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日本語を、どの程度させておいた方がいいの?

「日本語をしっかりやらせておかなければ、帰国後、困ります。できれば、日本人学校があるところなら、日本人学校がいいです」という意見を耳にします。それは、ある程度正解なんですが、私は「断定はできないんじゃないか」と考えています。


日本では、日本語が大事。当然ですよね。例えばアメリカにいけば英語が大事ですし、できるだけ現地の方に追いつくよう努力します。日本では日本語で教育を受けますし、帰国が確かなら、日本語をできるだけ学齢近いレベルに持っていっておいたほうが、帰国後がラクです。日本人学校を勧める方は、渡航後も帰国後もストレスが少ないという気持ちからの発言で、ある意味、大変子ども思いなのかもしれません。ですから、その選択も良いでしょう。


しかし、日本人学校がないところもありますし、家庭の選択によってインターや現地校ということもあります。さてその場合、どの程度、日本語を勉強させておいたほうがいいの?ということになります。もちろん、余裕があるなら、できるだけ学齢レベル近くです。でも、英語なり現地の言語で思考力が十分育っているなら、大丈夫とも言えるのです。


日本語や日本の学習がかなり遅れているけれど、それがOKな場合というのは、日本で十分にケアできる学校を選ぶか、親がケアできるなら(家庭教師や塾を使うという方法も含めて)、という条件がつくと私は思います。                                                ところで、現在の関西の学校状況を考えるなら、そういった学校を選ぶのは厳しいものがあります。例えば、日本の勉強がかなり遅れて帰国した小学生の場合、従来は神戸大学附属住吉小学校が非常に頼りになる学校でした。しかし、いずれ、そう遠くない将来に、附属住吉小は明石に移転合併すると言われています。帰国子女学級が存続するのかどうかは微妙ですし、明石は関西ではかなり西部になってしまいます。                                                      では、中学生以上なら?ということになりますと、十分なケアのある学校というのはやはりかなり少なく、神戸大学附属住吉中(これも、いつまで帰国子女学級が続くのかは不明)や京都教育大学附属桃山中の帰国子女学級はかなり頼りになります。しかし、あとは皆、他の帰国児童・生徒とともに受験するということになるわけです(上記の両校は受検はありますが、基本的に援助を志向しています)。となると、とても良い学校なら、そこで帰国子女同士の競争が生じてきて、その結果、学校としては、今、日本語が十分できなくても将来学力が伸びそうなポテンシャルのある子ども、すなわち英語であれ現地の言語であれ、思考力があると感じさせる子どもが欲しい、ということになってくるのです。                                                 ですから、ただ単に英語や現地の言葉が喋れるだけ、といったような場合、有名校への入学は難しいのです。有名校でなくても、それはそれで私はいけない、とは思っていませんし、いくらでも挽回の方法はあると思うのですが、多くの親は自分の思っていた予想と違っていてガックリしたりするのです。また、日本語ができないのに、帰国受け入れ専門校に入れず苦労することも出てきたりします。他にもいろいろ苦労もあるでしょう。だからこそ、日本語日本語とおっしゃる方が沢山いらっしゃるんだろうと私は思います。                                                   


ですけれど、何語であれ思考力が十分育っていて、またいざとなったら頑張る力を持っていれば、そして人を受け入れ、また受け入れられる子に育っていれば、私はそれほど心配することはないんじゃないかな、とも思っています。そういう子どもなら、受け入れて育ててくれる学校は関西に皆無ではないので。                     


しかし、それにしても神戸大学附属住吉小学校の帰国子女学級がなるなるかもしれないのは、本当に大きな痛手に思えます・・・。小学生の場合は、親のケアでフォローしていくことが必要なのでしょうね。

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現地校・日本人学校・インター? どれを選ぶ?

