴリー欄の「ピアーズ関西の活動情報」をクリックしてください)                                                                                           参加いただける方は、明日木曜の夜8時までに、peers_kansai@hotmail.co.jp にメールをくださいませ。お待ちしています!

小林聖心女子学院中学校・高校に伺いました。(小学校)

阪急小林(ばやし)駅を降りて真っ直ぐ進み、線路の下をくぐると緩やかな登り坂が始まります。急に緑が濃くなり、駅が近いのに「深い森」といった雰囲気になります。緑を抜けると守衛さんがいらっしゃり、そこで入校カードをいただきます。石垣に沿って少し坂を登ると玄関があり、そのまま左手に進んだ聖堂側に受付があります。上品な老婦人(?)に来意を告げると先生に取り次いでいただけます。塔の町という町名にもなっている白い塔が印象的な建物とも相俟って、大変落ち着いた佇まいを持った学校です。


小林聖心への坂学校への坂道玄関。右手が工事中の小学校新校舎。玄関。右が工事中
この学校は東京の聖心と同じカトリックの聖心会によって創立されました。東京には聖心女子大学、聖心女子専門学校、聖心女子学院、聖心インターナショナルスクールがあり、日本国内に札幌聖心、静岡の不二聖心がある他、世界各地に148の学校があります。昔から、いわゆるお嬢様が通う学校として有名で、何代も通わされている方もいらっしゃるようです。


宗教に根ざした教育を行い、BigYou,small i という初代院長マザー・マイヤーの言葉に表されるように、相手の心や言い分に耳を傾け、「私が・・・」といった自己主張ばかりではない謙虚さを大切にしています。それゆえにYouは大文字であり、i は小文字なのだそうです。宗教行事も多く、ボランティア活動も大変盛んです。また黙想会という行事では、いかなるときも私語を慎み、落ち着いた気持ちを保つことを目的として、「沈黙」し「想いを巡らす」時間を持たれます。


昔から英語教育については定評があり、講師も含めて常時6人のネイティブ教員がいらっしゃるそうです。教科書はプログレスを使用しており、これは阪神間では海星や六甲学院でも使われている、少し難しい目の教科書となっています。もちろん、英語圏からの帰国生徒にとっては多少物足らないかもしれませんが、良い英語環境なので自分で力を伸ばすことは可能だろうと思われます。                                      国語については読書教育に熱心で、学習センターという蔵書数の多い図書館があり、生徒達の利用が盛んだそうです。作文を書く機会も多く、優秀な作品は外部のコンクールで賞を貰ったり、また立派な校内文集に載ることもあると伺いました。 


海外との交流もよく行われ、中3生と高1生を対象に希望者はオーストラリアに行きます。またアジアの4カ国との交流も非常に盛んで、小林聖心はフィリピン、東京聖心はカンボジア、札幌聖心はタイ、不二聖心は韓国にそれぞれ姉妹校があり、その4カ国を順番に訪問したり、また台湾との交流もあって、海外からの短期交換留学生も多いそうです。モントリオールの聖心とも交流があると伺いました。高校3年になると、カナダ人の先生によるフランス語の授業も選択できるとのことです。


帰国して遅れている教科については、学校側は覚悟を持って、そのつもりで見ますとおっしゃってくださっていました。歴史、地理などに遅れが見られることが多いそうですが、学習センター(図書館)にある「日本の歴史」漫画などを読ませて対応されたりもするということです。


この学校は昔から帰国生徒を受け入れていましたが、最近は中高生の帰国生徒は、同志社国際や千里国際・立命館宇治へ行かれるのか、以前よりは減ってきています、と仰っていました。それより、このところは小学校への帰国が増えているそうで、空きがあればすぐに埋まっていくそうです。空きについては、ホームページをよくチェックしていてください、とのことでした。ノートルダム学院小学校(共学)とともに、小林聖心女子学院小学校(女子のみ)も帰国子女に大変人気がある学校です。来年はこの学校が創立されて85周年ということで、記念事業として小学校の新校舎が玄関の右手に建設中です。春から小学校はそこで授業がされるそうです。


中高の転・入学について伺ったところ、事前に校長先生との面談をまずされます。その中で、この学校のことについてよく理解してもらい、その上で受験していただきます、と仰っていました。算数と国語の試験については、入ってからついていけるだけの力があるかどうかを見ていらっしゃるそうで、できるだけ受け入れていく方向です、ということでした。ただ算数などは、文章題はできなくても、計算力だけはちゃんとついているかどうかは見ますということでした。子どもとの面接は、試験が終わってから、今後のことを話し合うためのもので、試験内容の出来について本人となごやかに話し合うものだそうです。中学2年以上については英語の試験も課されます。


大学受験についてもお伺いしました。東京の聖心女子大学には推薦を受けられれば、ほとんどが進めるのですが、最近は東京へ出さずに関西の大学へ進ませる方も多いということでした。京都大学・大阪大学・神戸大学といった国立へ進む人もいますが、関学や神戸女学院への進学も多いそうです。特に関学などは15人ほど学校推薦枠があるそうで、他にも同志社・上智・関大・神戸薬大・関西医大など沢山の推薦枠があると伺いました。聖心女子大学へ行く生徒も居るため、東京に遊学することに抵抗感の無い生徒もおり、早稲田や慶應へ進む生徒も比較的居るそうです。進学については、選択科目が色々あるので理系にも十分対応しているとのことで、科目によっては3,4人で受ける授業もあるそうです。もちろん、受験のために塾や予備校に通う生徒も居るということです。このところ、医歯薬への進学希望者が増えてきていると仰っていました。またAO入試で合格する生徒も多く、AO入試の場合は、複数の合格を勝ち取って、そこから選択をするといった生徒も少なからずいる、ということでした。女生徒のみの学校なだけに、生徒会活動などリーダーシップや発信力を持った女生徒が育っているということなのでしょう。慶應のAO入試には毎年合格する生徒がいるようです。


しっかり物を考え、落ち着いた心を持った、実行力のある生徒を育てようとされている学校なんだなあと思いました。カトリックを基本にされているだけに、多少厳しい面もあるかもしれませんが、それを良しとするご家庭には合っているのではないかと思います。                                              制服はブルーを基調にしており、特に夏服はファミリアのデザインで、とても可愛らしいものです。HPをご覧になってみてくださいませ。小学校と中高ではほんの少しデザインが異なります。


なお、今週末の6月23日(土)の午前中に学校公開と説明会が催されます。関心がおありの方はぜひ行ってみてくださいね。小学校は午後に説明会が開かれます。          

松蔭中学校・高等学校を訪ねました。

この度、初めて松蔭中学校・高校を訪ねました。小磯良平画伯が描いた、ちょっと レトロな制服で有名な学校です。特に毎年6月の衣替えのシーズンには、真っ白な制服の写真が各新聞社の紙面を飾ります。


阪急王子公園駅から青谷の川沿いを登って行きました。王子公園北側で道を左折すると、山側ニ筋目(両側が石垣の曲がり角)を山手に折れます。学校の東側に校門があります(私は間違えて南側→西側→北側→東側と一周してしまいました・・・)。隣には海星女学院があり、文教地区で環境の良いところです。入り口で守衛さんに訪問者の名札をいただいて入ります。校内は草花が美しく整備されていました。


この角を山手に曲がりますこの角を山手へ玄関玄関
校長先生にお話を伺いました。大変、穏やかなお人柄の先生でいらっしゃいます。この学校のモットーはオープンハート。温かい口調で、どんな質問にも率直に答えていただけました。本校はイギリス国教会が母体となっているそうです。関西ではプール女学院・桃山学院・平安などが同じ国教会だそうです。関東では立教などが同じだそうですが、大きな区分としてはプロテスタントということになると伺いました。1学年が200名前後(5クラス、高校は6クラス)の中高一貫の女子校です。現在、高校に2名、中学に1名の帰国生徒が居るそうです。そのうちの一人は高校3年の4月に受け入れをされました。海外のあちこちを回られた生徒さんだそうですが、この学校でできること、できないことを十分話し合われて、お入りになっているということでした。非常に温かく受け入れてくださる雰囲気を感じました。


非常に詳しく内容の濃いHPを作っていらっしゃいますので、教育内容や帰国入試についてはそれでかなり分かるようになっています。また学校案内などの資料もいただきましたが、それも大変詳しいものでした。海外にも送付してくださるということです。


英語については授業の他に、週1回、昼休みにネイティブの先生とお話できる機会が設けられているそうです。英語ネイティブの専任の先生が一人、また殆ど専任のような形で来てくださっている非常勤の先生が二人いらっしゃるそうです。遅れている学習に就いては、個別に対応していますということでした。スクールカウンセラーも週3回、相談を受け付けておられ、スクールカウンセラーのスーパーバイザーの大学の先生もいらっしゃるとのことでした。


