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高齢者施設の検索サイト

老後、子どもの世話にならずに生をまっとうするためには、どうしたらいいかしらん?となんとなくネット検索していたら、こんなサイトがありました。大阪府下の高齢者施設の検索サイトです。各都道府県にあるのかもしれません。市役所に一覧表を貰いに行かなくても、家で調べられるなら便利ですね。でも、学校情報と同じで、最終的には自分で見に行かないと、なかなか分からないでしょうけれど。(学校より長い期間ですしね。たぶん・・・)


大阪府高齢者関連 施設情報→ http://www.pref.osaka.jp/korei/sisetu/sidou/kizon_yuryo.htm

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ジャンル:結婚・家庭生活
神戸市内の学校区検索

すでにご存知の方も多いと思いますが、各市の教育委員会のサイトで学校区検索ができるところがあります。その一例として、神戸市の学校区検索のサイトを御紹介しておきます。地図が無いようなので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ネット地図やグーグルアースなどを利用して、お調べになってみてくださいね。


神戸市の学校区検索→ http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/access/kouku.html

西大和学園高校に行ってきました。

帰国受け入れをしている関西の学校で、最も進学校らしい学校です。日本人学校出身者を中心として、難関国立大学へ進ませたいと考えている親御さんに大変人気があるようです。今回、初めて訪れてみました。


行ってみてわかったのは、アクセスの良さです。奈良県にあるということで、阪神間からは遠い、というイメージだったのですが、JR大和路快速を使うと大阪駅からなんと30分で最寄り駅である王寺に着くのです。大和路快速はJR天王寺が始発で環状線を鶴橋、京橋と回って大阪駅に着きます。そこからまた環状線を弁天町、新今宮とまわって、今度は関西線の天王寺を経て、二駅目が王寺です。他に近鉄電車を使って行く方法もあります。さて、天王寺を出て、八尾を通り過ぎ、生駒・金剛山系に近付くと大和川が現れ、そこから車窓にぐっと緑が増して、「小さな旅」気分になります。ほどなく王寺に到着するのですが、王寺駅が大きな駅であることに驚きました。線路が何本も連なっています。駅からはショッピングデパートも続いており大手スーパーの看板も見えます。改札を出ると、右手の南口へ向かい、左手の階段を下りるとバス乗り場で、1番乗り場のバスならどれでもOKでした。かなり頻繁にバスは出ているようです。バスに乗ると6分で学園の前のバス停に到着。周囲にはそれほど建物がなく、緑豊かな環境です。「大和まほろば」ですね。


改札を出た所にある看板、南出口へ。改札を出た所の看板王寺駅、奈良方向を見たところ。王寺駅

事務室のある側の建物に入ると、中は白い床、白い壁の明るい建物でした。ご案内を受け、左手の応接室へ。俳画の入った額、ゴブラン織りの壁掛けや壷など飾り物が置いてあります。そこへ担当の先生がお見えになり、説明を伺いました。


左が事務室のある建物左が事務室のある建物グラウンド。右手奥に寮が見える。右手奥に寮

この学校は、現衆議院議員の田野瀬良太郎氏が奈良県議会議員の時、1984年に創立されました。知・徳・体を備えた人間を育てたいという意思を持って設立され、今も脈々とその意識が学校を貫いているようです。 


中学校は男子のみで各学年5クラス220人程がいます。中学入試は帰国枠はなく、普通の受験となります。高校から2クラス100人(男女)が編入しますが、そのうち30人を国際コースという受験枠で帰国生や外国籍生徒を募集します。国際コースというのは、受験方法のことで入学後のコースを指すわけではありません。国際コース受験では英語・数学・国語の筆記試験とグループ面接を行い、理科・社会は免除されます。30人募集ですが昨年度の合格者は10人。毎年10人前後が合格となるようです。筆記試験の合格最低点は専願と併願で違いますが、60~65%は取る必要があります。(面接ですが、「もやしっ子」「ガリ勉クン」では困るといった言葉が出ていましたから、積極性を感じさせる子ども、また女子であれば、男子の多い中でもやっていける子どもを見ていらっしゃるのではないかと思います。)さて、入学後は高1は編入生は別クラスですが、高2からは中高一貫生と一緒になります。そのために、高1の夏休みのサマースクール(勉強合宿)では、編入生はどんどん勉強を進め、中高一貫生は復習を中心にするそうです。高2から文理が分かれますが、例年、文系が2クラス、理系が5クラスで、それはスーパーサイエンスハイスクールに指定される前から、そういう割合だったそうです。昨年度は編入生100人中、36人が女子で、中高一貫の男子生徒220名を合わせると、約320名中36名が女子という割合で、クラスによっては女子が居ないこともあるそうです。けれど、お手洗いなどの施設は、初めからしっかりと女子のためにと造ってあるからご安心ください、とのことでした。


次にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)についてお伺いしました。これは文部科学省が2002年から指定を始めたのですが、その1期指定(全国数校)の一つに選ばれ、5年間、国から助成金が下りました。そして今年度、その成果が高く評価され、さらに5年間の継続指定を受けたそうです。大学の先生方が学校へ来てする講義、生徒達が奈良先端科学技術大学院や京都大学、東京大学、理化学研究所などの研究室へ行ってするリサーチなどの活動が行われています。これらは単に受験勉強だけで終わってしまわない生徒を育てることに大変有益で、また研究への意欲があるが故に受験勉強にも励むという好循環をもたらしているそうです。大学側も独立行政法人になったためか、積極的に高校生を指導してくださるということでした。そうやって研究したことを、生徒達はパワーポイントなどを駆使して発表するのですが、その時、生徒達は反省のかたまりになっているそうです。まだまだ自分の研究が未熟だと分かっているが故に、もっと大学でちゃんとやりたい、というモチベーションに繋がるということでした。


さて、訪れた時は体育祭明けだったのですが、体育祭は1週間授業を全くしないそうです。その期間は体育祭に集中します。文化祭も同様で、それが終われば、次の週からはまた勉強に集中します。そういった切り替えの素早さが社会に出ると非常に重要だから、ということでした。メリハリのついた生活、遊びと勉強を切り替えられる人間を育てたいということでした。ハマル時にはハマルことが大切だと先生は説かれます。一生懸命やったからこそ、切り替えられるのだと熱く先生は語ってくださいました。


その他、さまざまな体験学習の仕掛けを学校はするそうですが、忙しくも充実した生活を送れそうです。そんな忙しさの中でもクラブ加入率は8割近いということでした。(練習日は毎日ではないそうです) 積極的に生きようとする生徒が多いのでしょう。                                                       高1夏休みは希望者はアメリカのソルトレークシティでホームステイ、高1秋には中国へ行きます。中国では現地の高校生と触れ合い、中国人生徒達の英語力に啓発され、また日本では実験段階のリニアモーターカーが実際に走っているのを見てまた刺激を受けるそうです。


さて、英語についてですが、最近はセンターにもリスニング、また東大もリスニングを課すので、それについてはネイティブの先生を活用しているとのことでした。


勉強の遅れについてお伺いしたところ、海外で習っていない分野があれば、それは放課後マンツーマンで指導するそうです。試験は年間5回ですが、その他に先生の裁量で確認テストをこまめに行い、合格点に達しない場合は再試験を何度も課して、できるまでフォローするということでした。授業は中間層を主体にするが、下位層の生徒の落ちこぼれを極力無くすことを至上命題にされているそうです。たとえ難関大学でも大切なのは基礎学力、それを確実に習得することが必要ということでした。上位層の生徒にも全ての科目の基礎を取りこぼすことなくさせた上で、高1生に大学受験問題を余暇時間にするように与えてみたり、ときには大学数学を与えてみたりするそうです。現役合格率が高い本校なのですが、先生が仰るには、浪人生になってしまうのは能力が足りないわけではなく、時間が足らず間に合わないというケースが多いのだということでした。そういうことの無いようにフォローがしっかりなされ、高3になると土曜はセンター講座が開かれたり、夏休みには予備校並みの授業が行われます。そういった特別授業も学費の中に含まれており、塾や予備校、家庭教師につく生徒は大変少ないそうです。


さて、その後、先生は校内をずっと案内してくださいました。校内は全体的に光が入って明るい感じで、広い窓からは緑の多い外の景色が見渡せます。図書室の横には自習室が完備されています。中学校の棟と高校の棟を広い廊下が繋いでいます。教室は授業中で、開いた扉から中を見ることができました。生徒達は午後の一番眠くなる時間帯なのに、皆、黒板を真剣に見つめています。廊下にはセンター試験講座の順位が張り出されていました。高3のクラスだったのですね。5人位の生徒のクラスもあったのですが、それは世界史などの選択授業だそうです。高2や高1のクラスも覗いたのですが、皆、真面目に授業を受けていました。さすが! 下におりてくると、今度は大学合格者名が壁に貼り出されていました。東大や京大、医科大学などずらりと並んでいます。その中で海外の大学に進学する生徒達の名前もありました。アメリカ、英国、アイルランド、韓国の大学に8人程が進学しています。東大や京大に合格しても、それを蹴って進学するそうです。海外研修旅行やSSHの成果が、こんなところにも表れているのだろうと思いました。                                          


外に出て、食堂なども見せていただきました。中1、中2は水泳必修だそうですが、プールはありません。近くのスイミングスクールと提携していて、そこのバスに乗ってプールへ行くそうです。


その後、寮を見せていただきました。グラウンドの端っこにあるのですが、黄色と青を基調にした、なんとなく楽しげな外観です。以前は寮にかなり空きがあったのですが、3年ほど前からは断らないといけない状況だということです。ラサールといった感じで、全国から受験を目指す生徒が集まるようです。中に入ると寮母さんがいらっしゃいました。寮母さんが私服以外のすべてを洗濯して畳んでくださるそうです。1階にはパソコンが数台。本校では携帯を持つことが禁止されていて、寮生も実家とはパソコンメールで連絡を取るだけだそうです。凄い!と思いましたが、一昔前はパソコンメールさえ無いのが普通の時代でしたものねえ。


寮は4人部屋で机はありません。というのは勉強は、自習室ですることになっているのです。寝ている人の邪魔にならないように、という配慮だそうです。自習室には各自の机と書棚がビッチリと詰まって置かれていました。壮観です。前には一段高くなった番台があり、先生が座られるそうです。当番の先生が2人、指導に当たられるということでした。これで勉強できないことが不思議、と思える空間です。


いろいろ見せてもらって、先生にご挨拶した後、帰り道では掃除をしている中学生達から「こんにちはー」という声を、沢山かけてもらいました。躾けが行き届いているなあと感じました。ほんとに、バッチリと勉強させてもらえる学校だと思いました。