これから海外へ行かれる方や、現在、海外に住んでいる方と一緒に考えてみたくて、今日は書いてみます。


さて、これから海外へ行くという方にとって、現地でどんな学校を選ぶかは、ときとして大きな問題になることでしょう。場合によっては、海外単身赴任という選択もあるかもしれません。


まず行き先が北米だと、ほとんどが現地校しかありません。現地校しかない地域では、選択するもなにもなく、自ずと現地校になります。子どもさんが高校生くらいになると、そして日本で中高一貫で充実して暮らしていたりすると、ご主人に単身赴任をお願いするということもあるでしょう。もちろん高校生でも連れて行くという選択肢もあると思います。そして、そのまま現地の学校に進むという人も、中にはいらっしゃいます。それはもう、本人の意思で決まってきます。


次に欧米などは、日本人学校・インター・現地校という3つの選択肢が生まれてきます。この選択は、家庭の価値観と状況、子どもの年齢・滞在期間・適性など複雑な要因が絡み、私からこれがいいです、という決定的なことは言えません。日本人学校であれば、「日本の教育、日本語による教育」を受け続けられるという点で、最も問題は少ないでしょうから、リスクが一番少ない選択と言えます。けれど、現地の子どもと遊ばせたい、現地の社会で生きさせたいと思うと現地校という選択肢もあります。現地校へやらせてみたが、どうも子どもに負担がかかりすぎると感じて、日本人学校へ替えるという方法もあり、そうしてうまくいった人も知っています。ただし現地校選択というのは、非英語圏では言語的なことを考えると、中学生以上では難しいことが多いでしょう。中学生以上や今後も海外での移動が続きそうな場合や、また経済的にゆとりがあれば小学生でもインターということもあります。しかし、将来、日本に帰国されることが確実ならば、日本語はどういう方法であれ、やらせておかなければいけないでしょう。年齢相応の思考力がついているかは、しっかり見ておかないといけないのは、現地校へやらせる場合もインターへやらせる場合も同じです。さて、高校生ならば日本人学校はありませんから、もうインターという選択肢しかありません。高校の間だけ海外へやらせるなら、期間は最低2年滞在でないと、帰国枠で受けられる大学は非常に少なくなります。また2年間だと、よほど頑張らないと他の帰国生徒と同じ土俵に立つのは厳しいかもしれません。とはいえ、短期間でも良い体験と捉えることもできるかもしれません。


次にアジアなど途上国の場合ですが、小学生なら現地校という選択をした人も居ますし、その後、帰国してちゃんと暮らしていらっしゃいます。しかし、ほとんどは日本人学校とインターで迷われるのだろうと思います。日本人学校のあるところなら、たいていの企業はインターの高い学費をサポートしてくれないことでしょう。そうすると自分で払うことになります。経済的なことが大丈夫なときに、インターが考慮に入ってきます。日本人学校にすべきか、インターにしたほうがいいか、これも本当に申し訳ないですが、私としては決定的にどちらが良いとは言いかねます。それは、もう家庭の価値観、家庭がどれだけその子をフォローできるのか、子どもの年齢、滞在期間、将来的な進路予測、性格、能力などあらゆる要素を考えて決定すべき問題だからです。結局の所、子どもに過重な負担になることはないだろうという点を重視し、子どもの特長を伸ばせそうな選択しかないだろう、というのが私の結論です。親の過大な押し付けは厳禁ですけれど、子どもの能力を信じることも必要です。そのあたりは、もう個別性ということしかありません。今は現地から発信くださっているサイトもたくさんあります。現地の状況をできるだけ把握してくださいね。アジアは近いのですから、事前に見に行くということも可能かもしれません。


結局の所、                                          ①日本人学校は一番リスクは少ない                        ②何語で学ぶにしても、思考力が年齢相応についているか、絶えず確認しておかなければいけない                                  ③将来日本へ帰るなら、日本語はどこかでやらせておいたほうが良い                               ④子どもに過大な負担にならないよう、しかし子どもの能力を信じて、個々の状況に応じて選択していく(アジアのところで書きましたように)、             ということしかないように思います。結局、なにも言えていない結論かもしれません。しかしながら、各家庭が子どもに応じて選択をしていくしかなく、その家庭の判断力と感性を私は信じています。そして各家庭は必要なときは、信頼できそうな人や機関に、ご自分の子どもさんの状況を伝えて、相談なさってくださいませね。(ピアーズでも仲間が増えてきていますので、相談可能ですよ)