進学についてお尋ねしましたところ、殆どの人が松蔭女子学院大学に進めるということでした(短期大学はなくなり4年制になりました)。また松蔭の大学に推薦された人のうち、成績上位の人は他大学の受験も許されています。関学には6人、また神戸女学院などプロテスタント系の大学を中心として、推薦枠もあるそうです。                                                  今年から週2回、高校は7時間授業をされるようになりました。成績の幅が広いのがこの学校の特徴だそうですが、本校は以前は成績下位の人を上げる努力をされてきたそうです。これからはそれに加えて、成績上位の人を伸ばす点にも、より一層の力を注ぐように心掛けていきたいとのことでした。高校2年になると、国公立・私大理系/私大文系/松蔭・芸術の3つのコースに分かれるということでした。美術や音楽といった芸術分野に進む生徒が比較的多いのも本校の特色だそうです。おそらく、そういったカリキュラムは公立の学校よりずっと多いでしょう、と仰っていました。


クラブで盛んなのはコーラスだそうで、最近もイタリア遠征をしたそうです。他に放送部も大きな成果を出しているということでした。以前はソフトテニスやダイビングが強かったそうですが、最近はアーチェリーや少林寺拳法が強いそうです。


国際交流については、中学でイギリス国教会の総本山であるカンタベリーへの語学研修へ行く生徒や、高校ではニュージーランドへの研修への希望者も多いということでした。また留学する生徒も多いそうです。1年間の留学の場合、学年はずらさず、皆と同じく進級できるとのことでした。                                     


女子校なので、生徒会も女子が運営するので、リーダーシップの取れる女生徒が育っているようです。生徒会・文化祭・体育祭なども、皆、生徒達が運営をし、それを先生方は助けるというスタンスをとっていらっしゃるそうです。                          制服が目立つため、ときどき派手な生徒について、同窓会の方から苦情がきたりもしますが、制服の丈をミニにするような生徒は居ないということです。                                                                                                   PTA活動は盛んで、親子ともが松蔭という方も多く、非常に愛校心の強い学校だと伺いました。


先生は校内も案内してくださいました。廊下はゆったりと広く取られています。靴を履き替えたりはしないのですが、床は大変きれいに磨かれていました。多くの壁に生徒達の描いた絵がかかっています。小磯良平はこの学校の美術講師だったそうですし、今も松蔭女子学院大学にデザインという学部があるように、絵画を好む生徒は多いようです。                                                                     図書館には司書の先生がいらっしゃり、生徒達がそこで授業のリサーチをしている様子が見受けられました。面白そうな本が入り口に、興味を引くような文章で紹介され置かれていました。また絵本が大変沢山あるのが分かりました。松蔭の大学に保育といった学部があり、また生徒達はボランティアで保育園に行ったりするので、とても興味を持つのだろうと思いました。                                        進路指導室という大きなお部屋もありました。他大学へ進学する生徒達の参考になるように、いろいろな本が置かれているのが見えました。部屋の入り口には、他大学へ進学した先輩達が説明をしにくる日が、カレンダーにして掲示されており、生徒達は話が聞けるようです。とても良い制度だと思いました。                                 体育館も拝見しました。震災後に建てられた体育館は、天井から自然光が入り、省エネルギーの造りになっていました。他にも壁一面に鏡がついて、バーもある広いダンス室が二つもあります。さすが、女子校ですね。最近はヒップホップも流行っていて、女子にはダンスは大変人気がありますから、授業だけでなく、クラブ活動などにも利用されるのでしょう。                                                  教会は小さな礼拝堂と、講堂を兼ねた広い教会があります。ゆったりとした椅子が備え付けられていました。学校では週1回の礼拝があるそうです。電子パイプオルガンもありましたが、それは同窓会の寄附だということでした。                           和室もあるそうで、そこでは礼法といった古来のマナー教室が年8回、開かれているそうです。それは私も習いたいかも、と思いました。 


校長先生に校内を御案内いただいている途中、数人の生徒さんに出会いましたが、皆さん、にっこりと挨拶していただきました。校長先生に対しても、親近感を抱いている様子なのが窺えました。


校長先生の御礼を申し上げた後、オープンハートというモットーがぴったりの学校だなあ、と思いつつ学校を後にして青谷の坂を下って行きました。

サマースクール情報/英語保持の教室 & 塾/予備校

関西には外国人学校もいろいろあります。ファミネットの情報ではWASC認定があるか、またIBが取れるかなどが載っています↓ http://www.faminet.co.jp/d_guide/d_kkk/kkk5_13.html                         他にも以下のようなサイトで一覧表を見ることができます↓   http://www.ne.jp/asahi/m-kyouiku/net/schools.htm                                                                           http://www.ih-osaka.or.jp/enjoy/jp/education/04.html                                                                           さてここからが本題ですが、こういった学校でサマースクールをしているところがあります。ですが、こういったカネィディアンアカデミー(カナディアンアカデミー 中・高もあり)や聖ミカエル神戸ドイツ学院(英語もあり)、京都インターナショナルスクールなどのプログラムは日本人向けではありませんので、6月や7月初めから開始しています。


次に、英語保持教室を御案内いたします。英会話の学校でも帰国生徒向けの教室を持つところもあります。それらの中でサマープログラムを持っているところに☆印を付けておきますので、内容は検索をなさってみてください。                                                 学費は通常の教室の概算です。月謝払いだったり、学期毎に払うところが多いです。帰国されたら、HPを十分お読みになった後、御自分で実際に足を運んで、よくご覧になって選択してくださいね。                                            


(文字で十分学習していない幼稚園児や低学年では、保持はなかなか難しいと思いますが、一緒に絵本を読んだりなさってみてくださいね。                                       周囲が英語環境でない中で、週1回の授業だけでは、それほど保持伸長は期待できないと思います。家庭でのサポートが必要かもしれません。でも嫌いになってしまっては元も子もありませんので、無理は禁物です。興味を持続させることが大切ですよね。)

【大阪】                                                              ☆海外子女教育振興財団「外国語保持教室」(大阪・神戸 小学1年~中学3年 土曜 14時~17時40分(教室によって若干異なる)  1回あたり4千円弱                                                             ☆千里国際学園 土曜学校(北千里) 小学1年~6年 土曜 9時~3時 1回あたり1万円程度                                       ☆大阪YMCAインターナショナルスクール(弁天町) 年少~小6 土曜 9時半~3時半 1回1万円弱程度                                                                 タイムイングリッシュスクール(神戸岡本・豊中・奈良 子供 週1回45分 4000円弱                                                                  ハウディ外国語学校(枚方市樟葉) 帰国生保持教室 他に同志社国際・立命館宇治・附属桃山向けライティングクラスあり

【京都】                                                            同志社国際 DIVE(京田辺市) 小学3年~6年 土曜 9時半~3時 1回あたり1万円程度                                                   ☆立命館宇治 RitsKids(宇治市) 小学1年~6年 土曜 9時~3時 1回あたり1万円程度                                                  京都インターナショナルスクール 英語教室(上京区) 年長から中3 火曜~金曜 放課後4時~6時 1時間2000円 

【奈良】                                                                   タイムイングリッシュスクール(神戸岡本・豊中・奈良) 子供 週1回45分 4000円弱

【阪神間】                                                                                                                  タイムイングリッシュスクール(神戸岡本・豊中・奈良 子供 週1回45分 4000円弱                                                anup(西宮北口・神戸岡本・宝塚逆瀬川) 小~高 60分 3000円強                      ☆AIE英語専科(御影・芦屋) 小学生~高校生                                    ☆NCC(夙川) 幼児~高校生 個別対応もあります。英語に関する本や色々なグッズも取り扱っています。(英会話教室のHPは見つかりませんでしたが)                                                                                  ☆聖ミカエル国際学校英語科(神戸市中央区) 小学生 月曜 4時半~6時 1回3000円強                                       ☆海外子女教育振興財団「外国語保持教室」(大阪・神戸) 小学1年~中学3年 土曜 14時~17時40分(教室によって若干異なる)  1回あたり4千円弱                                                                                                                         

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受験に関しては                                                          (株)総合進学セミナー(大阪市北区) 帰国受験・一般受験(小学生~高校生) 海外へPC使用の指導や帰国後の家庭教師                                                            アップ教育企画 個別館(阪神間) 難関中高受験個別指導、帰国受験個別指導                                            SAPIX(サピックス)(西宮北口) 難関中高受験、難関帰国受験                                                    FIA国際教育アカデミー(大阪市西本町) 帰国受験(小学生~高校生)                                        ハウディ外国語学校(枚方市樟葉) 同志社国際・立命館宇治・附属桃山向けライティングクラス                                                                   トフルゼミナール(大阪駅前第3ビル)   AO入試、帰国受験(高校生)               代々木ゼミナール(大阪江坂)       帰国受験(高校生)                                                                                                               

どこでも当初は大変。でも、きっと大丈夫!