昨年度の募集要項概要は「続きを読む」をクリックしてください。

このところ、学校訪問記事が続きますが・・・。

このところ、記事が学校訪問ばかりに偏っていて、済みません。というのは、学校は7月20日頃から夏休みに入ります。それまでに、できるだけ訪問をしたいな、と思っていますものですから。もちろん、9月に学校が再開されたら、また訪問も再開しますね。 もし、早く行って欲しいな、といった学校がありましたら、ご連絡くださいませ。


その他の活動も、お仲間が動いて下さっているので、そのうちブログに載せることができると思います。どうぞ、お楽しみに。

塾で帰国生徒を教える立場から見て。(寄稿)

お仲間の一人が、塾で指導をされているのですが、帰国児童・生徒を担当したことがあるそうです。そこで寄稿をお願いしてみました。とても参考になると思います。


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小学生の間何年か英語圏で暮らしていたという子供を数人教えていた経験があります。アメリカ、シンガポール、オーストラリアと国は異なりますが、やはり共通点が見出されます。

これは、仕方がないことなのかもしれませんが、どうしても学習習慣が身に付いていないことです。                                              楽しく学習するという外国の勉強体制は素晴らしいのですが、日本に帰国した後にはシビアな現実が待っています。まず机に向かって座る事から始めないといけない子もいます。   漢字ももちろん弱い、、、、日本の歴史や地理もあいまい、、、、       そして、唯一修得していたはずの英語も日本に慣れていくうちに全く忘れてしまう、、、などです。

 

これは、子供の学習能力の違いもありますが、親のフォローなどによりかなり改善されると思います。

前述のように外国生活で起こりうる悪い点ばかりを持ち帰るのではなく、自分の意見をはっきり言える、他の国の歴史や文化を知る、他の国の言語をしっかり修得するなど帰国子女の良さを前面に打ち出していける子供に成長させて欲しいと思います。そういう子供達もたくさん知っています。

其の国でいい友達を作り、外で習い事をしたり、読書(日本のものも、其の国のものも)をすることなどが大事です。

ただ、家族でいろいろな所へ旅行をして海外生活を終えるだけというのは止めて欲しいと思います。帰国後はなるべく早く日本の勉強と既得した言語の維持を両立できる環境を整えることが肝心です。其のためにもどこにどんないい塾や教室があるなど情報を張り巡らせることもお母さんの大切な務めとなります。インターネットや友達の話などにも注目してください。そうすることにより、これから待ち受ける受験にもすばやい対応が出来ることにもなります。

 バランスよく海外で暮らし(具体例はまた機会があれば是非書いてみたいと思います)、帰国した後にはあらゆる分野で個性を生かした活躍が出来る子供に成長していただけることを願っています。子供の努力とお母さんのサポートが実を結ぶ時が来ることを楽しみにがんばりましょう。

                         (by ミルキー)                           

兵庫県伊丹学区(伊丹市、川西市、猪名川町)は2,3年後に複数志願制へ?

全国で総合選抜制度を採る2つの地域、京都府京都市学区と兵庫県内の5学区のうち、兵庫県内の明石・尼崎の両学区は来年度から、西宮は09年度、そして伊丹学区も2,3年後からは複数志願制を採用することになりそうです。すると兵庫県内で総合選抜制度を採るのは宝塚学区だけになりますね。


記事はこちらです↓


http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/archive/news/2007/05/29/20070529ddlk28040393000c.html

大阪府立千里高校を訪問

(デジタルカメラを持って行き忘れたので、携帯で撮りました。画像が悪くて済みません!写真にカーソルを合わせると簡単な説明が出ます。)


大阪の公立高校のうち、帰国枠のある学校の中では最も人気のある学校、大阪府立千里高校に行ってきました。このブログの3月26日に大阪府の公立高校入試&帰国枠について書いていますので、ご一読くださいね。                                     1990年に国際教養科という学科を府下9校に設置し(普通科と併設)、帰国生徒も受け入れるようにしました。そして2005年にそのうちの3校(千里、住吉、泉北)の学科を改編し各校、国際文化科と総合科学科の2つの学科としました。国際文化科は文系、総合科学科は理系ですが、どちらも英語を重視しています。


正面に黄色い螺旋階段のある陸橋千里高への道千里

千里高校は阪急千里線山田と南千里の中間、若干、山田寄りにあります。またモノレール山田駅も阪急山田駅のすぐ北側にあります。阪急山田駅からは南千里方向に線路沿いに戻るように歩きます。すると黄色い螺旋階段のついた陸橋が正面に見えますので、その階段を上がり、左手に行くとすぐ、静かな住宅街の中に学校があります。徒歩10分ぐらいでしょうか、緑の多い道です。学校にを入ると校舎沿いにも緑や花があって、なかなか良い雰囲気です。入り口に校舎配置図がありました。探求センターやサイエンスセンターといった建物などがあり、大変広い様子です。(この配置図をHPに載せられると良いと思います。でも治安の関係で難しいのでしょうね)


千里高の玄関千里高の玄関千里高の配置図 右が運動場校舎配置写真

建物に入り、受付に名前を申し出ると、そこには先生がすでに待機してくださっていて、さっそく玄関横の応接室に御案内いただきました。この学校は創立40年。大阪万博の直前に開校したそうです。高度成長期に入ろうとした頃の日本、そして大阪は大変勢いがあり、教育に理想や夢を託し、それを実現しようとする心意気に満ちた建物だったのだ、と校舎配置図を見たときに感じたものの理由が分かった気がしました。


この学校は国際文化科が4クラス、総合科学科が3クラス、いずれも40人学級で1学年280人で構成されています。そのうち帰国生徒は3%以内、8人まで入学を許されます。昨年度も国際文化に5人、総合科学に3人の帰国生徒が入学しました。この割合は別に決まったものではなく、トータルで8人ということだそうです。帰国生徒は日本人学校出身者のほうが少し多いとおっしゃっていました。この学校は入学する時に、文系か理系かを決めておかないといけないのですが、先生は数学が苦手だ、国語が苦手だという消去法ではなく、「これがしたい」「これが好きだ」という積極的な気持ちで進路を選んで欲しいとアドバイスを下さいました。その方が、将来的に伸びるそうです。なお、途中の転科はほとんど不可能です。


英語については、府下の公立高校では最高レベルの授業展開がされているようです。ネイティブの先生が4人常勤していらっしゃるとのこと。日本人の先生とTeam Teachingも多く、普通の日本の中学から来た生徒は驚くそうですが、でも必死に頑張るそうです。SELHiの指定は終わりましたが、その時に作成した教材などを今も活用され、その教材は他校からも譲って欲しいという依頼があるということでした。第二外国語はフランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国朝鮮語の5ヶ国語から選べるそうで、語学によっては非常勤のネイティブの先生が来られるそうです。                                      また2年の11月には、オーストラリアに1週間、研修旅行に行き、ホームステイは勿論、現地ではオリエンテーリングというか、4,5人のグループでいろいろなところを見て回らせるそうです。そうやって、実地に英語を使って、自分達で行動することを実践します。留学をする生徒も結構居るということでした。


国語もそうですが、社会・理科など海外で習っていないこともあったりするので、取り出し授業が必要な生徒にはできるだけ対応するようにしているということです。


授業は午前中4時間、午後3時間で3時25分まで、その後クラブを行い、クラブに出て最終下校は6時半までとなっているそうですが、クラブ加入率は8割ということで、勉強にクラブにと充実した毎日を送る生徒が多いようです。                      2学期制を取っているそうですが、前期3回(5月・7月・10月)、後期2回(12月・3月)に試験を行い、試験範囲を広げ過ぎない工夫が行われています。


先生がおっしゃるには、特に国際文化科の生徒たちは、それぞれの個性がはっきりしているけれど、お互いがそれを認め合える生徒達だということでした。皆が違っていて当たり前、という意識が浸透していて、帰国生徒にとっては比較的ソフトランディングしやすい環境でしょう、ということでした。                               校則についても、それほど厳しいものはなく、8時半始業の5分前までには学校に到着するといったことはあるそうですが、ちゃんと説明すれば理解できる子ども達だとおっしゃっています。


大学進学のことをお尋ねしたところ、本校ではAOや推薦よりも一般入試で受験する生徒達が多く、また国公立を目指す人が大変多く、殆どがセンター試験を受験するということでした。今年初めて国際文化科・総合科学科の3学年が揃ったので、その生徒達の進学実績が表れるのは来年の入試ということになるのでしょう。英語に強い理系などは、かなりの実績が出るのではないかしらという気がします。


最後に入試問題についてお尋ねしました。作文と英語、数学の試験があるそうですが、英語と数学は一般生徒と同じ問題だそうです。作文については、申請すると英語で書くことも可能だそうですが、日本語で書く生徒が多いということでした。


その後、先生が校内を詳しく案内してくださいました。(とっても親切な先生でした!)  玄関正面の光を通す透ける階段など、モダンな造りです。廊下には光を取り入れる円形の天窓がありました。                                     かなり広い図書館、そしてその横にある自習室の利用も多いということです。そして公立としては珍しいプレゼンテーションルームもあります。(これらはHPのビデオでも見られます) 各学年毎の棟になっていますが、その間を明るい廊下が繋いでいて、切り離されている感じは全くありません。それからサイエンスセンターも見せていただきました。2階は物理教室が4つ位あり、そのうちの1つはパーティションで少人数の部屋にも分けることもできるようリノベーションされていました。総合科学科の120名を細かく10数人ずつのグループに分け、自分達で実験し研究をする際などに使われるということでした。恒温室などもあり、また様々な機器も揃っているようです(HPのビデオをご覧ください)。それを使いこなす先生が居て、それをしっかり受け止められる生徒が居るということだと思います。螺旋階段を降りると(校内に螺旋階段も珍しいですね)1階にも化学の実験室が別にあり、また生物実験室の部屋もあります。本当に万博前の意気込みを感じる造りでした。そして、それを今の教育に生かそうとする工夫も感じました。


図書館図書館と運動場運動場

ちょうど、その頃、授業が終わり、生徒達の姿を見ることができました。制服が無く私服ですが、華美なファッションの生徒はおらず、皆、ごく普通の感じでした。賢そうな生徒達に見えました。


その後、自転車置き場の前も通りましたが、最近は自転車通学の生徒は少し減っているそうです。というのは、府下全域が通学区になっているので、かなり遠くから来る生徒もいるからのようです。遠くは枚方近辺や、天王寺より南から来る生徒も居るということでした。自転車置き場だったところを利用して、運動部のためのトレーニング機も置いてありました。グラウンドも大変広い学校です。


その後、セミナーハウスという建物も見せていただきました。板張りの広い1階は、留学生が来たときに使ったり、様々に利用されるそうです。2階は畳敷きの広い部屋が両側に2つあります。それぞれ男子生徒、女子生徒に分かれて合宿したりする時に使うそうで、なかなか有意義な施設だと思いました。


最後にコンピュータルームを拝見しました。沢山のコンピュータが並んでいます。生徒達は皆、パワーポイントなどを使って発表できるような力をつけるということでした。


公立として、これほど立派な施設を持ち、また様々な授業を提供してくださる学校は、そんなに多くは無いのではないかしら、とつくづく感じた学校訪問でした。

ミュージカルはお好き?