日本にヘルマンハープを初めて紹介した帰国ママ

ヘルマンハープ
ヘルマンハープ


ヘルマンハープを弾く梶原千里さん
ヘルマンハープを弾く梶原千里さん


梶原千里さんは結婚後、ご主人の駐在に同行されドイツ・スイス・オーストリアで通算10年を過ごされました。ご家族の介護の経験から、将来、ご自分の仕事として介護に関心を持っていらっしゃった千里さんは、旅先で福祉介護メッセを訪ねられたのです。そこで老婦人の「ちょっと、こちらへ来てごらんなさい。綺麗なのよ。すぐに弾けるのよ」という優しい呼びかけで、ヘルマンハープ前に立たれました。聴かせてもらったのは優しく心に沁み入る音色。それは20033のことでした


 


その後、またご家族のご病気などがあり、忙しさに紛れていらっしゃったのですが200310にご主人の帰任が決まりましたしかし子どもさんの卒業までの半間、千里さんは子どもさんと残留されることになり11月の終わりに、あの忘れがたい音色のヘルマンハープを帰国前に手に入れようとドイツに向かわれました。偶然、その翌日開かれたクリスマスミサのコンサートで見たヘルマンハープのアンサンブル。それは障害者・老若男女の健常者が入り混じったバリアフリーの素晴らしい演奏でした。そうなのです。ヘルマンハープはヘルマン・フィーさんが重いダウン症の息子さんのために考案した楽器でした。千里さんは心を打たれて、これを日本に紹介することが私の使命だ、とお感じになりました。そして、その楽器のライセンスをヘルマンさんから得て、20046月に帰国されました。


 


そこから千里さんの八面六臂の奮闘が始まります。8つの分野(楽器、音楽療法など)の商標を取ったり、楽譜を整備したり、楽器に必要なさまざまな付属品を考案したり、演奏活動をしてくれる人を頼んだり、広報活動をしたり・・・。障害を持つ方や高齢の方への紹介には特に力を入れられました。そうするうちに、カルチャーセンターでは大変な人気講座になりました。私も演奏を聴かせていただき、またその場で演奏もさせていただきましたが、本当に魅力的な音色です!弦と本体の間に楽譜を挟み、楽譜に記された音符の位置にある弦を爪弾くだけで、ちゃんと曲が演奏できる簡単さです。また楽譜をずらすだけで移調ができてしまうので、自分の声の音程に合わせて歌いながらも弾ける楽器です。そして、また手作りの美しく優しい姿!千里さんが弾かれると、とても優雅です。


しかし、そうして次第にヘルマンハープが広まるにつれ、偽物を作ろうとする人が現れたり、千里さんが創り上げた苦労を考えることもなくドイツから楽器を横流ししようとする受講生が出てきたり、本来の千里さんの希望とかけ離れた状況も生じてきて、大変、心を痛められました。



しかし、今はご主人の協力も得て、ますます日本に広まっていっているそうです。とはいえ、まだご存知無い方もいらっしゃることでしょうどうぞ、ヘルマンハープ協会のホームページ(http://www.hermannharp.com/)を訪れてみてください。その魅力的な音色も聞けます。でも、実際に触ってみるのが一番ですし、繊細な音色はなかなか機械を通しては伝わらないかもしれません今年はヘルマンさんが考案されて、ちょうど20年になるそうで大きな演奏会が南ドイツで開かれるそうです南ドイツまでは行けないとしても、この素晴らしい楽器を一人でも多くの人に知ってもらうために、私も微力ながら何かできたらと思っています。サロンコンサートなどができたらいいですね。



海外で一つの大きなヘルマンハープという宝物、そして人との繋がりを得られた千里さん。そして、千里さんの活動によって、日本の音楽を愛する人々がバリアフリーでヘルマンハープに魅了されました。このブログを読んだ皆様も、それぞれの宝物を海外で、そして日本で見つけられますように・・・。

テーマ:起業
ジャンル:就職・お仕事
同志社国際中・高校を訪問

JRの駅からの緩やかな上り坂
JRの駅からの緩やかな上り坂


パティオと校舎
パティオと校舎(正面1階は食堂)