首都圏の方からメールを頂きました。
帰国子女の多い首都圏に帰られても、当初は大変なようです。
体験談をいただきましたので、了解を戴いて掲載させていただきます。

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帰国(中2)当初、「帰国受け入れ校」として有名な公立に越境を申請したら、
断られました。「以前と違い、今は帰国に対して、特別なことはしていない」
と言う理由で「校区の学校にどうぞ」と言うことでした。

結果としてはそれが正解だったんですが。最初はやはり「帰国生が多い」
と言う理由だけでも、すがりたかったのです。

子どもはキンダーからアメリカ現地校におりました。補習校も無い田舎です。
日本の中学生活はそれはそれは不安でいっぱいでした。

幸い通った中学は徒歩10分以内と、便利。徐々にお友達も出来、担任にも恵まれ、今年の卒業式は感無量でした。
勿論、入学して3ヶ月ほどは、親子で涙したものですが・・・・・。

今は帰国枠で受験した高校に通っております。
新しい環境って、最初の内の苦労は当たり前のようです。
目下本人は友達作りや勉強で、楽しみも多いけど、悩みも多い、
と言った生活です。  


                               (by 藤尾)

算数の勉強のさせ方、など。

今日、新聞をネットでチェックしていたら、こんな記事がありました。お読みになった方もいらっしゃるかもしれませんが。


算数の勉強のさせ方のヒントになるかな、と思いました。要は教科書の問題を、ちゃんとノートに書かせて解かせる、ということのようです。→ http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070614/gkk070614003.htm                             低学年の間は教科書を一緒に読んで、解き方を理解させ、それから教科書の問題を解かせる、といったことを私もずっとやっていました。もちろん、1週間か2週間に一度、まとめてとか、休み期間中にまとめて、となる場合も多かったですけど。


またフィンランドの勉強についても記事が出ていました。→ http://www.sankei.co.jp/kyouiku/kyouiku/070614/kik070614001.htm                       プロジェクト・フィンランドで検索すればすぐにサイトが出てきます。「自分の頭で考える」ってとっても大事ですよね。お母様方自身も、そうなさってますか?

初めての出会い ー 親と先生、子どもとお友達

帰国して小学校に入られた場合、担任の先生が子どもをよく理解してくださるかどうかで、ずいぶん親子の気持ちが違ってきます。もちろん中学でもそうなのですが、小学校は殆ど全教科を担任が見てくださるので、影響はより大きいでしょう。


いろいろな先生がいらっしゃいますけれど、親としては子どもの状況をうまくお伝えになってくださいね。あまりくどくどと説明するのもよくないかとも思いますけれど、こういうことは出来ないかもしれませんので、親子で努力いたしますが、宜しくお願いします、というふうにおっしゃったらいかがでしょうか。


先生という職業の人たちは、基本的には人を助けることを喜びと感じてくださる方々だと思います。ですので、困っている状況を、助けていただくようにお願いしてみてくださいね。


さて、子どもさんが初めて日本のお友達とつきあうときですけれど、特に現地校やインター出身の場合は、英語が話せていいなあ、とか言われるかもしれません。そのときは、英語は話せるけど、知らない日本語もたくさんあると思うよ、とか漢字はちょっと苦手なんだ、というふうに、できないことも伝えるといいんじゃないかしらと思います。


また英語を話してみてよ、など言われることもありますよね。うちの場合は、ちょっとヤンチャな男の子にそう言われたみたいです。それで、ちょっとした口調のいい「おたんこナス」的な言葉を、意味を伝えて教えると大喜びをしてもらえたとか。うまく対処することが大事なのかもしれませんね。


アジアや途上国から帰国された子どもさんは、たまにバカにされることもあると聞きました。それは、あまり気にしなくていいのよ、とお母様からおっしゃってくださいね。これからの時代、アジアや途上国との付き合いも非常に大切になってくるのは明らかです。そういった国を知っていることこそ強味なのです。将来的にはきっと役立つと子どもさんがわかっていらしたら、そんなに気にならないのではないかしら、と思います。


もし、帰国後のお悩みとかがありましたら、掲示板も設置していますので書き込んでみてください。どなたかから良いアドバイスがいただけるかもしれません。               ピアーズ掲示板→ http://bbs4.sekkaku.net/bbs/peers.html

京都教育大学附属桃山小学校・中学校を訪問しました。

京都教育大学附属桃山小学校・中学校はソフトランディングを願う親にとっては有り難い存在です。なお、成績さえあるレベル以上なら、高校まで進むことができるのも一つ安心感があります。ただ高校は難関国立大学への進学実績も高いだけに、中学入学後はそんなにのんびりとはしていられないかもしれません。


両校とも近鉄と京阪の丹波橋駅のすぐ近くにあります。校門の位置から考えると、若干、中学は京阪に近く(京阪北改札を出て右手の階段を上がってください)、小学校は近鉄(改札を出て右手の階段を降ります)に近いでしょうか。でも、どちらからも直ぐで、交通の便の大変に良い学校です。それにも拘らず敷地は生徒数に比べてゆとりがあるように思えます。両校とも安全に配慮してあって、インターホンで来意を伝えると門を開けていただけます。


桃山小の玄関桃山小の玄関右手向こうが近鉄伏見駅右手奥が近鉄の駅
小学校は以前から定員に余裕があるときに帰国児童を受け入れていましたが、4,5年前から2名という枠を決めて4年生から受け入れるようになりました。現在はすでに一杯だそうで、今後、定員に空きができれば受け入れることはあるかもしれないということです。はっきりしているのは、来年の4年生の受け入れで、それは来年2月願書配布で3月に検査(試験)があるそうです。小学校は各学年2クラスなのですが、1クラス1人を受け入れています。検査については算数と日本語力を見られますが、ただ、受験者数が定員を超した時は、必要度の高い人を優先的に入れていっているそうです。編入後は特別な指導はなく、皆、自然に日本語をマスターしていくそうです。 英語についても、特には何も無いそうですが、海外の学校からの訪問者があったりして、その時には活躍できるようです。また隔年で5・6年がオーストラリアの学校へ35名ほどが行くのですが、これは希望が多く抽選になるということでした。


中学への連絡進学ですが、たいていそのまま上がるそうです。一部が私学受験をし、また一部は附属で勉強するよりもスポーツに力を入れたりできる公立の方が良いといって公立へ進む人も居るとのことですが、希望すればそのまま中学へ上がれるということでした。中学では帰国学級へ入る生徒も居るし、一般クラスへ入る生徒も居るそうです。これも各家庭の選択になるそうです。帰国児童の気質から言うと、帰国学級のほうが馴染みやすい様子です、と先生はおっしゃっていました。                                                                            


なお、中学に隣接して幼稚園があり、小学校へは幼稚園から60名がそのまま上がってきて、試験で20名が小学校に入り、合計80名で40名クラス2組となっているとのことでした。とすると、場合によっては幼稚園から高校まで一緒ということもあるのですね。先生は、少人数の学校なだけに人間関係がうまくいかなくなるとしんどいでしょう、と仰っていました。


先生は校内も御案内くださいました。3年生以上のクラスはドアと壁が可動式になっていて、とりはずして広げることもできるようになっていました。クラスの前には広い廊下のようなアクティビティスペースがあります。1、2年のクラスは従来通りの感じでしたが、クラスの真ん中に一つ余裕の部屋があって、アクティビティルームとして使用されるそうです。その他、ランチルームというのもあって、そこの扉も可動式で小さくも仕切れるようでした。授業をしている様子も見えたのですが、制服ではなく私服のようでした。音楽の授業は打楽器などの楽器演奏のようでしたが、先生を含めなにかユニークな動きをしている姿が見えました。


桃山中の玄関桃山中の玄関桃山中の庭中学の庭
次に中学校についてお伝えします。この中学校の何よりの特色は、1・2年は主に帰国学級で授業を受け、3年からは混入形式になるということです。そういうわけで、3年からの編入はありません。大変、人気のある学校で現在は定員15名が一杯のようですが、空きの可能性も無くはありませんので、お尋ねになってみてください。帰国学級には帰国枠以外に国際枠の外国籍生徒も、試行的に別途で2,3人受け入れていらっしゃいます。それもあって、この学校の帰国学級は非常に多様性に富むご様子だと伺いました。先生方もそれを前向きに受け止めていらっしゃいます。一般生徒と帰国生徒といったニ分割ではない、多様性が学校に良い影響を与えているそうです。国際結婚カップルの生徒だったり、中国語の堪能な帰化した生徒さんもいらっしゃるということです。