ミュージカルはお好きですか? もし嫌いじゃなかったら、サラ・ブライトマンの歌声、綺麗だなあと思われることでしょう。Time To Say Goodbye、私のお父さんなど、美しい歌声です。お聞きになってみてください。


http://www.hmv.co.jp/product/detail/42966


http://www.toshiba-emi.co.jp/sarah-brightman/disco/tocp50399.htm


「オペラ座の怪人」や「キャッツ」に出演した歌姫です。こんな才能があれば、天職なんて簡単に見つかって、いいですねえ。

テーマ:女性アーティスト
ジャンル:音楽
帰国受け入れ校のベテラン先生にお会いしてきました

帰国受け入れ校のベテラン先生に、個人的にお会いしてお話をお伺いしてきました。


現在の大学入試では推薦とAOで入る学生が半数を占めていて、有名大学も同様だそうです。となると、従来通り、学力偏差値の高い中高へ行くことに親が全力を傾けるのは、時代遅れの考え方だそうです。もちろん基礎学力は大切なのですが、得意を作ってやることが重要だとか。できれば、得意が2つ以上あると、1つがうまくいかなくなっても、やっていけるから良いと仰っていました。そして、そういった得意があると、学校生活で認められることが多いし、また学校という狭い枠に関係なく、自分に自信を持つことができるでしょう、ということでした。もちろん勉強が、得意の中の一つでもいいのですが、意欲が大事ですよね。                                


学校を選ぶときに、親がよく犯す間違いは、学力だけでぎりぎり滑り込ませるということだそうです。それで落ちこぼれれば、かなり子どもは辛くなります。学校で楽しく過ごせるだけの、余裕が必要ですよね。塾はよく、「もうちょっと頑張れば、あの有名な〇〇中学へ行けますよ。だからこの科目とこの科目を受講すればいいですよ」という営業トークをします。そういった情報に乗ってしまわない冷静な判断力が親に必要とのことでした。                                                  子どもが生き生き通える学校を探してくださいね。親の名誉のためじゃないですもの。     


学校の内輪話としては、優秀な子が欲しいのは事実。なぜなら手がかからないからだそう。「そういった子どもはどこの学校でも入れます」ということでした。それは単に学力だけの優秀さを言っておられるようではありませんでした。今の社会に求められる学力や能力なのでしょうね。(ハイパーメリトクラシー?)


また、帰国生徒を入れることで下りる一人あたまの助成金を考えると、帰国受け入れ専門校でないところは(時には専門校でさえ)、手のかからない、即ち特別の補習をそんなに必要としない生徒が有り難い、ということでした。ウム・・・。良く学校を見極めないといけませんね。学校としては、中間層に向けて授業をするので、下層にいるとあまり面倒を見てもらえないようです。(お話くださった先生の学校では「帰国生の学力、メンタルの丁寧なケアをします」と話しておられました)                        今時の大学の推薦合格は、やはりある程度の学内の成績も必要ですから、下層だと学校が面白くない上に、推薦の可能性だって低くなります。アメリカの大学入試で見られるように、「鶏頭となるも牛後となるなかれ」が、今の日本では、より大事みたいです。


それと、偏差値についての内輪話ですが、塾の偏差値はかなり恣意的に変動させることができるようです。偏差値に頼りすぎるのは危険ですね。大学合格者数を見るほうが確かなのかもしれませんが、それも一部の優秀な生徒の自己努力の可能性もあります。                                                 


本当の意味で子どもが楽しく、かつ有意義な学びができそうな学校探しが必要ですよね。でも、例えうまくいかなくなっても、そこからも何かを学び取ればいいと、ある程度、腹を括らないと不安で先に進めなくなりますよー。人生、なんとかなります。転んでもタダで起きへんで~!という心意気も大事かな。


便利サイト検索、良いことか悪いことか、わかりませんが・・・。

日本も次第にアメリカ型になっていくのでしょうか。学校区によって、不動産価格もかなり違ってくるようです。                                             


すでに皆さんもお読みになっているかもしれませんが、産経新聞のサイトに「京都の不動産屋さんが、京都市内の校区を検索でき、会員登録すると校区ごとの不動産価格も分かるというシステムを立ち上げた」といった内容の記事が出ていました。校区によって、かなり不動産価格が変わる状況が加速しているようで、便利さよりも校区といった傾向があるみたいです。一度、記事を覗いてみてください。http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070526/gkk070526001.htm             なお記事中のセンチュリー21 関西下鴨店のサイトはこちらです。http://century-21.cc/service/gakku/index.htm センチュリー21はアメリカにありますよね。


校区の良いところに走り過ぎるのは問題かなあ、と思いますが、全く知らないというのも心配ですよね。このようなサイトは、うまく利用してください。情報に流されず、判断の材料の一つとして使いこなしてくださいね。



訪問希望校を教えてください。
あちこちと楽しく学校訪問をさせていただいております。                      皆様の希望がございましたら、訪問をいたしますので、どうぞプロフィール中にありますアドレスへメールを下さいませ。母親の立場に立って、レポートしていきたいと思っています。                                                  なお、お子様の性別と日本での学年や大体の帰国時期(これは大体で結構です)、渡航国(または都市)と通学学校種別(現地校・インター・日本人学校など)などをお教えくださると助かります。宜しくお願いいたします。
豊中市立上野小学校を訪問しました

関西では神戸市、西宮市とともに豊中市には以前から公立小学校・中学校に帰国児童・生徒が多く居る学校があります。3月4日に大阪府の小学校、3月9日に中学校について書いています。そして3月12日に公立中学一般について書いていますのでご一読くださいませ。


さて、今日も爽やかな良い天気でした。阪急豊中駅からバスに乗ります。行き方については上野小学校のHPに詳しく書かれています。府立豊中高校の次のバス停が上野小学校前です。降りると目の前に池があり、噴水が涼しそうに水を噴き上げています。そのちょうど向かい側、少し高くなったところに上野小学校はありました。緑豊かな学校です。入り口の前には守衛さんが座っていらっしゃり、すぐに私に気付かれ立ち上がられました。なかなかしっかりしたセキュリティです。

上の小学校前の池上野小学校前の池上野小学校上野小の玄関

中に案内されるとすぐ先生が出て来られました。そして帰国児童が放課後に勉強を見て貰える教室に御案内いただきました。「昭和40年から帰国児童を受け入れており、今でもしっかりとした体制をとっているのは、日本唯一、うちの学校だけでしょう」という誇らしげなお話で、大変心強く感じました。現在、この学校は各学年平均5クラスあるそうです。そして学級の人数は3年以上は40人、1・2年は35人学級となっています。1・2年が35人なのは大阪府の太田知事の提唱で実施されているそうです。この学校の帰国教室で一番心掛けているのは心のケアということでした。「勉強の問題よりも、心の方が大事なのです」という大変理解のある言葉に嬉しくなりました。


帰国教室は月・木・金の週3回、2時半から4時20分まで開かれています。HPを見ると43人ほどが帰国後3年以内のようですが、そのうち15人位が登録しているようです。今日は7,8人が来ていました。国語の漢字の書き取りをしたり、計算ドリルをしたり、主に宿題を中心に見て貰っているようでした。担当の先生はベテランの女の先生です。授業時間にも順番に帰国児童の居るクラスを回って、補助的な指導をなさるそうです。いろいろ工夫して、上野小学校はこのような専任の先生を配置していらっしゃるようで、本当に有り難いことです。夏休みにも2日ほど、宿題の指導などをする日があると聞きました。                                                 第1、3土曜は豊中市が主催する補習授業が、同じ上野小学校の教室で開かれているそうです。


英語については、各家庭に任されているということでした。一人の子どもは豊中駅の近くのタイム・イングリッシュ・スクールに行っていると答えてくれました。他にも千里国際の土曜英語教室に通う生徒も居るということでした。                    そういった情報は、月1回程度開かれる帰国児童保護者会で口コミで伝わるようです、と先生はおっしゃっていました。その他、帰国教室に迎えに来るお母さん同士が親しくなって、情報が貰えることもあるそうです。                          豊中市では他にも小路小学校に帰国児童が多いそうですが、このような帰国教室は無いそうです。桜井谷小学校は留学生の子どもさん達が多いそうです。


中学校についてですが、受験は各家庭がいろいろ考えてなさるということでした。公立中学は上野小学校からは11中と3中に分かれて進学するそうです。以前は11中に行く帰国児童が多かったそうですが、最近は3中も増えているということでした。もちろん、どちらの中学に進学するかは、校区で決まってきます。
上野小の校庭上野小の校庭
お話を伺って、最後に校内を自分で見てまわってくださいということで、ぐるっと回りました。子ども達が元気に校庭で遊んでいました。先生の周りに集まって、なにやら楽しそうに話している子ども達も居ました。帰り際にバス停で待っていると、ボランティアのお兄さんがサッカー指導に来られました。とても愛想の良いにこやかなお兄さんでした。                                      
                         バスは昼間は1時間に7本、朝夕は1時間に20本近くあります。ところが夕方、私が帰る頃は、ちょうどバスの切れ目か20分ほど待ちました。車があると便利な地域なのかもしれません。お母さん方は自転車を愛用していらっしゃるようでした。結構アップダウンがあるような感じですが、お元気です。                                                                                   豊中駅まで帰ってくると、駅近くの塾に行く子ども達をたくさん見かけました。非常に教育熱心な地域であることが、よく分かります。


公立小学校では関西で最も帰国に優しい学校ではないかな、という気がしました。ただ交通の便が、大阪に出るときなどはバス利用で駅まで行かないといけないのが不便かもしれませんが。


 

西宮市立高木小学校&西宮市教育委員会に電話取材

西宮市の小学校については3月4日、中学については3月9日に少し触れています。そこで実状について知りたく、西宮市では最も帰国児童数の多い高木小学校にお話を伺いに行こうとお電話してみました。高木小学校は随分以前に訪れたことがあるのですが、西宮北口から徒歩で10分程度という便利さも魅力でした。ですが、担当先生のお話では「特別なことは何もしていない」ということで「西宮市教育委員会に尋ねてください」というものでした。


西宮市は過去に文部省の帰国子女教育受け入れ推進地域に選ばれ、受け入れ校もありました。また「帰国・外国人児童生徒と共に進める教育の国際化推進地域」の指定も受けたこともあり、現在も「帰国・外国人児童生徒教育支援体制モデル事業」の指定を受けています。ですが、それは帰国児童だけを支援するといった内容ではないため、特別のことは期待できないようです。