海外からお問い合わせがありましたので、同志社国際中学校・高等学校を訪問してきました。関西で現地校やインターに通っていた子ども達が一番ソフトランディングできる中学・高校といえば、私立では同志社国際と千里国際だろうと思います。帰国子女受け入れを目的として開校された2校だからです。


同志社国際中・高校は田園地帯の中の丘陵地にあります。近鉄興戸駅からレンゲ畑を横に見ながら5分歩くとJR同志社前駅。そこから若木の街路樹が植わる緩やかな坂が始まります。10分程で学校に着くのですが、途中右手に同志社女子大の正門があり、真正面に同志社大学、その手前を左に曲がると国際中・高の正門です。私の行った時間は沢山の大学生が坂を歩いていました。


入ると右手が玄関で、真ん中にパティオがあり、そこにはテーブルと椅子が置かれていて寛げる雰囲気です。玄関を入ると右手に数々の賞状・トロフィーが飾ってありました。テニスやバスケットなどの運動系、演劇や語学、作文コンクールなど文化系のクラブや個人の活躍ぶりがわかります。応対してくださった先生は、とても明るく親切な方でした。説明してくださる先生は3人いらっしゃるそうで、訪問希望日・時間帯はいつでも大丈夫とのことでした。                                       まず、学校案内と募集要項を下さいました。来年用の募集要項は6月中旬~下旬にホームページでも見られるそうです。受験資格としては海外在住1年半以上で、この資格は厳格に守られます。その数え方は月単位だそうで、例えば31日現地到着でも、その月から数えてくださいますし、1日に現地出発でも、その月まで計算に入ります。


まず中学の入試のことを説明してくださいました。海外のインターや現地校から帰国してすぐ受験する場合、たとえ滞在期間が短くてもA入試(外・面・書)で受験するほうが良いでしょうということでした。B入試(4教科)は合格点は一般生より基準は下げてくださいますが、内容は同じものを受けますし、日本人学校出身者は一般生より高得点を取る人もいて、かなりハイレベルだからということでした(高校はB入試は3教科。一般生は5教科)。帰国後すぐに受験するほうが、帰国後、日本語も英語も勉強しなくてはならない人より、英作はラクかもしれませんね、ということでした。中学A入試・B入試とも過去問を下さり、英作については、5年分を下さいました(もし欲しい方はピアーズにご連絡ください。住所を教えてくださればお送りします)。英作はB4の用紙に罫線が引かれていて、行をあけないで400words以上で書くそうです。ただし、内容は思考力を感じさせるものでないと、単語数だけ足りていても仕方ないそうです。話題を深めたり、広げる力が必要です。面接は3人の先生としますが、緊張させないような心配りもされるそうで、思考力と人間性(優しさ)を見ているとのことでした。質問の意図を理解して的確に答えるコミュニケーション能力が大切なようです。具体例についても先生はお話くださいました。けれど服装は別に特に気にしなくてよいそうです。保護者同伴ですが、片親でも両親でもどちらでも構いませんとのことでした。                                   それと、もう一つ重要なことを追記します。(7月6日)もし入学試験に落ちても、編入試験を受けることは可能ですし、中学の編入試験に落ちても、資格を充たせば高校入試にチャレンジすることは可能です。実際にそれで合格なさった方も存じています。諦めないでくださいね。


入学後ですが、英語は中学では4つの習熟度別になっているそうで、また第二外国語も選択可能で(英語でもよい)、本当に力がつきそうでした。日本語の授業も、遅れている人には十分なケアをしてくださるそうです。日本語ができなければ合格できない、という噂が流れていますが、同志社国際については、それは全く心配なく、何語であれ思考力があると判断されれば、後は入学後に、必要なケアはされるそうです。(高校入試でも同じだそうです)


進学ですが、「外部も受けられますし、海外の大学も行けますが、同志社を希望すれば100%行けます」と保証してくださっていました。附属校であっても数人は大学へ進めない学校もありますが、同志社国際は違うようです。(この点につきましては、2008年度訪問で訂正がありました) 外部受験ですが、殆どが同志社大学に進むので、他大学への進学を考える人は、自分で努力することが必要でしょう。さて「学力が足りずに希望学部に行けないことはないのですか」とお尋ねしたところ「みんな希望学部に進学していますよ」というお返事でした。希望と成績が合わないことがあっても、生徒とよく話し合って、本当に勉強したいことを見つけるサポートをされているのだろうと思います。「けれど中学時代は進学のことより、友達作りや留学などを通して、人間形成を大切にしています」と仰っていました。