この学校では1年に入ると4月5月は、殆どすべての科目がティームティーチングの形で行われます。全先生方に協力してもらって、空き時間にアシスタントとして入られます。このことによって、生徒達も先生方の顔を覚え、先生方も帰国学級をよく知るという結果となっているそうです。国語については、その後もTT方式を採られるそうです。現在は日本語取り出し授業はあまり行わず、それよりも事前事後の補習を中心となさっていると伺いました。英語に就いては、週3時間という指導要領に決められた時間内ではありますが、週1時間ずつ、オーラル授業/教科書授業/学年縦割りスピーキング・ライティング授業というふうに分けて、より帰国生の実状に即した授業を行っていらっしゃいます。3年生になると一般生徒に混じるわけですが、習熟度別の授業の中で力を伸ばしていくそうです。入学後の中間や期末試験は一般生徒と同じものを受けますが、振り仮名をふってあったり、また試験時間中に質問を受けるといった措置もあるそうです。学期末の通知表は、いわゆる普通の通知表に加えて、各科目についてそれぞれの先生が、生徒へのコメントをつけた「学習状況のお知らせ」を渡されるといった肌理細かさがあります。希望者には補習もあるそうですが、クラブを重視したい子ども達ゆえ、それほど参加は多くないということでした。


総合学習はMETといったようなものになっていて(HPをご覧くださいませ)、1年はプレMETということで、皆で伏見について研究するそうです。2,3年になると、2学年一緒に、様々なテーマの中から探求主題を見つけて協同学習をします。


毎年9月には帰国生の合同スピーチが行われるのですが、それのために海外生活を振り返る作文を練り上げるということでした。そして1,2年の帰国学級生徒と保護者の前でスピーチを行います。その中から優秀なスピーチを4人選び、文化祭で全校生徒の前で発表するそうです。それが、一般生徒にとっても帰国生徒を知る良い機会になっているとのことでした。                                                       隔年でイギリスの私立学校が京都修学旅行を利用して、当校と交流するのですが、その時に通訳として活躍する生徒も居るということです。                        また国際交流委員という委員になって、ワールドスクールJapanに加盟する学校と交流することもできるそうです。                                        その他に、週1回、希望者に放課後、中国語を教える教室が開かれているということです。そこには京都教育大学への留学生が先生として指導に来られます。中国語検定の2級以上を取ろうと頑張っている生徒も居るということでした。                      


3年からは混合形式になりますが、1,2年の2月には1週間、一般学級に入って体験する制度が設けられているので、3年になってから戸惑う生徒は居ないようです。心理的なケアに関しては、週1回、カウンセラーが来てくださるほか、教育大学の院生も週2回訪れて、優しいお兄さんお姉さんとして生徒達の相談に乗ってくださるそうです。


帰国学級の保護者会も年3回行われ(一般学級は年1回)、その中でお互いに親しくなっていかれるそうです。高校へは一般生徒と同様、6割程度の進学率となるそうですが、2年生には進路相談が行われ、保護者会での情報提供もなされます。外部の高校に進む場合は、英語検定などを早めに受けておくほうが良いなどといったアドバイスがいただけるそうです。                                          京都教育大附属高校は京阪墨染駅または近鉄伏見駅が最寄り駅で、附属桃山中からは少し離れています。ここには附属京都中(北区)からも進学者があり、両校からの進学者が160人程度、それに高校からの入学者が40人程度で合計200名程度の生徒が居ます。一度、HPを覗いておいてくださいませ。スーパーサイエンスハイスクールにも指定されている学校です。


さて、この学校の検査(受検)ですが、国・算・作文・面接となります。国語と算数に関しては一般生徒とは異なり、易しい問題が出されます。入ってからのケアの参考になさるそうです。作文は30分間で、用紙は400字詰め原稿用紙を2枚渡されます。別に誤字があっても構わないそうで、入学後のケアの必要度を見ておられます。どうしても日本語が書けない場合は、英語などを選択することも可能だそうですので申し出てください。面接は1月のような多人数の受検があるときは、集団面接になります。この学校では、ケアの必要な生徒、また校内に良い影響を与えてくれそうな生徒を、バランスを考えつつ取られるということです。出来る範囲で全力を尽くして、試験に取り組んでくださいということでした。


最後に校舎を見せていただきました。3棟が並んでいるのですが、教室があるのは運動場に面した側で、あとの2棟には家庭科室や理科室などがあります。教室のある棟はごく最近新しく建て替わって、大変きれいです。階段には車椅子用の昇降機がついていました。体のご不自由な保護者のために備え付けられたそうです。2年生の教室では英語の授業が行われていましたが、すべて英語で説明をされていました。毎年、6・7月になると、海外の生徒が日本の学習を体験したいということで、数週間、入って来られるそうです。日本人ではなく、純粋に海外の生徒さんだそうです。


この学校は本当に心のこもった手厚いケアをしてくださり、卒業生達の評判も大変良い学校です。頑張る子どもには、附属高校進学ということも十分できますし、また違う高校を選択していくことも可能です。ソフトランディングという要求を充たしつつ、勉強についても安心できる学校ではないかしら、と思いました。

豊中市立第十一中学校を訪れて。

豊中市立上野小学校での帰国生徒への受け入れ体制が温かなものだったので、ぜひ豊中市立第十一中学も訪れてみようと思いました。第十一中学は上野小学校からはかなり離れています。それで別の日に訪れました。                                                    豊中駅からバスの2番乗り場で、35番バスなら緑ヶ丘で降ります。これが一番、バス停から学校までの距離が近いです。31番バスなら鳥熊山、32番なら不動尊のバス停で降ります。  モノレールを越して北に行くと、周囲は新しい住宅地といった雰囲気になってきます。どちらかという千里中央のほうが豊中駅より近い地域です。緑ヶ丘バス停のすぐ近くには大きなアメリカ風の広い駐車場を持つスーパーがありました。バス停から信号を渡って住宅地に入ると第十一中学が見えます。周囲は瀟洒な住宅が並んでいて素敵なところです。第十一中学の向かいには小路小学校がありました。


絵の描いてある建物が11中正面、絵の描かれた11中11中の校庭と体育館運動場
バス停から行くと、入り口は裏手から入ることになります。北館と南館に別れていて、運動場側の南館に受付や職員室がありました。


この学校には現在930名程の生徒が居ます。1年7クラス、2・3年が8クラスで、どのクラスも40名ほど居ます。生徒は増加傾向で、マンションの建設もあってますます増えそうだということでした。大規模校なので、広く友達は作れるが友人関係は薄いものになるかもしれない、と先生は仰っていました。小規模の日本人学校から帰国した生徒なども、現地の日本人学校内で見られる、先生や友人との親しい交わり方とは違うので、ちょっと違和感を感じるかもしれないとおっしゃっていました。                                                                                                          現在、帰国後2年以内の生徒が12,3名おり、中国や韓国といった外国籍の生徒も居るそうです。特に中国の方など、勉強することに疑問を感じたりはしないで一生懸命学習する生徒が多く、学力の伸びは目覚しいということでした。                                                                       制服は無く、大阪府で最も早く制服をなくした中学だそうです。


帰国生徒に対しては、あまり学力のサポートはできていないというのが実状だそうです。また英語に関しても、個人で保持を考えてもらうということになってしまうそうです。けれど、先生方は帰国生徒に非常に理解があり、例えばラジオ体操ができなかったり、縦笛が吹けないといったことは常識として持っていてくださっています。


また帰国保護者会も先生方のほうが維持を考えてくださっていて、今年は年4回は開こうと計画してくださっています。これは非常に有り難いことだと思います。親同士が相談できたり、情報交換ができたり、また先生にアドバイスをいただいたりもできて、親自身の気持ちがラクになることでしょう。


ただ、先生がおっしゃっていたのは、この地域は非常に学力が高いということでした。おそらく大阪府下でも最も高いくらいではないだろうか、ということです。そうなると公立高校受験が大変だというのが現実だそうです。というのは、全国的に通知表は絶対評価を使っており、本校でもそうなのですが、ただ受験に関してだけは全国唯一、大阪府は10段階の相対評価を今も採用しているそうなのです。となると、学力の高い十一中ではどうしても内申点が低くなってしまいます。そのあたりを分かっておいたほうがいいでしょう、ということでした。ただし海外在住3年以上、帰国後2年以内ならば帰国枠で受検できる公立高校がありますので、その場合は内申点は全く関係ありません(中2で帰国した場合ですね)。帰国枠は数学・英語・作文(外国語可)で受検できます。このブログの3月26日のところを読んでくださいね(カレンダーでクリックできます)。                                                                   今年度から大阪府の公立高校受験は4学区という大学区制に再編されましたが、実態は殆どが旧学区の高校を選択しているそうです。というのは馴染みが無い学校への親の不安とか、塾の指導も新しい学区の高校への資料が少なく、旧学区を選ばせたためのようだ、ということでした。なお通塾率は非常に高いそうです。しかし先生は通塾の必要は無いとおっしゃっていました。学校の勉強をしていれば十分なのだが、おそらく不安感から塾に通っているのでしょう、ということです。中学1年から始めるなら、日本史や日本地理などいちから始めるので、そこでしっかりマスターすれば大丈夫とのことでした。(私のかつての体験と同じです) 


アメリカのような雰囲気のお店や、きれいな住宅街、そして理解のある先生方というところは大変嬉しいのですが、学力が高いために公立高校受験は非常に厳しい地域だということも知っておいて下さいませね。