まず西宮市の居を定めると、市役所で住民票を入れる手続きをします。海外からの帰国ということであれば、教育委員会学事グループによるアンケートに記入することになります。そこには日本語力のことなどの質問があるようです。特に問題を感じるようであれば、教育相談を受けることができますが、大抵はそのまま居住地の当該校区学校へ編入するということになります。もちろん、海外からの転入であることは学校に周知されます。


しかし入学後は、よほどのことが無ければ自然にそのまま、ということになるようです。帰国保護者会は2学期と3学期にそれぞれ1回ずつ、年2回、甲陵中学校(関学の近く。甲東園からバス)で小学生・中学生を持つ保護者を対象に合同で開かれるそうです。その他、夏休みに1日だけですが、上ヶ原幼稚園(やはり関学近く)で小学生対象に外国人児童、帰国児童の集まりが持たれるようです。参加者は低学年の子ども達がほとんどだということでした。

ハザードマップや高齢者施設リストは市役所で

このところ、不順な天候の日本。地震による津波情報なども時々テレビで聞きます。住んでいらっしゃる地域、住もうかなと考えられている地域のハザードマップはお持ちですか?水害情報や活断層情報など、市役所でいただけますよ。ぜひ活用して、安全な地域に住んだり、避難経路をあらかじめ知っておかれると良いでしょう。


また、これからお年寄りの介護、また自分自身の老後ということも、いずれはやってきます。市役所に行くと、市内の高齢者施設のリストがいただけますよ。


                         (by はなみずき)


このような内容の投稿をお仲間からいただきました。そこで、私も住んでいる市にお電話してみました。すると水害情報ハザードマップは近くの分室でいただけるそうです。活断層情報など、さまざまな情報は市役所の危機管理室で見ることができるということでした。一度、行って見てこようかな、と思っています。


高齢者施設については、当市では市役所の高年福祉課というところで、市内事業者のリストがいただける、ということでした。これも今後のために戴きに行ってもいいな、と思っています。      

テーマ:快適な生活のために
ジャンル:ライフ
神戸市立 本山第二小学校を訪れました

本山第二小学校 正門本山第二小学校 正門



3月4日に兵庫県の公立小学校について(3月9日に公立中学について)書きました。その中で神戸市についても書いています。兵庫県では神戸市と西宮市に帰国子女がたくさん住んでいます。神戸市の場合、以前は文部省の帰国子女受け入れ推進地域に選ばれていたのですが、今は制度そのものが無くなっています。その後に文部科学省から指定を受けた「帰国・外国人児童生徒と共に進める教育の国際化推進事業」という長い名前の事業も終了しています。では実際の受け入れ状況はどのようになっているのかしらということで、神戸市で帰国児童が最も多い本山第二小学校を訪れました。


本山第二小学校は阪急だと岡本(特急停車駅)、JRでは摂津本山が最寄り駅で、両駅のどちらからも徒歩10分弱です。岡本と摂津本山は阪急とJRの駅が近く、阪神間で最もハイソな地域の一つです。阪急を降りてちょっとお洒落なお店やカフェがある賑やかな通りを通り、山手幹線沿いに出ると少し西に行きます。まず本山中学校の白い校舎があり、それに続いてすぐ隣りに本山第二小学校が現れます。本山中学校も神戸市で最も帰国生徒の多い公立中学校です。この辺りは沢山の私立学校も通学圏内なので、中学受験熱が高い地域なのですが、神戸高校といった公立進学高校に進める地域でもあり、教育熱心な人が多く、駅の近くには塾もたくさん見かけました。阪神大震災後にマンションが沢山建ち、小学校・中学校の生徒達の急増が見られる地域でもあります。


本山中学校 正門本山中学正門本山中学から本山第二小へ本山中から本二小へ


本山中学校から下校してきた生徒さん達の雰囲気は、私立学校の子ども達のような感じです。行儀が良くて、私が写真を撮っていると、「あ、写真撮ってはるよ」と言ってよけてくれます。本山第二小学校の校舎に入ると、校舎配置図がありました。それを見ると、1学年にかなりのクラス数があるようです。


先生がお見えになり、玄関近くにあるガーデンテーブル&チェアがたくさん置かれているうちの一つでお話を伺いました。現在、生徒数は1250人ほど。各学年6クラス程あるそうです。1学級40人定員で目いっぱいの人数になっているとのことでした。今では教室数が不足して、プレハブ校舎も使用しているそうです。そのうち、帰国児童はなんと70人!1年以内に帰国した児童が15,6人も居るそうで、6学年で割ると各学年平均2人程度は新しく帰国して編入しているということになります。それだけ多いと帰国児童だからといって特別な目で見られることはあまり無いだろうという気がします。


本山第二小の玄関ラウンジ本山第二小のラウンジ
帰国児童達は当初3ヶ月ほどは、日本の学校へのとまどいが見られるそうですが、それを過ぎると馴染んでいくということでした。殆ど問題になる生徒はおらず、その後の学力の伸びについては、個人の資質によるように思います、という先生のお言葉でした。どうやら、帰国子女だからといって特別のケアということは無いようです。個人個人に応じた対応ということになるのでしょう。


先生が仰るには、この小学校にも現在10人程度の外国人児童(フィリピン、ベトナム、中国、ブラジル等)がいらっしゃり、その子ども達の日本語指導が中心となっているということでした。もちろん、その中で学ぶこともできますが、帰国児童で国語や日本の学習に遅れが見られる人は、神戸大学附属住吉がお勧めです、と仰っていました。


英語についてお尋ねしたところ、ネイティブによる英語授業は各クラス半年7回だそうで、本山第二小学校は前期に当たっているので、9月までには英語授業は終わってしまうということでした。それは神戸市全てがすべてがそうなっているということで、前期か後期の割り当てだそうです。


玄関の校舎配置図にプールが校舎屋上にあると書かれていたので、温水プールですかと伺うと、「いいえ屋外です」というお答えでした。ということで、使用は夏場だけですね。


本山中学校のことも少しお尋ねしたところ、生徒数は増えているようですが、まだプレハブ校舎は使用していません、とおっしゃっていました。小学校と中学校の校区の切り方は違うので、どちらにも重なる地域となると、住まいの払底の故に探すのはなかなか大変でしょう、ということでした。お値段も高めなのでしょうねえ。山も近く、甲南大学や甲南女子大学も近く、お洒落な街並みで人気があるのも頷けました。

立命館宇治中学校・高校に行ってきました。

正門から校舎を望む正門から校舎を望む


爽やかな5月の日差しの中、立命館宇治中学・高校に行ってきました。立命館宇治への交通の便は京都・滋賀・奈良・滋賀からだと行き易いでしょう。私は近鉄大久保駅からバスで立命館宇治へ。バス便は1時間に4本、朝は6本出ています。改札を出ると右手にバス乗り場があり、京都側に少し戻ったところに4番乗り場があります。バスでも「スルッと関西」が使えますが、乗車時に機械に通し、降車時にも機械に通します。学校に近付くと、右手に美しい校舎が見えてきました。


到着すると、ちょうど一日の授業が終了した時間。クラブに向かう生徒達の姿が多く見られました。下校する生徒も多くはないですが居るようです。制服は抹茶色とグレーを混ぜた色を基調として、中学生は男子が同色ズボン、女子は紺系チェックのスカート。高校生は男子が薄茶のズボン、女子は薄茶系チェックです。                              


校舎へ向かう階段のところに、校舎配置図がありました。建物は少し円形に近い校舎が二つA棟・B棟と体育館で構成されているようです。グラウンドは建物に接して2つあります。そしてテニスコートがなんと6面もありました。(ただ残念ながらプールは無いそうです)


校舎配置図校舎配置図(ブログ中の全ての写真はクリックで拡大可)



事務室に到着し訪問を伝えると、国際センターの若くて親しみやすい、感じの良い先生と、アンバサダーと呼ばれる校舎を案内してくれる生徒さんがすぐに来てくださいました。生徒さんは中高一貫の高校1年でダンス部に所属する、とっても可愛くて親切な女の子です。今日は初仕事です、と明るく話してくれました。                
校内をぐるっと1時間もかけて案内していただきました。その途中、私の質問にも詳しく答えていただけました。学校のオープンな雰囲気、生徒への信頼が感じられます。  


さて、校舎の新しさ、美しさ、立派さは、一度訪れると魅了されること間違い無しです。立派なホールでは脳科学者の川島隆太さんやドイツ副領事の講演があったそうですし、劇やダンスの発表にも使われるそうです。また8畳間が二つ続いて他に水屋まである立派なお茶室では、華道の先生の指導が行われていました。もちろん図書館も立派で、英語の本も沢山置かれているそうです。始業前に10分間の読書時間があり、図書館の本を利用する生徒もいるとのことでした。メディア室にはコンピューターが置かれ、中学生はマック、高校生はウィンドウズを使うとのことでした。各教室には大きなプラズマテレビが上の方に設置されています。また学校が高台にあるため、教室からの眺望は抜群です。お手洗いも大変美しく、一歩入ると洗面台上の電灯が自動的に点きます。清掃は教室内とラウンジだけは生徒がしますが、あとはプロの方がするそうで、本当に清潔感が漂っています。小さな教室もあったので聞いたところ、英語は1クラスを2つに分けて、またレベル別になっていたりするので、そういう時に利用するとのことでした。


生徒にいろいろ質問をしました。外国人の先生が30名も居るそうです。日本人の先生方も何人も見かけましたが、皆さん若くて、明るく親しみやすい雰囲気です。生徒と年齢が近いのは、生徒にとって話しやすいと生徒は答えてくれました。中高一貫と高校からの編入生について尋ねたところ、授業は全く別に行われるそうですが、運動会でのチームはその垣根を越えて組まれ、またクラブでは一緒に活動し、中高一貫生は編入生をウェルカムという気持ちで迎えているそうです。                         週1回全員が必須クラブに参加し、女子はラクロスとテニス、男子は柔道とフラッグフットという追いかけっこみたいなスポーツを、前期後期に分けて履修するそうです。                                       土曜の授業について聞いたところ、中学では体験型のものが多く、高校になるTOEFLは全員、そしてその他、職業経験的なものを選択するそうです。                          修学旅行については中学は夏休みに2週間オーストラリアでホームステイ、高校生は普通コースは3週間の海外研修、SELコースは1週間のアジア研修になります。          クラスは中学は35人編成、高校は40人編成ということでした。                 寮についても尋ねたところ、寮はちょっと遠くて宇治にあり、寮生はスポーツ推薦の人たちが多く、帰国生も入っているということでした。スポーツではアメフト、ラグビー、陸上が有名で、野球はもう一度甲子園に出てもらいたいと生徒さんは熱く語ってくれました。  (アンバサダーのお嬢さんの御案内が終了して、帰宅経路をお聞きしたところ、大阪方面に帰るのだけれど、近鉄は値段が高いので、バス便が少ないけれど宇治へ出て、京阪を利用するということでした。近鉄は高く、京阪は安いそうです。)    