そのあと、校内を案内していただきました。中学と高校は棟が別になっています。コミュニケーションセンターというメディアセンター(情報・図書館)を見せていただきましたが、英語の本やDVDもあり、借りられるそうです。またPCを使った授業もあります。それに英語と日本語の絵本が沢山置いてあって、とても和やかな気持ちになりました。読み聞かせを生徒や先生がやったりするそうですよ。センターの中で少人数で外国語の授業をしたりもするそうで、実際、やっているところも見ました。先生がとてもフレンドリーな雰囲気でいい感じでした。また、デジタルビデオを使って、自分達で撮影し映像を作ることもやっているようでした。本当に楽しく学べる学校だなあと、実感しました。生徒達も伸びやかで生き生きしているように感じました。また国際結婚家庭のお子さんも多いように見受けられました。


寮についてもお伺いしましたが、今年からホームステイはなくなったけれど、寮に余裕があるので、希望者は全員入寮できますとのことでした。近鉄を使うと京阪電車や京都市営地下鉄とも連絡していますし、また奈良方面からも通えます。JRを使うと東は滋賀、西は兵庫まで通うことができるため、遠く三田や名張から通う生徒もいるそうです。しかし、高校生になると遠距離の子どもの中には入寮する子もいますとのことでした。


帰りに学校の周囲を回らせていただきましたが、広い運動場もあり、とても良い環境のように思います。ちょうど失礼した時間がお昼近かったので、同志社大学の食堂でランチをいただいて帰りました。大学は2年まではこのキャンパスに通うので、大学の雰囲気を知っておくのもいいかしら、と思ったものですから。新しい美しいキャンパスでした。


学校案内や帰国生徒の数、進路、募集要項など、様々な情報は学校のサイトに出ています。ぜひ熟読してください。なお、写真をたくさんとってきましたので、ご覧になりたい方はご連絡ください。yahooフォトにアップしておきます。(ただし、特別な写真じゃありません。普通に撮れる写真ばかりです)                                 同志社国際に子どもさんをやらせていた方も存じて居ますので、ご質問があればメールをくださいませ。

予告:海外で得た宝物を仕事にした女性
海外で出会ったすてきなモノを日本に紹介し、それをお仕事になさった女性について、たぶん今日、明日中に記事を書きますね。乞うご期待!!!
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ジャンル:就職・お仕事
学校の選び方 その2

明日から、私立の中高について書いていこうと考えています。今日、書きますことは、日本人学校出身者向けに書いた以前の記事とダブルところが多いのですが、やっぱり大きなポイントだと思いますので、書かせていただきますね。(公立にもある程度、あてはまります。公立の良さはなにか、地域性はどうなのか、など考えられることは色々あるでしょう)


まず何よりも大切なのは、子どもに合う学校だろうか、ということを常に念頭に置いて選ぶということです。親の価値観も非常に重要なのですが、子どもさんの特長(良いところ)がますます伸びそうな学校を選んでください。子どもが楽しく生き生きと友達と交わり、勉強に取り組んでくれていたら、親は学校に不満をそんなに抱くことはないですから。もちろん入ってみて初めてわかることもありますし、出会いというものは偶然にも左右されますから、意外なことはあるかもしれません。けれど、少しでもリスクを減らすためには、大切なことだろうと私は思います。学校の良いところ、あまり良くないところも分かっていればいいのではないでしょうか。そうすれば家庭でフォローのしようもありますし。