大阪教育大学附属池田小学校・中学校・高校を訪問

大阪教育大学附属池田は関西では神戸大学附属住吉と京都教育大学附属桃山と同様、帰国子女を受け入れる国立の一つです。ただし、他2校とは違い、帰国子女学級を持たず混入方式を取り、ソフトランディングといった救済目的ではなく、一般生に対して刺激となるような発信力を持った生徒を求めています。大学進学という面を考えると、関西で帰国子女を受け入れる高校の中では、西大和学園・京都教育大学付属桃山と並び高い進学実績を持っています。けれど西大和とは多少異なり、国立2校は生徒の自主性に重きを置いているようです。


阪急池田駅の改札を出て右方向へまっすぐ行き、ビルの中を通って市庁舎方向へ向かうと、国道176号線(イナロク)に降りることができます。そこからずっと東方向へ歩いていき大きな道を渡り、しばらく行くと細い道の左斜め向かい角に光明公園という小さな公園が現れます。その細い道を左に折れ、次にカーブミラーのある三叉路を右手に折れてまっすぐに突き当たりまで行きます。突き当たりには小さな川があり、そこを左手に行くとまたすぐ突き当たりで、そこを右に曲がるとそこはもう附属の入り口で、門番さんがいらっしゃいます。そこから校内になるわけですが、けやき坂というゆるい長い並木道を上っていきます。緑豊かなゆったりとした敷地を持った学舎です。坂を上りきると白いモニュメントが現れ、そのすぐ右手が新しくなった小学校校舎、真正面が中学校舎、左手奥が高校校舎になっています。駅からは徒歩20分ということですが、小学生と高校生ではずいぶん、違いがあることでしょう。


この公園の手前を左折ここを左折次にここを右折次にここを右折緑が見えているところから「けやき坂」緑の見える所に守衛さんけやき坂けやき坂
小学校はガラスを多用した新しい建物です。中に入って校長室に通していただきましたが、右手の教室がある側には広い廊下があり、教室は大きく開かれていて授業の様子をちらっと垣間見ることができました。校長室の手前に職員室があるのですが、そこもガラスでよく見通せます。職員室の前の吹き抜けになった左下には図書室が見え、英語の絵本がいくらか置かれてあるのが上から分かりました。


さて、小学校では3年生以上を受け入れています。現在、4年生以上は6人の枠を充たしていて、3年生だけは受け入れられるそうです。しかし、すでに4月に3人が入っているので、残りは3人だけとなっています。大変人気があるようです。生徒達は現地校出身者の割合が大きいと仰っていました。海外での生活を生かしつつ、一般生徒に良い影響を与えてくれる生徒が望ましいということでした。そのためには3人の先生で行う個人面接で物怖じしない生徒かどうか(ただし質問者は1人か2人)、集団面接(作業を行う)でうまく人間関係を築ける生徒かどうかを見ていらっしゃるそうです。自分勝手でも引っ込み思案でも良くないということなのでしょう。なお、外国人ニューカマーの生徒は居ないそうです。


中学進学についてお尋ねしたところ、5年、6年の時の成績によるそうですが、120名の在籍者中75人が推薦されることとなり、その中に入っておく必要があります。6年になるとテストがあるたびに懇談が持たれ、その中で上に進めるかどうかの話が出てくるそうです。現在のところ、帰国生徒はトップクラスであるということでした。特に補習が必要な生徒もいないようです。


研究授業があったり、ごくたまに土曜日に公開授業が開かれたりもするそうです。教育大附属なので教育実習生が入ったりといったようなこともあるけれど、授業の質は高い上、生徒達の質も高いので、なんの問題も無いということのようでした。                 先生方は5年~10年のスパンで公立から研究に来ていらっしゃるという先生と、長期にわたりいらっしゃる先生とで構成されているそうです。                    外国からの視察のお客様もよくあるそうですが、そういう時に帰国生徒は案内をしたり挨拶をしたりなどするそうです。                                    カルチャースクールというのが土曜日に開かれることもあるそうで、そこでは保護者や外部の方に来ていただいて教室が開かれます。将棋のプロに来ていただいて指導を受けたこともあると仰っていました。                                  読書については、毎日10分間読書をしているそうです。


施設についてですが、プール・体育館・図書館は皆、小学校専用のものになっています。ずっとフェンスがあって、安全性の確保が十分なように思われました。          PTA活動は活発で、来年、創立100周年行事があるそうですが、それに向けて、いろいろな準備が進められていると仰っていました。


大変、手厚い教育を受けられるように感じました。ただし、生徒の側にも高い学力と積極性、協調性が要ると思います。小学校から高校までずっと一緒の生徒も居て、良いお友達もできることでしょう。ただ、いろいろな階層の子どもに出会うことは少なくなるかもしれませんね。


右手が小学校、正面が中学校、左手奥が高校正面が中学三校の配置図三校配置図
次に中学校について書いていきます。中学校はロの字型校舎で中庭があります。                               中学校は現在のところ1年生に5人、2年生に2人の枠が空いているそうです。                帰国生徒は年度によってばらつきがあるそうですが、純粋に現地校出身という生徒は少ないそうです。外国籍生徒もとっていらっしゃるのですが、中国人などは小学5年位で来日して、中学で国際枠で本校に入った後、非常な学習振りで大変優秀な成績だそうです。さて、国際枠の試験ですが、算数・国語については本校の学習についていけるかどうかを見ているだけだそうで、それよりも日本語による面接で、物怖じせず情報発信ができる生徒かどうか、ということを重視されているということでした。数年前はアジアからの生徒の入学が多かったが、つい最近は英語圏の生徒の入学が多いようだとおっしゃっていました。これは、まったく偶然だそうです。


高校への進学についてお聞きしましたところ、3年生の成績を中心として判定し、7割の生徒が上へ進めるということでした。成績は10段階の絶対評価ですが順位は出さず、成績分布のヒストグラム図などを提供するそうです。外部へ出なければいけない生徒は、自分で自覚して準備をする必要があるようです。上に進めないかもしれない、というのを学校側が切り出すのは、場合によってはやる気をなくさせたりもするので伝え方が難しいということでした。


英語については帰国生徒のために特に進んだ授業はないようですが、放課後に希望者がいれば、モンゴル語・中国語・英語などを年間20回程度、留学生などの外部の講師による講習があったりするそうです。去年はドイツ語やフランス語もあったということでした。 また夏休みは希望者を募ってオーストラリアへの2週間くらいの研修旅行もあるそうで、ホームステイも組み込まれているということでした。40万円近くするそうですがとても人気があって、文化の違いを言葉で伝えられるかどうかを面接で見るといった選抜をするそうです。なお、修学旅行は総合学習と関連させており、毎年九州か沖縄になっているということでした。


帰国生徒の学習の遅れや未学習の分野ですが、試験1週間前くらいに帰国生徒達が集まって先生に頼んで補習をしてもらったりするそうです。5教科については自分で勉強するのか、あまり利用はないそうですが、音楽の楽譜の読み方などの希望はあるそうです。また下の学年の生徒が上の学年の生徒に教えて貰うといったチューター制度も希望があれば、学年初めに出すことができるそうです。学期は3学期制をとっています。


クラブの加入率は高いそうですが、勉強もあるので、クラブ三昧という生徒は居ないようです。また3学期制であるため、一般的には2学期制が増えている現在、他校との試合日程調整が難しいこともある、と仰っていました。


PTA活動は活発なようで、HPを見ると国際交流のPTA活動など、特に活発なように見受けられました。お母様方の活動の場もあるのではないでしょうか。       


中学の中庭中学の中庭メディアセンターメディアセンター
さて、最後に高校です。高校は8名の帰国枠がありますが、2年生以上の編入はありません。今のところ、外国籍の生徒は居ないということでした。なお、試験は英・数・国と面接になりますが、学科試験の問題は一般生徒と同じ問題で、面接を含めて8人を上位から採っていくということでした。本校が帰国生を受け入れ始めて10年以上経つということでずいぶん周知された為か、最近は2倍以上の倍率だそうで、学科試験でかなり高得点を取る生徒が居るそうです。面接については筆記試験と同日の午後、面接形式を変えて2回行うとのことでした。やはり発信力のある生徒が好ましいようでした。1年入学時は帰国生徒は4人ずつに分かれてクラスに入りますが、2年生以上になるとバラバラになるそうです。校区は中学とはまた異なり、かなり広くなっていますが、通学時間が長いといろいろな活動に響くので、無理はしないほうが良いでしょうということでした。


授業についてですが、本校では文理でクラス分けを行っていません。2年までは全員必修の科目も多く、3年になってかなり選択が増え、文理の進路に即した科目を選択するそうです。ですから3年になると選択科目によっては空き時間があったり、朝遅い登校になったりするということです。遅れている科目についてですが、国・数はそれぞれ週1回程度の補習が行われたりします。また一般生徒も土曜日に希望者は補習を受けることもあるそうです。学期は2学期制をとっており、試験は6月・9月・12月・3月の4回だそうです。なお高校では小・中ほどは公開授業は多くないようにお聞きしました。先生方は以前は附属採用で長い先生も多かったそうですが、今は府との交流人事で勤務する先生が増えてきているそうです。