さて、その後、帰国受け入れ担当の先生にお話を伺いました。帰国生徒数ですが、中学は各学年20人程度、高校は各学年40人程度だそうです。                 英語については3段階のレベル別で、入学前にクラス分けをなさるそうで、英検準2級・2級レベル程度が中級になるということでした。上級の生徒は、中学では理科と数学の授業を英語で受けるクラスを選択できるそうです。                                 高校は普通コースとSELコース(スーパーイングリッシュランゲージ・コース。立命館宇治はSELHiに今期も指定を受けています)に分かれます。SELコースは大きく3つに別れ、その中のIPコース(イマージョンプログラム・コース)では国語を除く全科目をネイティブが英語で指導します。他の2コースでは1年間の海外留学があり、ニュージーランドの姉妹校やJFIEに加盟している学校へ留学します。帰国後、普通コースへ入るかイマージョンに入るかで2コースに分かれるそうです。普通コースに入るのは日本の勉強をしっかりしたい、という生徒が取るそうです。SELコースは各学年30人程度で、そのうちIPコースはは10人位ということでした。ホームルームは全員一緒だそうです。普通コースでも長期短期にかかわらず留学する生徒は大変多いということでした。大学附属だからこそ、そういう自由さがあるのでしょう。                                               国語については、A方式で入学した生徒で希望する生徒に、放課後、国語と社会の補習をしているとのことでした。                                    


卒業後は立命館大学や立命館アジア太平洋大学へ進学するほか、海外の大学へも進学するそうで、海外大学進学についてお聞きすると、学内の外国人先生の指導もあるけれど、全員がTOEFLの授業を受けるので、そこで510点や550点以上なら進学できる大学は多いので大丈夫です、ということでした。年3回TOEFLのテストが学内で受けられ、その受験料は授業料に含まれているそうです。                     立命館大や立命館アジア太平洋大に進学するについては、第一志望から希望を出していけるのですが、3年間の成績とその他の活動を見て、進学先が決まっていくそうです。また著しく成績が劣る場合や生活面での問題がある時は、ごく稀に立命館大などへ進学できないこともあるそうなので、入学後も気を緩めないことは大切です。希望する学部学科(例えば獣医学など)が立命館大に無い場合などは、担任とよく相談の上、進路を決めることになるとのことでした。


最後に試験に関してお尋ねしました。作文は英語と日本語が選択できるのですが、英語については文法や綴り、日本語については漢字や言い回しをきっちりチェックなさるそうです。また内容については年齢相応の思考力を見ているとのことでした。面接については、中高一貫ということを子どもが良く理解しているか、この学校をよく分かっていて、ここで学びたいと切望しているかといった意欲を見ているとのことでした。海外にも直接、学校案内を送付してくださるとのことなので、しっかりと読んで学校について熟知しておかれると良いでしょう。 基礎学力がしっかりあって、やる気のある帰国生徒を望んでいらっしゃるようです。


なお、知り合いに聞いた話ですが、中高一貫では数学など前倒しで指導するとのことでした。「体系数学」という一貫校用の教科書を中学では使うそうです。中学3年に入ると高校の教科書を使います。数学では高2で高校の勉強を終わらせるそうですが、そうやってできた余裕の時間を留学などに使っていくということでした。


美しい校舎、若々しい先生方、活発な生徒達ということを、強く印象づけられた学校でした。日本的な雰囲気を残しながらも、進取の気性に富んだ学び舎という感じです。

秦 万里子さんのコンサート、行ってきました(寄稿)

秦万里子さんのコンサート”春行夏来”に行ってきました。                     5月20日(日)、東京から涼しい気候も連れて来てくださったのですが、コンサートはゲストの中島奏さん(NHK週間子どもニュースのお母さん)を迎え、熱く楽しいものでした!     


客席を引き込むコンサート!掛け声も、手話での歌も一緒でした。音楽ってほんとうに素晴らしいですねえ。感性豊かな友人に勧められ、「彼女の勧めるコンサートなら」と私も友人達に勧め、久々に友人に会うことができたのも幸せでした。


秦さんの一貫した凛とした品性のあるステージに、とても魅かれました。私には上手に表現できないのですが、絶対に行っておかないと!と感じさせるものでした。行って良かったですし、楽しかったです。                                        


秦さんにお伝えしたい・・・。 ―また大阪にいらして下さい。あなたはとっても大きな感動を与えてくださいました。優しさが伝わりました。―                          


                                (by ソフィア)


                                                 

テーマ:女性アーティスト
ジャンル:音楽
はじめての茶話会を持ちました

先週の金曜日、18日に初めての茶話会を持ちました。梅田で中華料理のランチをいただきつつ、話し合いました。皆が自然体で居られる、なごやかな集まりでした。お食事もおいしく、デザートは甘草ゼリーという、なんか栄養ありそうな、でも美味しいものをチョイスしました。それで、お値段はなんと1500円を切る手頃さでした。


次回は是非、もっと皆さんに来ていただけるよう、ブログで告知したいと思います。                     これから月1回のペースで集まろうということになりました。                            活動としては、皆さんの興味を中心として、また得意を生かして、それを皆で発展させていけたらと思っています。お互いに出来る範囲でサポートしあいましょう。                                                   活動が皆の負担にならずに、楽しく心のオアシスとなりますように。             楽しみです!

寮のある学校

今日は寮のある学校について書いてみたいと思います。                     色々な事情があって、海外生や帰国生が自宅から通えないということがあると思います。その際の選択肢としては、いろいろ考えられますが、その一つに寮の利用ということがあるでしょう。                                                私としては、できるだけ中学生までは親元で育てた方が良いのではないか、と考えています。けれど、それもその時の事情と親の判断になるとは思います。もちろん高校からの入寮についても、子どもさんとよく話し合って慎重に検討なさってくださいね。                         


まず最初に在外教育施設の寮を利用するという方法があります。                   <アジア>                                                 早稲田渋谷シンガポール校 シンガポール   高校                                       <アメリカ>                                               慶応義塾ニューヨーク学院  NY       中3~高校                          ロサンゼルス国際学園    LA        中・高  寮は無いがホームステイ有      <ヨーロッパ>                                                  立教英国学院        W.サセックス   小~高   寮は小5~高校       帝京ロンドン学園      ロンドン近郊     高                              ドイツ桐蔭学園       シュツットガルト   中・高                             トゥレーヌ甲南学園     トゥール       中・高                         スイス公文学園       レザン         高                          


次に日本国内で寮のあるところを選ぶわけですが、関西にある寮のある学校、親族の居る地域で寮のある学校、全国関係なく寮のある学校、という3つの選択肢があると思います。その際、学校としてはどういう寮生を想定しているかをよく考えて選んでください。たとえば海外に駐在する親を想定したもの、スポーツ留学生を主に想定したもの、進学校として全国から集まる生徒を想定したもの、不登校生を想定したもの、宗教系のものなど様々ですし、二つ以上の生徒のタイプを想定しているものもあります。また全寮制の学校もあれば、寮付きというタイプもあります。もちろん学校のそれぞれの校風が親の価値観や子どもの性格に合っているかを、まず考慮すべきことは当然と言えましょう。 


では初めに関西で寮のある学校を書きます。                            千里国際中・高    大阪府箕面市   寮は中3~高校                              同志社国際高     京都府京田辺市  寮は高校のみ                         立命館宇治高     京都府宇治市   寮は高校                               関西創価高      大阪府交野市                                    PL学園高       大阪府富田林市                              四天王寺高      大阪府大阪市                               滝川第二高       兵庫県神戸市                                                               武庫川女子高      兵庫県西宮市  女子のみ                              白陵高          兵庫県高砂市   寮は男子のみ                              近大附属豊岡高    兵庫県豊岡市                               洛南高          京都府京都市   男子のみ                                           京都成章高        京都府京都市                              京都共栄圏高      京都府福知山市                             京都光華高       京都府京都市                               京都西山高       京都府向日市    女子のみ                      奈良学園         奈良県大和郡山市                         智弁学園高       奈良県五條市                                天理高          奈良県天理市    寮は男子のみ                  西大和学園中・高    奈良県河合町   寮は男子のみ                  


次に全国の寮のある学校のうち、帰国生が比較的多いところなどを書きます。         国際基督教高    東京都        暁星国際高  千葉県                                                                    公文国際高     神奈川県       桐蔭学園高  神奈川県                           日本女子大附高  神奈川県       千葉国際高   千葉県               オイスカ高      静岡県         茗渓学園    茨木県                             その他、日本全国で寮のある学校をリストしたwikipediaサイトを御紹介します。このサイトの一番下には、その他の外部のリストにリンクしてありますので参考になさってください。                                                                                                                                                                                                                         http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%AE%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E5%AD%A6%E6%A0%A1                                                                        

都道府県・市町村の国際交流協会や登録団体への参加

殆どの各都道府県、多くの市町村には国際交流協会という協会があります。そこでは様々な国際交流活動が行われています。学術的なものや文化的なもの、それぞれがいろいろな分野にわたって活動や催しをしています。例えば外国人に書道や華道を教える、というものであったり、ホームステイを提供したり・・・。また海外の文学を紹介する催しだったり・・・。本当に多岐にわたります。


また、その国際交流協会に登録している交流団体も多くあります。観光通訳をしている団体や、外国人に日本語を教える団体など、さまざま。


市町村によっては活発な活動をしているところもあれば、あまり活動していなかったりもします。住まれているところ、またこれからお帰りになるところの活動や団体を調べてみられるのも良いのではないでしょうか。そして帰国してからも、身近でできる国際交流をしてみられては? もし、すでに活動をなさっていらっしゃる方があれば、このブログに寄稿くださったら嬉しいです!(掲示板の方でもいいですよ)


(以下のサイトは2007年11月1日現在、チェックしたところアクセスできませんでした。済みません。                                                                                    全国自治体関係の国際交流団体→http://www.ihosaka.or.jp/info/directory/13.html                       都道府県・政令都市の国際交流協会→ http://www.ihosaka.or.jp/info/directory/12.html


HPを見たところ、近畿では京都がなかなか活発に活動しているように見受けられました。さすが国際都市ですねえ。大学も多いですし、学生のボランティアも多いのでしょうか。

海外で受験できる学校

関西には海外で受験できる学校もあります。それは以下の学校です。(日付は昨年度)


 同志社国際高校  ロンドン、LA,NY,シンガポール     12月12日
千里国際中・高校 ロンドン、LA、NY,シンガポール、上海、バンコク 11月25日頃
立命館宇治中学  ロンドン、LA,NY,シンガポール、上海、香港  11月25日
立命館宇治高校  ロンドン、LA,NY,シンガポール、上海、香港  12月1日
啓明学院中学    シンガポール                    11月26日