子どもに合うかどうかを考えるためには男女共学か、在校生の数はどのくらいか、高校からの編入生はどのくらいなのか、宗教はどうなのか、どういうところに力を入れているのか、何を大切と考えているのか、進路はどうなのか、生徒さんの学力レベルはどんな感じなのかなども考慮に入れる必要があるでしょう。学校のサイトもよく読んでください。雰囲気が掴めることでしょう。例えば、進学校といっても、ガンガン勉強させてくれるところもありますし、授業はちゃんとするけれども、自分でやってください、という学校もあります。自分の子どもはどちらが合っているのかということを考えてください。これは一つの例ですが、学校の考えている方針と子どもとの相性を考えるということです。 ネットからの情報は大変役立つと思います。けれど口コミ情報は参考までになさってくださいね。誰でも主観で物事を捉えるのは避けることができません。私が書いていることも、やっぱり私の主観が入っていることでしょう。どうぞ、ご自分の判断と感性を大切になさってください。海外でも、きっとそうやって生活なさっている(なさってきた)ことと思います。二つと同じ家庭は無いのですし、二人と同じ子どもはいませんもの。


それと、以前にも申しましたが、受験する学校は、なるべく前もって一度はお訪ねになっておいてくださいね。できれば子どもさんを連れて。子どもさんの感性とご自分の感性をお大切に。

子どもの帰国後の違和感

このテーマはとても大きくて、一回で語れるようなことではないと思います。でも、絶対に考えないといけない問題でしょう。                                


子ども達は帰国して日本の学校に入ると、やはり少なからず違和感を覚えると思います。それでもお友達に受け入れられていると十分感じられたら、それは次第に薄らいでいくと期待できます。やがて、それを自分のユニークネスとして受け入れ、生かしていくという可能性もあります。


しかし環境によっては、また繊細な子どもによっては、帰国後の他の子ども達の言動によって傷つきます。明らかに不登校になるとか、お腹が痛くなるとか、なんらかのサインを出せば、まだ親は気付いて手助けできたりもするのですが、子ども自身のプライドや親に心配をかけまいとする気持ちが働くと、無理をしてしまいます。ほんとに注意深く見守ってあげてくださいね。もちろん、心配するほどもなく溶け込む子どももいますが、それは性格にもよりますし、良い環境に恵まれた結果かもしれません。ずっと大きくなるまで、心の深いところで傷ついたまま、ということもあるのです。そのことは親ならなにか感じるはずですから、いつか、それを友人にでも親にでも、語ってくれるようになるまで、「100%援助する人が居るよ」という姿勢をもって親はコミュニケーションをとっていかなければいけない気がします。


日本人学校から帰ったから大丈夫ともいえません。欧米から帰った子どもに対しては、その子が個性的であったり、活発であったり、勉強ができたり、何か特徴があるとやっかみが働いたりすることもあるのは容易に想像できます。けれど、日本人学校から帰って、勉強や日本の学校の雰囲気をわかっていると思われても、「先進国でない」とバカにする周囲の子の言動に傷つく子どもも居ます。「日本と違う環境を知っているということだけでも、将来、必ず強味になるんだよ」と励ましてあげてくださいませね。ちょっとした人との違いこそ、後の人生では大切なのですから。自分らしさが分かりやすくていいくらいです。                                                日本の子ども達が自分自身のストレスを、ぶつけてくることもあります。彼らのストレスを親が理解させてあげることで、子どもが彼らの言動を客観的に受け止められることもあるでしょう。


大人になって帰国した親には、こういったボーダーを生きる子どもの辛さ、学校という狭い社会環境で生きるしかない子どもの生きにくさは、なかなか心より理解し共感することはできにくいかもしれません。けれど、いつも明るく前向きに生きていけるよう、自分の居場所を探して見つけられる人間になるよう、自分も他人も肯定して生きていけるよう、どうぞしっかりと子どもの気持ちを受け止める努力を惜しまないでくださいね。もちろん、これは海外においても、同様だと思います。


ご意見、お待ちしています。

テーマ:学校にて
ジャンル:学校・教育
教育雑誌の立ち読み・・・

近所の本屋さんで、最近の教育雑誌をパラパラと立ち読みしてきました。現在店頭に出ているのは6冊。それとこの間まで店頭にあった1冊について。(ほんとにパラパラで申し訳ないです。今度、時間がある時、じっくり見ますね)                    