附属では文化祭などすべての活動が生徒会を主体にして動き、先生方はそれに承認を与える形だそうです。3年生でも7月の文化祭まではそれに集中し、それが終わると一転して受験モードに入るそうです。切り替えが素早い生徒が多いということでした。                                                 修学旅行についても生徒の意見で行く先が決まり、北海道になることが多いそうです。                                                                     ユネスコ協同学校の活動が盛んで、非常に交流が多く、そのため生徒達全員が英語へのモチベーションが高いそうです。アジア4カ国との交流での派遣については、総合学習で培った意見交換力に基づいて10名前後が選抜されるとのことでした。英語の授業についても、かなりハイレベルの内容だそうです。SELHiの指定も受けていましたが、それも全員を対象とした内容だったと伺いました。


進学についてお伺いしたところ、上記のような国際交流を通じて、国際関係へ進みたいという生徒も居るのですが、AO入試では殆どがラクに合格しているとのことでした。英語力・発言力・学力といったものが伴っているのでしょう。また、大学名で進路選択をするのではなく、将来への目的意識を持った進路選択をする生徒が多いとも仰っていました。小規模校なので、先生方も全生徒をよく知っていらっしゃるようです。


施設についてお聞きしたところ、中・高は共用しているものが多いとのことでした。体育館・運動場なども共用のため、時間割を組むのに苦労があるそうです。近く体育館は改修になるとのことでした。なお施設共用でグラウンドもそれほど広くはないので、クラブは場所取りに苦労するとのことでした。しかしながらクラブ加入率は文化系も含めて高く、「強くはないが熱心です」とのことでした。メディアセンターという立派な新しい建物が中高の建物の中間にあり、そこは1階が図書館、2階がコンピュータルームになっています。それも中高で利用します。                                                                                                                               高校の校舎は縦長のL字型となっています。


中学までは制服があるのですが、高校には制服はありません。校則といったものは殆ど無いそうです。しかし派手な生徒は居ないということでした。入学当初は派手にしていても、結局、小規模校なので互いに人間としての中身を問うことになり、外見はそれほど重要ではなくなるそうです。ただし卒業式は派手だそうで、男子はスーツが多く、女子は袴や着物が2/3を占めるということでした。


小・中・高を通して、自主自律や、自ら考え発信できる生徒を実際、育てている学校なのだと感じました。ただし、それだけにしっかりとした自分を持った子どもでないと、力を十分発揮できないだろうという気がしました。

子育てに参考になるサイト
ご存知の方も多いかもしれませんが、私も時々見ています。特に親野智可等先生のご意見には納得。他にも子育ての悩みを、他のお母さんに相談することもできます。参考になるお返事が沢山あります。メンバー登録をすると、全部の記事を読むことができますよ。ベネッセの教育情報サイト→ http://benesse.jp/
10年で大学合格数が伸びた高校

少子化のあおりを受けて、高校もいろいろと工夫を重ねています。その一つの方向性として大学合格数を増やすというものがあります。以前はさほどでもなかった学校が、今は大きく数を伸ばしていたり。 親は自分の頃のイメージを持ったままですが(特に海外にいらっしゃるとそうだと思うのですが)、ずいぶん変わってきています。


その参考となるものが、ネットで出ていますので、一応、目を通しておかれてもよいかもしれません。サイトを御紹介しておきます。別に合格者数だけが大事なのではなくて、やはり具体的にどういった教育方針・内容なのかが大切なのですが、今時の状況を知っておくことも必要でしょう。思い込みは良くないと思いますので。


http://www.univpress.co.jp/top_img/koukou350.pdf (4ページ以降が西日本です。前半は東日本、最後の方は九州)                                                                 例えば、伸びが大きいものに、私立では履正社・清教学園・須磨学園・大阪薫英など。公立では北摂三田・西京・嵯峨野・堀川・神戸・石山など。


なお、全国の殆どの高校の大学合格者数を載せた本として、毎日新聞社から出ている「大学入試全記録 高校の実力 完全版」といった雑誌もあります。なかなか手に入りにくいようです。大手の本屋さんなら置いているでしょう。http://www.7andy.jp/magazine/detail?accd=T0092179


それよりお手軽なのは、サンデー毎日の4月中旬に出る号です。4月22日号などは上記のものと同様ですが、載っている高校数と大学数が少し少なくなっています。http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/backnumber.html


ま、一応、ご参考までに。 思い込みではなく、幅広い選択肢から、子どもさんに合う学校を選んでくださいね。(特に日本人学校出身者の方)

神戸市立葺合高校にお伺い致しました。

このブログの4月9日に、兵庫県の公立高校の受け入れ体制について書いています。お目通しくださいませ。県立国際高校と芦屋国際中等教育学校両校の前身である芦屋南とともに兵庫県東南部の帰国生徒の公立高校受け入れをしていましたが、大変人気があったのはこの葺合高校です。公立高校の英語教育の中では白眉と言えるでしょう。


学校はJR灘からも阪急王子公園からも、時間的にはどちらも徒歩12,3分というところでしょうか。昔の兵庫県近代美術館(今は県立美術館の王子分館)のところで両駅からの道が90度で交差し、その交差点から学校は徒歩3、4分です。灘からの道の方が少し上り坂が急な感じです。周囲には王子公園(動物園)、神戸文学館(関学発祥の地)、上筒井小学校、海星や松蔭といった学校などがあって、環境の良いところです。


葺合高校玄関玄関校舎配置図校舎配置図(大きく拡大可)
校門に到着すると、スパニッシュ風アーチのある赤い壁が特徴的な校舎がすぐ目に入ります。これは体育館だそうで、昔、兼松江商が建てた記念館で神戸大学の前身である神戸高商の商学研究所が置かれていたということです。中に入ってずっと奥のほうに、職員室があります。担当の先生に職員室でお話をお伺いいたしました。


この学校のHPにはかなりの情報が公開されていて、男女比も帰国生徒数もそこで分かります。1年に14人、2年に12人、3年に16人の帰国生徒が居て、現地校出身者が多いということでした。帰国生徒を受け入れている国際科はやはり女子が多く、40人クラスの1/5程度が男子ということでした(例8:32)。国際科の進路については、文系に進む人が殆どですが、中には理系に進む人も居るそうです。ただし物理と数Ⅲは取れないようになっているので、工学部と医学部だけは無理です、ということでした。


以前の英語科が平成13年から国際科という名称に変わり、より国際的な問題に焦点を合わせていこうということで、「国際関係」「国際問題研究」「国際事情」「アジア地域研究」「日本文化紹介」という5科目が設けられたそうです。6人のネイティブの先生が常駐していらっしゃり、先生方は校内では英語以外は喋らないことを徹底なさっているということでした(ただし、先生同士では日本語も使用するとか(笑))。着任式・離任式も英語で通されるそうで、英語での冗談は生徒達の方が早く反応するとおっしゃっていました。また、普通科の生徒達もこういった学校の方針の恩恵を受けて、英語に対して興味を持つようになるということでした。国際科の英語に関する授業時間数は大変多く、選択の仕方によってはかなりの時間数になるようです(HPの教育課程表をご覧ください)。日本人の英語の先生も授業中は英語で通されるそうです。(ただし、英語以外の授業は日本語で行われます。インターじゃないですので)                                                     日本語の遅れを見るような授業は特に無いそうですが、英語・数学に関しては習熟度別で、英語は1クラスを2分割で20人程度、数学は2クラスを3分割で27、8人程度で受講するそうです。英語コミュニケーションといった選択授業では12、3人ということもあるということでした。第二外国語としてスペイン語と中国語がとれるそうですが、スペイン語は英語の教科書を使って、英語で授業なさるとか。ネイティブの先生はいらっしゃらないそうですが、アメリカ人の先生でスペイン語がかなり話せる先生もいらっしゃるそうです。なお、平成17年度から19年度までSELHiの指定を受けています。


サマーイングリッシュキャンプやインターナショナルディなどに加え、海外の学校からの訪問や視察なども大変多く、生徒達のモチベーションも上がります。チャーチル杯といったようなスピーチコンテストで優秀な成績を収める生徒も多く、英語検定の合格者も多いそうです。


生徒達のクラブ加入率は、なんと90%ということでした。ブラスバンドには100名以上居るとか。他にも合唱部も活躍しているそうです。変わったところでは少林寺拳法部もあり女生徒も参加しているとか。なぎなた部もあり男子生徒も居るということでした。茶道・華道・筝曲といった日本的なクラブに参加する帰国生徒も割合いるとおっしゃっていました。