千里国際学園 中等部・高等部の学校説明会に参加

今日開かれた千里国際学園の学校説明会に行ってきました。まず行き方ですが、千里中央または北千里からバスになります。千里中央駅の進行方向右手から地上に出るとバス6番乗り場があります。そのバスは北千里を経由しますが、北千里ではケンタッキーフライドチキンの前がバス停です。1時間に1、2本です(朝は3本)。通学の場合、スクールバスの利用はインターの低学年の利用が中心だそうで、中高生では北千里駅から公園内を通って20分弱を歩く生徒も居るそうです。北千里の駐輪場を利用して自転車通学もできるとのこと。さて千里中央からバスで25分ほどで学校の構内到着です。(バスも「スルッと関西」カードが使えますが、乗車時にカードを通しておいて、降車時にもカードを通します)


千里中央の千里国際行きバス停千里中央の千里国際行きバス停(バスが停まっている所)        ブログ中の全ての写真はクリックすると画像が大きくなります



学校に入ると真正面に図書館の中がガラス越しに見えます。その左手奥のシアターで説明会がありました。まず校長のお話です。この学校は1991年に創設されました。関西に受け入れ専門校が京都にしかなく(同志社国際)、大阪にも必要だという関西財界のテコ入れでできた学校です。80年代末のバブルだったからこそ出来たわけで、校舎も建築家の工夫が見られる、お金をかけた建物だそうです。無駄とも思えるちょっとした空間が、それほど広くない校舎にゆとりを与えているようです。説明会の会場でもあるシアターは、生徒達の手によるミュージカルや楽器演奏の舞台にもなるそうです。


この学校のなによりの特徴は千里国際(千里インターでSIS)という日本語を主体とした学校と、大阪インター(OIS)という英語が主体の2つの学校が同じ敷地の中で、一体化して運営されていることです。生徒会や学校行事、授業や放課後活動についても、合同でするものが多く、校内をSISの生徒とOISの生徒が行き交っています。関西で最もアメリカの香りというか、インターの香りがする日本の学校です。校長は、今後もできるだけ、インターに近づける方向で運営していきたいと仰っていました。アメリカ現地校やインターからの帰国生徒にとっては、最も違和感の無い学校でしょう。「日本的であれ」という価値観の押し付けの無い学校で、日本の学校という雰囲気はあまりありません。


英語のレベルが高い生徒はOISインターでの授業を取ることもでき、また日本語に遅れが見られる生徒はOISインターの日本語授業が受けられるそうです。またOISインターの生徒でも、長く日本で育っている生徒はSISの国語授業を受けることもあるとか。


この学校は制服はもちろんのこと(なんせインターですから)、チャイムもありません。学校として大切にしているのは5つのリスペクト(自己、他人、環境、学び、リーダーシップ)ということで、それをディシプリンにしているそうです。どんな世界でも普遍的に大事なもの、根底として大事なものとして、この5つのリスペクトを考えられたそうです。人間として大切なもの、そしてこれからの国際社会で大切なものだと感じます。


英語については校用語と位置づけられ、英語が使えると学校生活がより楽しくなりますと校長は仰っていました。高校から入る一般生徒の場合は、面接で積極性をしっかり見るそうで、それが無いと英語校用語の中ではやっていけないでしょう。先生に伺うと、おとなしくても芯がしっかりした子なら大丈夫ですということでした。おそらく、それは日本人学校生徒にも共通することでしょう。(面接は日本人の先生と外国人の先生です)。外国人先生45人、日本人先生35人ということで、日本の先生方もすべて日常英会話は大丈夫だそうです。


この学校で身につけさせることは、学び方ということで、基礎基本は大事にしても知識注入を重視していません。レポート、プレゼンテーション、ディスカッション、実験、観察などを大切にし、文章作成やプレゼンの方法を、順を踏んで習得させていきます。企業の人が視察に来られると、高校生の発表の立派さに驚かれるそうです。偏差値で計れない教育をする学校ということでしょう。


また、カウンセリングルームの充実ということも、この学校の特徴の一つです。日本人2人、アメリカ人1人の心理・キャリアカウンセラーが常駐されています。創立当時からいらっしゃる栗原先生は、本当に穏やかな人柄の先生です。学校として安心感・信頼感を大切にしていると校長は仰っていました。1学年80~90人ということで、先生方がすべての子どもの顔を知っているといった感じです。


次に入学センターの先生のお話です。にこやかな話し振りです。この学校は単に成績優秀な子が欲しいのではなく、この学校で伸びそうな子に入ってもらっている、ということでした。ここで精一杯力をつけてくれそうな子ということでした。ですから子どもを知るために、記入する書類も増えたそうですし、面接でしっかり子どもを見ようとなさるそうです。作文ではA4の用紙に2、3枚(60分)ということですが、長さより内容が大切なのは言うまでもありません。(帰国生徒の要件は海外在住1年以上2年未満の場合は帰国後2年以内、海外在住2年以上なら帰国後3年以内)


次に学校を案内していただきました。音楽室では、管楽器の練習が行われていました。楽器演奏はこの学校では大事にしていらっしゃるようで、玄関ホールでも弦楽の練習が行われていて、いいムードを醸しだしていました。次に図書館へ。そこではOISインターのお母さんが、下の子どもに絵本を読ませながら生徒を待っていらっしゃいました。司書の方も、日英の相談に応じられるそうです。図書館は高校生になると、選択授業の空き時間にも利用しているそうです。それからランチルームへ。その道すがら、OISインターのお母さんとの母親同士の交流を聞くと、それはインターナショナルフェアでの料理作りや様々な活動で交流があるとのことでした。ランチはお弁当持参でもいいし、食堂で「今日のランチ」を買うこともできるそうです。中庭に出て食べてもいいけれど、教室内では食べないとのことでした。そのあと中庭から温水プールを見ました。1年に最低1学期は水泳授業があるそうです。スポーツではクリケットといった珍しい授業もあるとか。ハイスクール生はアジアのハイスクールへスポーツ遠征試合にも行くそうです。現地ではホームステイということでした。さて、教室は生徒が移動する形式で、アメリカのような感じです。中学でもクラス全員が同じ授業を受けるのは、全科目の1/3か1/4位だそうです。(なおクラス人数は最大24人です。少人数教育も大きな特徴です)OISとSISの授業が隣同士の教室で行われていましたし、外人先生が美術で写真を焼く授業をされていました。運動場は人工芝が敷かれています。校内は無線LANになっていて、ノートPCをクラスへ持ち込んでの授業もあるそうです。体育館は入学式や卒業式にも使われるということでした。防音の音楽練習室も3つあり、プライベートレッスンを受けることもできるそうです。全般的に授業は厳しく、アメリカのように毎日の授業を大切にしているようです。第二外国語選択は仏・独・西・中・韓朝の5ヶ国語です。


校内の中庭正面1階が図書館になっています。右手1階が温水プール


この学校は大学附属の学校ではありません。それは、大学は本人の希望の進路を生かし、多様な選択ができるようにするためであると聞きました。関学には15名、立命館には10名ほどの推薦枠があり、その他、AO入試で成果を出している生徒も多いそうです。海外の大学進学についても十分なサポートができるということでした。


なお、この学校は他校と比べ、少々学費が高いようですが(入学金30万、授業料約80万。値上げの可能性あり)、これだけの施設と少人数(高校でも1学年90名以下)の肌理細やかな授業だと、当然お金はかかるだろうな、という気がしました。(中3以上用の寮もあります。空きはあるそうです。)


なお、6月10日(日)13時~17時に、学校公開として、模擬授業・プレゼンテーション・ディスカッションフォーラム・パフォーマンス・展示など、さまざまな催しをされますので、日本にいらっしゃる方は是非、訪れてみてください。千里国際のHPは大変詳しく写真も豊富ですが、実際に訪れることによって、より学校のことが分かるでしょう。


P.S.. その後、千里国際にお子様を行かされているお母様とお話をする機会がありました。選択科目になっているので、自分の興味がある科目を中心にとれ、よって成績もかなり良いので大学推薦もとれました、と仰っていました。自由がきく学校なので、どれだけ学ぶか、または学ばないかも自分の努力や考え方次第のようです。自ら学ぶ意欲を持つお子様に向いている学校ではないかしら、と思いました。

掲示板を作りました!!!

誰でも気軽に質問して、それに誰でも答えられるように、掲示板を作ってみました。     


名前は「海外・帰国保護者の掲示板」というベタなものです。                  アドレスは→ http://bbs4.sekkaku.net/bbs/peers.html


今後はこのブログのリンク欄のところをクリックしていただくとOKです。カテゴリー欄からも行けますが、リンク欄の方が一発です。                             ブログとともに掲示板もお気に入りに入れてくださったら、嬉しいです。交流スペースとして是非、ご活用ください!

兵庫県立国際高等学校を訪問

県立国際高校 南門(正門)より県立国際高校 南門(正門)より


先に書きました県立芦屋中等教育学校と同じ敷地にある、県立国際高校にもお伺いいたしました。お電話で訪問をお願いしたところ、快諾をいただき嬉しく思いました。HPもなかなか情報量が多く、オープンな雰囲気を感じます。                       行き方については芦屋中等教育学校をご参照ください。


この学校は全員が推薦という形で、試験も全員が書類・面接(日本語、一部は英語)・適性検査Ⅰ(英語読解力・表現力)・適性検査Ⅱ(英語聴解力)を受けます。帰国生も一般生と同じ試験を受けますので、英語読解力・表現力の中で日本語運用能力が見られるのだろうと思います。合格後の授業のことを考えると、日本の中学の基礎学力をある程度備えていることは必要でしょう。各学年120名(3クラス)編成で帰国生徒は各学年とも10名以下のようです。海外在留期間を十分考慮して選考してくださるそうです。男子生徒は各学年20人~30人ということで、3クラス中の2クラスに入ることになるそうです。ただ男子の数が少ないためにサッカーや野球などのチームスポーツのクラブは大会に出られないこともあるというお話でした。隣の中等教育学校との合同チームは、県体連などの規定で認められないそうですが、融通性のある運用が望まれるところですねぇ。クラブではボート部が大変活躍しているそうです。さて、先生にどうして男子生徒が少ないのかをお伺いしたところ、国際という名前や英語というところに女子は魅力を感じるようだが、男子は従来通りの普通科を選ぶようだとのことでした。確かに女子のほうが進取の気性があるのかもしれませんね(笑)。また男子は部活動などで人と一緒に活動することを楽しもうと思うのではないか、と仰っていました。とても親切に率直に話してくださって嬉しく感じました。


授業は単位制で、理系の科目ももちろん開設され、帰国生が理系に進める公立高校として貴重な存在です。英数国については最大20名の習熟度別授業をしているそうです。また理科科目などは2、3人での授業もあるそうで、少人数教育では他の公立高校とは比較になりません。その結果、進学実績が素晴らしいのでしょう。去年は京大も2人合格していますし、今年も国立大への合格者も出ており、また関関同立への合格者数はかなりのものです。英語に関しても、一昨年まで文科省のスーパーイングリッシュハイスクール(SELHi)の指定を受け、Discusshion Debate DramaというDDDという手法を取り入れたり、Cross Cultural Understanding(CCU)という授業で政治や文化などテーマを決めて調査研究をし、修学旅行の代わりの海外研修でイギリス・カナダ・オーストラリアを訪れ現地の高校生とも交流し、その成果を校内で英語で発表するといった活動をしています。こういった授業は公立では県下唯一だそうです。文系であっても理系であっても英語に強く、発表もできることは非常に大切ですし、ぜひ男子の入学希望者が増えて欲しいと思いました。第二外国語についても仏・独・西・伊・中・朝韓の6カ国語から選択でき、ネイティブと日本人教師のティームティーチングの方式をとっており、これもまた公立では県下唯一だそうです。 


芦屋国際中等教育学校との連携ですが、現在のところは授業での生徒の交流は無く、先生が隣の学校の授業を兼任することはあるそうです。音楽室や美術室、理科室などの施設は共用で運動場も共用になります。ですから、クラブはそれぞれ別でありながら、同じところで練習するということになるそうです。同じ場所にありますが、全然別の学校と考えたほうが良いのかなと思いました。小規模の2校(中等教育学校を中・高の2校と考えると3校)が同じ敷地で共存しているという、大変ユニークな試みだと感じます。   


兵庫県立芦屋国際中等教育学校を訪問

芦屋国際中等教育学校 北門芦屋国際中等教育学校校舎 北門より


海外からのご依頼で、兵庫県立芦屋国際中等教育学校にお話を伺いに行ってきました。同じ敷地内にある兵庫県立国際高等学校も訪問したのですが、そちらは次に分けて記載いたします。ただし写真は同じ敷地内にあるため門は共用ですので、両方をご覧になってくださいませ。


阪急芦屋川、JR芦屋、阪神芦屋からバスで行きます。いずれからも30番系統のバスが1時間に2,3本出ています。ですが、どれもぐるっと回って行きますので、もしJR芦屋からでしたら南口にあるバス停から50番系統のバスに乗るとダイレクトで、10分程度で最寄りバス停の芦屋浜営業所前まで行きます。ただし、このバスも1時間に2,3本です。芦屋浜営業所で降りますと学校の南側に正門がありますが、そこはたいてい閉まっていますので北側の門から入られると良いでしょう。敷地は以前の芦屋南高校のあった場所で、校舎は一部が国際高校と共用ですが新しく中等教育学校のために増築もされています。(来年春まで耐震工事のため運動場のプレハブ校舎も一部使用中)


この学校は創設されてからまだ日が浅く、中高一貫の6年制ですが現在の最高学年は5年生(高校2年生)で、まだ卒業生は出ていません。外国人生徒30人、帰国生徒30人、一般生徒20人の1学年80人(2クラス)定員というこじんまりした学校です。受験者数と合格者数をみると一般生徒の競争率はかなり高いようです。男女比は学年によっても違いますが、男子は女子の半分程度、20人前後です。その点で困ることはありませんかと先生にお尋ねしてみると、クラブでチームスポーツのサッカーや野球は5学年合同で活動しても大会に出られなかったりして、活動しにくいとのことでした。けれど浜も近く、カヌー部などはインターハイや国体で活躍する生徒さんもいらっしゃるそうです。帰国生徒は全部で150人ほどいるそうですが、日本人学校出身者の数などは出していないそうです。外国人生徒は最近は中国や韓国の方が多いように聞いていますし、HPでも今年度合格者の外国人生徒のトップに韓国・中国と書かれています。儒教文化は教育熱心という特徴があり、日本の学校文化に馴染みやすいのかもしれませんね。また最近は中国駐在に帯同された帰国生の受験者数も多いというお母様の声も聞きます。ただし一つの国に偏った合格者とはならないようで、さまざまな国から帰った帰国生がいるとのことでした。外国籍・帰国・一般生徒のそれぞれはクラスに均等に分けられるそうです。


英語については習熟度別の授業が行われているそうで、聞く話すといった会話レベルではなく、しっかりと日本の文法を身につけさせ、早い人は中学で高校3年の文法まで終わらせセンターレベルの問題で高得点を取れる人もいる、とあるお母さんはおっしゃっていました。しかし先生にお尋ねすると、中高一貫とはいえ、私学のような先取り学習はしていません、とのことでした。後期課程(高校)に入ると英語以外に中国語・韓国朝鮮語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語が選択できるそうです。また現在、ドイツ語についても検討中というご連絡をいただきました。


日本語については外国籍生徒も居るため、1クラスを2つに分けてする授業もあったりと丁寧な対応だそうです。また日本語教師が居て補習などが行われることもあると伺いました。家庭への連絡事項は文書にするといった心配りもあります。


中学では平成14年、高校では平成15年から実施されることになった総合学習では、母語であったり、文化であったり、芦屋という地元であったり、それぞれがテーマを決めて調べ学習をして校内発表を行っているとのことでした。


後期課程(高校)に入ると単位制(選択制)の授業になり、理系科目が必要な生徒については、たとえ少人数でも開講されるそうです。その場合、隣の国際高校の先生が来てくださったりもするということでした。少人数で受講できるというのは、他の公立高校に比べ、大変恵まれていると感じました。外国籍生徒・帰国生徒・一般生徒など多様な中で、それぞれの希望や進路に対応した授業を設定し、また進学や就職をサポートするといった難しい課題も抱えていらっしゃるのだろうと思われます。


入学試験ですが、面接と作文で行われます。どちらも使用言語については、願書提出時に希望を書いておくそうです。あるお母さんの話では、面接での使用言語は柔軟に対応していただけた、とのことでした。その人の場合は2人の先生で面接が行われたそうです。なお、作文はB4用紙1枚に1時間で書くそうですが、過去問については昨年度の分はホームページで概要は分かります。それ以前の分については、どうぞピアーズへお尋ねください。けれど、毎年、テーマは変わりますので、あくまで参考までにということです。


なお、学則についてお尋ねしたところ、先生は「それほど厳しいものではないが、ルールは守ってもらう」とおっしゃっていました。                            先生についてお尋ねしたところ、中学の先生方は以前は市立中学で教えていたが、ここは県立学校なので現在は県に籍を置かれているそうです。                                     以上のような点で、国際といってもインターではなく、あくまで日本の公立中学・高校に準拠した指導がなされていると考えたほうが良さそうです。修学旅行は中3で沖縄、高2でニュージーランドということでした。


新しい試みをなさっている学校。これからのますますの発展が、日本の教育に新しい視点をもたらすと、大きな期待を持っています。

関西学院中学部の運動会を見学

中学部校舎を運動場側から                                        グラウンド側から見た中学部校舎 (運動会は別のサッカー場にて)                                    
20070512211412.jpg                                       戦車リレー


今日は五月晴れ。関学中学部の運動会が公開されていたので行ってきました。関学中学部と高等部は、ともに帰国受け入れをしています。ただし両方とも、受け入れ専門校ではありません。詳しい説明は、また学校訪問をして書きますね(以前に訪問をしたことがありますので、お急ぎならお尋ねください)。


阪急甲東園駅からバスに乗って関学まで5分余り。開会式は9時15分からだったのですが、私はずっと遅れて行きました。昨日、お電話で開催時間などを確認させていただいたのですが、そのお返事はとても感じが良いものでした。(すでにご存知かもしれませんが、私鉄共通カード「スルッと関西」はバスでも使えます。ただし乗車時にカードを機械の通しておいて、降りる時にも通します)                                   


紫陽花やさつきの緑滴る小道を通って中学部の前へ。守衛室の前に立つ先生が会場の地図を示して御案内くださいました。グラウンドを突っ切って、今日は奥のサッカー場で運動会が開催されているようです。着くと長縄飛びの競技の最中でした。生徒達は赤、黄、青、緑の4色の鉢巻をそれぞれ帽子の上に巻いています。これはハウス・カラーといって、各学年のA組、B組、C組、D組が縦割りで各色をシンボルにしています。ただし、毎年クラス替えがあるので、子ども達のハウス・カラーは毎年変わることもあるそうです。そして、それぞれのハウス対抗で得点が付くというのが、運動会のやり方のようです。


会場に入って右手がずっと石段の観覧席になっていて、父兄の多くがそこに座っていらっしゃいます。その下の運動場の中に生徒達の椅子が並べられて、生徒達が座っています。左手にはずっとテントが並んでいます。一番手前には、お昼のためにお弁当やサンドウィッチ、おにぎり、アイスなどの当日売りと予約売りがありました。お茶は無料接待です。お母様方がたくさんボランティアとして参加していらっしゃいました。こういった活動を通して、お母さん同士がより親しくなられるのだろうと思います。海外でのボランティアと同じですね。                                                 見ていらっしゃる方達には小学生くらいの子どもさんを連れた、これから受験を考えられているような親子連れもたくさんいらっしゃるようでした。


次に行われたのは戦車リレー。これも全学年対抗です。しっかりした大きなダンボールに乗った小柄な生徒を、大き目の3人が引っ張って走るという、なかなか愉快な競走でした。ダンボールには絵が書いてあるものもあるようです。なんだか、お尻だけ落ちている子もいて、運動場を引きずられてズボンに穴があかないかと、ちょっと心配しました。


学年ごとのリレーや騎馬戦があってお昼ご飯です。私はすぐ隣にある大学の学生会館内の食堂でランチセットをいただきました。なんだか学生に返ったような気分です。大学の学生さんも、土曜日なのにクラブでしょうか、かなりいらっしゃいました。


午後一番の出し物は、クラブ紹介です。文化部から運動部まで全クラブの紹介がありました。それぞれ工夫して、新1年生へのアピールに一生懸命です。少人数のクラブ、それも文化系のクラブは、ちょっと大変そうで、思わず強く拍手したくなりました。秋の文化祭では、文化系クラブが大活躍することになるのでしょう。クラブ紹介が終わった生徒さん達は、私の居たほうへ引き上げてきたので、間近に生徒さん達の様子を見ることができました。皆さん、なかなか上品そうなお坊ちゃんという雰囲気に感じました。


帰り際にちょこっと中学部の学舎を覗かせていただきました。男子生徒が数人、着替えていたのですが、明るく「こんにちは」と声をかけてくれて、オバサンは「こんにちは」と言いながらもちょっと恥ずかしく感じてしまいました・・・。                    帰りは駅まで歩いて帰りました。下り坂なのでラクチンでした。


写真も撮ってきましたので、必要な方はご連絡ください。yahooフォトにアップします。ただし個人情報の関係から、子どもさん達の姿は小さかったり、後姿だったりします。

パーフェクトマザーじゃなきゃいけない?