大学入試のことを再びお尋ねしてみました。本校ではAO入試より一般入試をする人の方が多いということです。先生がおっしゃるにはAO入試はあくまで付加的なものと考えた方が良いということでした。マスコミではAO入試が増えているといっているけれども、有名大学でのAO入試募集人員は多くはない上、8月から願書を出しはじめて、書類での一次合格通知が9月、その後、10月や遅いところでは11月に二次の面接があり、8月から合格の分かる11月まで少なくとも2、3ヶ月は宙ぶらりんな不安な気持ちで過ごすことになりるということでした。その結果不合格だと一般受験に臨まなくてはならなくなり、精神的に大変だそうです。また普通の授業のほかに、論文指導や面接指導があって、教える側としても時間設定が難しいとおっしゃっていました。高校現場側からは不評だというのが実態だそうです。


本校の受検ですが、国際科は80名全員、募集は兵庫県下全域を対象としており、適性検査と面接によって合否が決まります。特に帰国生の人数枠は決まっておらず、それぞれの事情を配慮して合否を決めるそうです。試験は適性検査(英語のペーパーテスト。10分の聞き取りを含む50分)と面接ですが、面接は生徒1人に対して2人の日本人の先生が面接をします。日本語で5分、英語で8分の試験だそうです。         


このお話をお伺いしているとき、外国人生徒もかなり居るというお話をしてくださいました。全く日本語が分からずに渡航して公立中学に入り、そこで2,3年過ごすとかなり日本語をマスターして、この高校に入ってくるそうです。特に中国人生徒に顕著なそうですが、その日本語習得ぶりには目を見張るそうです。本国で母語の基礎を身につけ、しっかり勉強する姿勢が身についていたからこそ、日本語での勉強に成果が表れるのでしょう。こういったことから考えると、帰国生徒でも一つの言語がちゃんとできて、しっかり勉強する姿勢が身についていたら、多少遅れがあったとしても、帰国後、大丈夫と言えそうな気がします。以前にお聞きした帰国ベテラン先生は、2年の遅れがあったら、殆ど回復不可能とおっしゃっていましたが、仲間の塾の先生がおっしゃっていたように、勉強する姿勢が身についているかどうかが問題なのかもしれません(高学年の場合です。帰国ベテラン先生は10歳くらいまでに、少なくとも一つの言語を確立させておくようにと強くおっしゃっていました)。


先生、写っちゃうんですけど・・・。智恵の泉 壁に壷が。昔からの壷を残しているとか。壁に壷が。
帰りに先生は親切に、校舎の外側を案内してくださいました。「智恵の泉」という小さな立像のついた泉水があり、そこにはこの学校のシンボル不死鳥(フェニックス)も象られていました。「自主の人たれ」「創造の人たれ」「世界の人たれ」という校訓を書いた塔もありました。英語の先生だった昔の校長が、英語で立つ学校としたい、という思いを込められたそうです。また、ついこの前まで校長だった方も英語が専門だったそうで、地球儀を象った記念碑を贈られていました。                                 


世界の人たれ、が正面を向いてます。世界の人たれ、が読めます地球儀を象った記念碑地球儀の記念碑
積極的な生徒が多い学校なんだろうなあ、という思いを持って学校を後にしました。  なお制服ですが、紺の上下でブレザーに男子は白と紺のネクタイ、女子は赤のネクタイとなっています。

西宮市立幼稚園の受け入れ体制

掲示板に、西宮市の体験入学の受け入れが、とても親切だったと書き込んでくださっていて(http://bbs4.sekkaku.net/bbs/?id=peers&mode=res&log=6)  思い出したのですが、西宮市は市立幼稚園の先生方も帰国の研修などを受けていらっしゃるので、幼稚園もかなり帰国子女に理解があるように思います。特に帰国児童の多い小学校の校区内の幼稚園は、そうだと思います。参考までに。


比較的、帰国児童の多い小学校・・・夙川小・北夙川小・甲陽園小・甲東小・上ヶ原小・高木小・瓦林小・上甲子園小・小松小など。

体験入学

夏休みを利用して、日本の小中学校に体験入学される方もいらっしゃると思います。長く海外にいらっしゃる方には、特にお薦めです。


日本滞在のお宿の関係から、おじいちゃんやおばあちゃんのお住まいの地区の学校にお願いされることが多いかもしれません。                                           他に、帰国してから住もうと考えていらっしゃる地域に体験入学されるのも、良いのではないでしょうか。                                                 また、神戸市や西宮市、豊中市など、受け入れ推進地域だったところでは、好意的に受け入れてくださるようですから、お願いしやすいと思います。お宿の確保をしなければいけないかもしれませんが。                                            


(こう書きますと、この3地域だけがお勧めのように感じられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。帰国児童・生徒が少ない地域でも温かな先生はいらっしゃいますし、子ども達もかえって珍しがって親切にしてくれる、ということだってあります。本帰国についても然り)


私の知り合いの場合は、日本人学校から遠いところに住んでいらっしゃったので、ふだんは現地校に通わせていらっしゃいましたが、夏休みに、現地校との休み期間のズレを利用して、しばらく日本人学校に体験入学させていらっしゃいました。それだと飛行機代は要らないですし、同じ国内なので、いろいろな負担が少ないかもしれません。日本人学校にお尋ねになってみてもいいかもしれませんね。

神戸大学附属住吉小学校&中学校

普通の公立小学校への編入学に不安を持つ帰国児童にとって、神戸大学附属住吉小学校は大変頼りになる存在です。また中学校についても、京都教育大学附属桃山中学校と共に、神戸大学附属住吉中学校はソフトランディングが必要な生徒にとっては非常に貴重な存在です。


ということで、お電話してお伺いをしてみようと思いました。ところが小学校・中学校とも現在、再編問題で先行き不透明であることに加え、両校の方針として、保護者が学校を見に来ることを強く奨励されているということで、他の人の訪問は歓迎されておりません。ですので、伺うことはやんわりとお断りされてしまいました・・・。                     直接、お電話なりメールでなり、尋ねてくださいということでした。それは、基本のことではあるのですが・・・。  人の話を聞いて誤解する人や、過剰な期待を持った人も居たという過去の経験がおありなのかもしれません。 うちの場合は、経済的に なかなか一時帰国はできず(会社がお金を出してくれるのは2、3年に一回でしたから)、親に学校を見に行って貰いました。関西に親が住んでいる場合はよいですが、そうでないとかなり大変ではないかな、と思うのですが。ただし、うちは公立小学校・中学校ですから内容については自分の経験で予測できました。国立や私立などは個性が強いですから、保護者が一度は見ておかれる必要があると思います。                                                       なお、両校が協同して運営されている国際教育センターの中の記事に保護者のために書かれたものがあり、参考になることもありますので、お読みになってくださいませ。 http://www.f-sumiyoshi.com/parents.pdf


さて、再編問題について電話でお尋ねしたところでは、平成21年(あと2年後ですね)に中高一貫になるのではないだろうか、という推測のようです。決定権は大学にあり、小中学校の先生はそれに従うだけで、何の情報も無いそうです。あくまで予測ということですが、中学校については来年受検される現在小学6年生までは、中学卒業まで面倒を見られるだろうということでした。それ以降の中高一貫校への編入は無理と考えてください、とおっしゃっていました。確かに、平成21年から中高一貫の1年生を新たに受け入れていくのですから、それより上の学年は存在せず、無理なのでしょうね。


小学校については、「おそらく」の話ですが、来年1年生に入学する生徒が6年を卒業するまでは学校としては存在するそうですが、それ以降は小学校は明石だけに置かれることになりそうです。帰国学級は4年生以上ですので、現在小学3年生以上なら、住吉の帰国学級に入れるかもしれません。しかし、それも確定的というわけではないようです。いずれにしても、詳しいことは半年後、さらには1年後にはずっとはっきりしているでしょう、ということでした。


いずれにしろ、今週末に開かれる公開研究会のテーマは小中一貫教育ということで、中高一貫になる前に、今の小中一貫教育の特性を改めて考えてみようということになったのではないか、と思います。残念ながら、私用でこの日には伺えないのですが。


教育内容についてはブログの3月6日に小学校、3月17日に中学校について、短く書いています。ご覧になってくださいませ。小学校・中学校とも丁寧なケアが期待できる学校です。先生方も非常に帰国児童・生徒に理解があるので安心です。しかし特別な英語教育が受けられるといったような期待は抱かれないようになさってください。あくまで、日本の学校の授業に十分ついていけるようなリカバリーを主体としています。もちろん、リカバリーといえども、目標は決して低いわけではないので大丈夫です。少人数ですので、個別の目標設定がある程度可能だと思います。なお、両校とも普通学級との交流を増やす方針を持っていらっしゃいます。


さて小学校の帰国学級から中学校の帰国学級への進級ですが、よほどケアを必要とする生徒以外は進めず、外部に出ることになります。また高校が無い学校ですので、中学からの進学は必ずどこかを受験することになります。その辺りもよくご理解のうえ、選択なさってくださいませ。


なお、定員ですが、中学校の帰国学級は15名定員となっていますが、今のところ各学年とも空きがあるようです。小学校にお尋ねしてみたところ、特に定員は設けていないし、今まで受検が殺到したことはないので大丈夫です、ということでした。

いつ渡航したらいい? 本帰国したらいい?