この前、「多元化する能力と日本社会」を紹介いたしました。そこで書かれていたことの一つに、パーフェクトマザーへの重圧ということがありました。読み方によっては「パーフェクトマザーを目指さなければパーフェクトチャイルドは出来ない」というふうに感じられたかもしれません。けれど私が親として最も参考にしたらよいかな、と思ったところは「どういう切り口であれ専門性を大切にする」という点でした。


いわゆるパーフェクトマザー」じゃなくてもいい、と私は思っています。子どもと一緒に楽しむこと、が最も大切で、子どもの楽しい学びを援助する姿勢が大事なのだと思います。だから、ちょっとくらいずぼらママでもいいんです。


このところ、子どもを立派に成長させられたな、と感じるお母様達にお話を伺う機会があります。皆さんに共通して感じられるのは、子どもの夢をしっかり育てる見守りがあるな、ということです。子どもが夢に向かって努力する力は、決して押し付けではない育て方の中でこそ育まれるようです。


それぞれの夢=専門性ではないでしょうか。どうぞ、気楽にパーフェクトを目指さず、人間的な(?)子育てをしてくださいね。締めるところは締めつつ、楽しむときは楽しんで!その見極めは必要ですよね。(という私も決して立派じゃなくて、おバカなお母さんです)


P.S. (ちょっと屁理屈?)                                                 教育社会学という分野はなかなか面白く、いままでわりと読みました。社会学というだけあって、過去や現時点の社会現象を分析しています。教育社会学の場合はさらに社会や行政に提言をするということが多いようです。                              社会現象の分析には、従来、多くがアンケートなどを中心とした量的な手法が採られてきました(下記に御紹介した本も同様です)。科学的な分析手法を取っているだけに説得力はあるのですが、一人の親として見た場合、個人の複合的な要因を軽視しているように感じられ、個別性への視点が欠けているように思います。社会現象を俯瞰的に見る研究であって、個人の対応は、もっと様々なのでしょう。例えば、下記の本の著者は専門高校をより重視する提言を行っていますが、社会への提言であって、個人の選択はもっとバラバラなのは当然のことです。                           現在はポスト構造主義といった考え方に基づいて、個人にインタビューをして、それを解釈し分析するといった質的研究という手法も増加してきています。その場合、研究としては個別性と普遍性のリンクが課題になるのかもしれません。

テーマ:子育て・教育
ジャンル:学校・教育
同志社国際小学校が設置予定だそうです。
すでに新聞でお読みになっているかもしれませんが、3、4年後をめどに京都府南部(同志社国際中・高の近辺でしょう)に同志社国際小学校が設立される構想があると、発表されました。現在の同志社小学校と同程度の規模で、外国人子女・帰国子女・地域の子どもを対象とした学校になるようです。                                   記事はこちら→http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200705090041.html
親として読んでおくと、いいかも?

多元化する「能力」と日本社会                                     -ハイパー・メリトクラシー化のなかで- 本田由紀 著 2005年11月               



著者は新進気鋭(40代前半?)の研究者で東京大学大学院情報学環助教授です。教育や労働についての著書があります。『「ニート」って言うな!』でも有名です。                    この本はアンケートを解析して書かれた量的研究です。ですので、そのアンケートの取り方が目的に叶っているのか、そしてその解析方法が正しいのかは、素人の私には判断がつきかねますが。


現在、非常によく耳にする「人間力」や「生きる力」といった言葉。それを著者はハイパー・メリトクラシー(超業績主義)という造語を使って表しています。従来の勉強ができる、順応性や協調性があるといった能力を「近代型能力」とするとハイパー・メリトクラシーは「ポスト近代型能力」ということになり、意欲や独創性、対人能力やネットワーク形成力、問題解決能力などを指します。著者はそういった全人的な力を要請する社会の声にある種のうざったさを感じ、そういった社会でどう青少年を育てていけば良いのかを提言しようとしています。 


序章                                                      少し前までは良い学校を出て大きな良い会社に勤めれば安心といったような状況でした。けれど現在は将来が見えず、常に先行き不安という閉塞感があるといいます。そこで必要となる能力は上記のような「ポスト近代型能力」であり、それは個々人の生来の資質か、成長する過程における持続的な環境条件によって決まる部分が大きいと考えられます。またそれは個人の内面的なところまでを評価するものになってしまうといいます。とはいえ、まだまだ「近代型能力」も十分機能する部分もあり、現在はさらにその上に「ポスト近代型能力」を要請される状況だということです。


第一章                                                    現在、経済界においても、教育界においても、ハイパー・メリトクラシーの大合唱です。96年に経済団体連合会が出した「創造的な人材の育成に向けて」という提言では「自分自身の目標・意思に基づいて、既存の知識に捉われない発想により自分で解決する能力」などが強調されています。そして04年に打ち出された提言では、さらにそれらが強化され、「第一に使命感を持って取り組む志と心、第二に情報収集や交渉・調整などの行動力、第三に深く物事を考え抜く知力」と述べられています。また教育界においても、96年の中教審答申では「生きる力」という言葉が現れます。「先行き不透明な社会にあって、その時々の状況を踏まえつつ考え判断する力、入手した知識・情報を使ってもっと価値あるものを生み出す創造力、自分で課題を見つけ、自ら学び、考え、判断し、行動し、問題を解決する資質や能力、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性」が大切であると述べられます。その後、03年頃から「人間力」というキャッチフレーズが頻出してきます。その結果、そういった力を育てるのは不断の家庭の教育力にかかるということで、家庭教育指南ブームが起こっているといいます。


第二章                                                 現在の小学生の「努力」観について述べています。日本では努力は誰でもできるものという観念があったといいます(本当でしょうか。10年以上も前に、ごく普通のお母さんから、「努力も才能のうち」という言葉を聞きましたが、研究者は母親の実感と違っているのでしょうか)。アンケートの解析で分かったことは、家族とのコミュニケーションや親からの期待、生活習慣や勉強時間、先生との良好な関係やテスト得点、友達の多さが「努力スコア」に大きく影響する、といった従来からの結果がより増大したことに加えて、「努力が認められる社会だ」と考える子どもだけが「頑張る」という状況だそうです。そして著者は、現在の子ども達は従来の、勉強だけに振り向けられた「閉じた努力」だけでなく、自分のやりたいものに向けた「開かれた努力」をより重視するようになってきているのではないか、と言います。「開かれた努力」というものは、よりいっそう家庭背景や生育環境の質的なあり方に影響されます。そこで、それに抗うような教育政策を、教育社会学者である著者は提言しようと考えます。


第三章                                                   高校生の対人能力についての章です。従来は高校は、将来の進路のトラッキング(振り分け)をする選別機能を担っていました。97年の研究において、それはまだ維持されており、それに加えて母親の学歴の影響力の増大が見られたそうです。しかしながら、現在の高校生は学校以外の生活領域の比重が高まり、メリトクラシーが後退化しているそうです。メリトクラシー的な「勉強」の比重の低下にとってかわったものは「対人能力」の重要性です。学力と対人能力には相関関係が見られる傾向があり、学力と対人能力の両者に良い影響を与えるのが家族コミュニケーションということだそうです。大学進学者の中には学力(近代型能力)が高く対人能力(ポスト近代型能力)が高い場合と、学力が高いが対人能力が低く進路不安を持つ逃避的進学者がいると著者は述べています。また学力が低く、対人能力が高い場合はフリーター等の道を選びがちだといいます。


第四章                                                   若者のライフスキルを取り上げています。ライフスキルとは「家事スキル」、情報機器の活用やコミュニケーション能力など社会生活で役立つ「テクニカルスキル」、精神的な強さを表す「メンタルスキル」の3つを指します。正社員という社会的地位については、学歴などの近代型能力が影響力を持つが、収入や家庭面までの社会的地位について考えると、コミュニケーション能力やポジティブ志向などのポスト近代型能力を兼ね備えていることが重要となってくるのです。     


第五章                                                  母親達の教育責任について書かれています。ハイパー・メリトクラシー化が進む社会の中で、母親達の教育責任は増大する一方です。なぜなら、ポスト近代型能力は家庭の中で形成される部分が大きいからです。そこで人格も学力もという全方位型の教育関心を持つパーフェクトマザーが要求されます。その過重さが若い女性が子どもを持つことに躊躇する原因になると著者は述べています。そして、子どもを持ったうえで、働くか働かないかを考えなくてはならなくなるといいます。こういった社会のハイパー・メリトクラシー化に目を向けることなく、少子化問題や女性の就労問題を論じることはできない、という著者の意見は一部の女性にとっては全くの的外れではないでしょう。


第六章                                                 いまや近代型能力を身につけているだけでは、多様な意味内容を含む「社会的地位」の形成にとって不十分なのです(以前からもそうだと思うのですが、以前以上にということなのでしょう)。そしてそういったポスト近代型能力は家族とのコミュニケーションが高い場合や、親からの期待や理解がある場合に高くなる傾向があるということが明白となったそうです。このことに多くの人が気付いているからこそ、家庭教育の担い手としての女性の生き方に影響を及ぼすといいます。そして、こういったポスト近代型能力は個人のすべてが不断の注目の対象となるので、気を抜くことができません。そういった息苦しさを制御する方策を著者は考えます。いくつかの対処法の中で、著者が提言しているのは、各自が専門性を身につけることといった、古くからの(?)方法です。経理・人事・営業・商品開発・医療・都市開発といった様々な仕事分野でもよいし、接客や芸術といったものでもよい、またアジア・資源・映像といったものでもよく、専門性の切り分け方というのは千差万別であるけれど、個々人がそれぞれの専門性を身につけることによって、ハイパー・メリトクラシー社会の中で、鎧をまとうことが出来るのではないか、と言います。


これから子育てをしていく中で、また、自分自身の生き方として、なんらかのヒントになるかもしれません。この本で書かれていることがすべて妥当かどうかは、よく検証される必要があるでしょうが、一度、皆さんと話し合いの会か読書会ができたらいいなと思っています。海外で子育てをするにあたって、また帰国後の子育てについて、思いを巡らしてみたいものです。                                                                                                                                                                                             



                                                                                                      

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外国語の絵本読み聞かせが行われています。

大阪市内ですが、外国語で絵本の読み聞かせをしている施設があります。        場所は近鉄上本町または地下鉄谷町9丁目から程近い大阪国際交流センターです。英語は第2火曜、第3木曜、第4土曜です。


詳しくは大阪国際交流センターのアイハウス絵本読み聞かせのコーナーのサイトをご覧になってくださいね。→http://www.ih-osaka.or.jp/info/aiai.htm

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