渡航される時期については、多くはご主人の渡航時期に左右されると思います。留学なさる場合なら、子どもさんも現地で新学期が始まる時期に合わせられることでしょう。会社の場合だと、ご主人が赴任されて何ヵ月後以降というふうに決まっているところもあると思います。ご主人の仕事の引継ぎなどがあるためでしょうね。


さて、それらを勘案した上でいつが良いかということになると、やはり現地の新学期が始まる前が一番良いとは思います。夏休みごろに行くと、現地に慣れる時間も取れます。 けれど、子どもさんが中学や高校などの入学時期が重なってしまうと、渡航は3月ということになるかもしれませんね。世界の多くの国では、3月や4月というのは学年の終わりに近づき中途半端な時期なので、迷惑かもしれないのですが仕方ありません。


渡航なさる学年について考えますと、滞在期間にもよるのですが、日本人学校を考えていらっしゃるなら、海外の日本人学校は中学までしかありませんので、高校では帰国かインターになります。それを考えて渡航なさってくださいね。                   インターや現地校に入られる場合ですが、小さいうちは比較的ラクですが(でも、日本語も発達時期ですので、しっかりさせてあげる必要がありますよ)、大きくなってからの渡航はかなり大変ですので、覚悟が要ります。下記を参考に、帰国時期の目処を考えて渡航なさってください。


本帰国をなさるタイミングなのですが、これは各家庭の事情によるので一概にお答えするのは大変難しいです。ご兄弟があったりもしますしね。海外赴任のあるご家庭では3年置きに出産するのがいいと聞きましたが(笑)。ここでは、ご主人の異動が当分無いという場合で考えたいと思います。


まず日本人学校に通っていらっしゃる方ならば、決定は比較的簡単でしょう。中学入学時期(中学受験なら)か、高校入学時期となるでしょう。ご兄弟がいらっしゃるなら、その方のことも考えないといけませんが、高校だと寮もかなりあるので、その利用も考えられます。帰国せずインターへの転校を考えていらっしゃるなら早めがいいかと思います。英語での勉強はなかなか大変ですから。


次に現地校やインターに通わされている場合を考えます。最終的に日本の大学進学を考えていらっしゃるならば、大学入学時に帰られるので良いかな、と思います。けれど、日本語はある程度、やっておいてくださいね。小論文の試験もありますし、大学へ入ってからもレポートを書かなければなりませんから。


なるべく、避けたいのは高校の途中での帰国です。特に高校3年の2学期を過ぎてからの帰国となると、かなり受け入れる学校は少なくなります。首都圏ならばまだしも、関西でもそれほど多くはありません。けれど皆無ではありませんので、どうしてもの場合はご相談ください。とりあえず高校卒業資格を取れば、AO入試や帰国枠で受験できる大学は結構あります。(国立大学入試は最終学年を現地で終了していること、という条件がつくところもあります)


高校途中で帰国になりそうな場合は、大学入試を考えると高校入学時に帰国しておくほうが良いかもしれません。それでも、日本の中学の勉強が全く抜けてしまうと、難関国立大学はなかなか厳しいものがあります。ですので、大学附属の高校を考えるのも良いかもしれません。もちろん、今の大学はAO入試や推薦入試を行うところも沢山ありますので、附属高校だけが選択肢ではありません。やる気があれば道は開けるでしょう。


絶対、日本の難関国立大学や国公立医学部だー、と思っていらして、高校卒業までに帰国になるだろうというご家庭では、中学で帰国されておくほうが良いかなと思います。もしくは現地でしっかり日本の勉強もなさっておかれると良いでしょう。といっても、そうしたからといって必ず合格するわけでもないので、よく考えてなさってくださいね。何事も無理しすぎるのは良くはないかな、と。                                  しかしながら、たまに優秀なお子さんだと現地校に通っていて(ただし補習校にも通学)、高校1年で帰国して2年位の勉強で東大へ通る人も居ます。現地の高校でも、ラクにトップクラスの成績を取るようなお子さんの場合ですけど。後期試験を利用すると、たとえば東大理Ⅱなどはセンターは数・理・英の3科目で足切りに使うだけ、二次試験は化学と生物、総合問題として英語読解力と日本語記述力ということなので、合格の可能性も皆無じゃありません。→来年’08から後期は一括募集となり、試験科目が変更になりました!(6月21日訂正)


                      ↑                                                   以上、各ご家庭の考え方に基づいて決めていってくださいね。もちろん、日本の大学じゃなくて、海外の大学という選択肢だってありますのでね。それに、大学以外の道だってありますし。

神戸市立こうべ小学校に行ってきました。

海外からお尋ねがあり、行って参りました。かなり久し振りに訪れた学校です。JR元町駅の西口改札を出て右側(山側)へ行き、地上に上がります。そして横断歩道を渡り、神戸生田中学の横を通って兵庫県公館の素敵な建物の前を通り過ぎ、県庁方向へ。そこから、また山手の方へ行くと、すぐに小学校が見えます。学校のすぐ左手には相楽園の素敵なお庭が望めます。ずっと緩い上り坂なので、ほとんど苦になりません。徒歩10分程度でしょうか。駅から官庁の横を通る道筋の先にあり、街の真ん中にありますが環境の良いところです。


校庭に沿って歩いて行きますので、校舎も校庭も道からよく見ることができます。明るくきれいな校舎です。運動場の真ん中には楠が一本、立っていました。校庭の真ん中の楠木校庭の楠木入り口玄関カーペット敷きのピロティ
                                                          入り口に着くと、しっかり柵がしてありインターホンで来意を伝えると、すぐに返事があり入り口を開けていただきました。中に入ると、1階正面ピロティにはカーペットを敷いた空間があります。その向こうはガラス戸になっていて、図書室がありました。入り口を入って左手の造り付けのベンチには、お迎えのお母さんが一人、座っていらっしゃいました。


先生はすぐに出てきてくださり、玄関近くにある応接室でお話を伺いました。この学校の何よりの特色は、その国際性です。帰国子女は4人ほどなのですが、外国籍生徒が35人もおリ、その国籍も様々だそうです。中国・韓国・インド・ドイツ・アメリカetc. 日本語のできない生徒のためにはサポーターが市から派遣され、授業中横につかれます。また国際教室というものもあって、日本語指導の必要な生徒に取り出し授業をされているそうです。そのために一人、支援の先生がいらっしゃるということでした。ただし、帰国児童はそういった支援の必要は無いそうです。ですが、これだけ外国人が多いと、帰国後の違和感というのは非常に少ないだろうと思います。むしろ日本語のできない外国人生徒をサポートしてあげられるのではないでしょうか。この学校の生徒達も、外国人だからといって抵抗感を持つことは全く無いということでした。


国際理解教育に特色があって、以前のように外国人を招いたりはしていないけれども、外国の文化フェスティバルといった催しを年一回していて、すぐ近くにある中華同文や聖ミカエルといった学校との交流があるということでした。それらの学校のバザーにも参加したりするそうです。                                        英語学習については一般児童向けではあるけれども、保護者に外国の方もいらっしゃるので、市のALTの講師の他にそういった方に講師として来て貰うこともあるということでした。


生徒数は570人ほどで、突然、日本語の全くできない外国籍児童の転入などもあるそうですが、比較的安定しているそうです。各学年100人足らずで3クラスずつ。校区はフラワーロードから西へ、相楽園の一つ西の筋までの範囲で、山手から海岸までとなっており、大変広いために画一化した家庭環境ではありません。もともと4つあった小学校が統合してできた学校です。校庭にある楠木は、背中合わせにあった小学校の境を示すものだったそうです。一度、枯れかけたのを大切に再生させたということでした。


中学は公立の場合は神戸生田中学へ進むそうですが、私学受験も大変多い地域ですとおっしゃっていました。


校内は自由に見てください、ということで見せていただきました。応接室を出ると、玄関近くには外国人のお母さんが日本のお母さんと英語でお話していらっしゃいました。また校庭に出ると、一人の先生が女の子に話しかけていらっしゃいましたが、その子どもさんのお名前は日本人の名前ではありませんでした。非常にインターナショナルな環境を持つ学校だと感じました。お話くださった先生も、welcomeといった温かな雰囲気の先生でしたし、とても良い印象を持って、学校を後にしました。

語学ボランティア

帰国子女の方でも、もちろん保護者の方でもいいのですが、語学ボランティアをされてみるのも良いのではないでしょうか。


関西でも色々な国際会議や国際的なイベントが催されます。そういう時に参加してみるのです。視野が広がるでしょうし、仲間が見つかるかもしれませんし、語学維持のモチベーションにもなることでしょう。


もう締め切りは過ぎていますけれど、例えば                             世界陸上大阪のボランティア→  http://www.osaka2007.jp/volunteer/index_j.html              アジア開発銀行年次総会の語学ボランティア→ http://www.andrew.ac.jp/news/2006/20070116-2.html  

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