・プレジデント Family・・・受験を意識した作りのように思います。先月号は有名中高に入れたご家庭特集。今月号は勉強の仕方みたいでした。                       ・ダイヤモンド 父親力・・・この間まで店頭にありました。お父さんが頑張って、こどもの教育(&受験)にどうかかわるか、みたいな感じでした。ちょっと受験系?                         ・edu(エデュー)・・・和み系というか、癒し系の作りです。ガツガツ感はありません。                                                  ・アエラwithキッズ・・・まあ普通に役立つ内容でした。季刊のようです。                         ・日経キッズ・・・先月号は「男の子の育て方」「女の子の育て方」といった内容で、私はなかなか良いなあと思いました。もちろん男の子もいろいろ、女の子もいろいろですけど、タイプは違っても共通して気をつけたほうが良いことなど思い当たるフシもあって。今月号は普通に良かったです。                                                ・こどもの教育(学研)・・・どちらかというと穏やか系に思いました。                ・できる子どもの育て方(アスコム)・・・やっぱり書名どおり、できる子どもを育てるには、といった内容。


私が気に入ったのは日経キッズかeduというところでしょうか。好みや欲するものは家庭によって違いますから、なんとも言えませんが。      


 

テーマ:子供の教育
ジャンル:学校・教育
帰国して、ちょっと驚いたこと。

帰国して、ちょっと驚いたことの一つに、救急車が来るのに車がよけないということです。私の住んでいたところでは、救急車が来ると車はとりあえず端に寄って止まっていました。救急車の音が聞こえるのに交差点に進入することは有りえませんでした。ところが、日本ではそれほど救急車を気にしている様子がありません。驚きました。


もう一つは信号や横断歩道の無いところでの横断です。これは海外で驚いたのですが、そういうところを渡ると、結構な金額の罰金を歩行者が警察に請求されます。もちろん、警察に見つかればの話ですが、そういう横断が多い可能性のあるところは警察がよく見回ったりしています。NYではそれほどのことは無いようですけれど。

奈良県・滋賀県の公立高校

今日は奈良県と滋賀県の公立高校について書いていきます。


奈良県の公立高校入試で特徴的なのは、以前から行われていた全県一区という方式です。即ち、県内のどこに住んでいても、どこを受験してもよく、試験は各校ごとに行われる単独選抜となっています。もちろん試験問題は全高校とも同一ですが、どの程度の得点を必要とするかは各校ごとに違うという形式です。その結果、奈良高校や畝傍高校、郡山高校といった進学校があります。遠い山間部から通う生徒のための下宿もあるという話を聞いたこともあります。ただし、実際はどうかはよく存じません。なお奈良県の公立高校入試については、奈良県教育委員会のサイトを見るのが一番です。    


奈良県ではそういった一般入試の前に、特色選抜という入試を行っています。全高校で行われていますので、実質、2回受験できることになります。各高校の特色を打ち出していますので、よく学校の特色を調べて受験なさってください。http://www.pref.nara.jp/gakko/18nyushi.pdf


さて、その中で帰国枠で受験できる学校は、奈良県立高取国際高校・法隆寺国際高校・二階堂高校の3校です。海外在住2年以上、帰国後1年以内となっています。奈良県教育委員会のサイトをお知らせします。このページの中の半分より少し下に帰国生徒のための学校についての詳しい情報が載っています。http://www.pref.nara.jp/gakko/h19bosyuu/h19mokuji.htm ただしどの高校とも、帰国生徒数はそれほど多くはないようです。奈良県北部からは、同志社国際などへ通う帰国生徒も多いようです。


さて次に滋賀県について、御案内いたします。                            滋賀県は今年度から全県一区の学区制度に変更になりました。そのため膳所高校といった名門校はますます人気が高まったようで、大津などの学区だった人からは不満も出ているようです。しかしながら、実際は学区外合格者(17.2%)のうち、湖南地域が7割以上という結果です。さて全県一区とすると同時に、滋賀県は奈良県と同じように一般選抜以外の特色選抜・推薦選抜も行うことにしました(特色と推薦は同日に試験)。即ち受験機会が2回に増えたということになります。推薦や特色選抜については県教育委員会のサイト「夢の設計図」をご覧ください。ポルトガル語、スペイン語、中国語でも読むことができます。http://www.pref.shiga.jp/edu/content/highschool/                                            入試全般に就いても滋賀県教育委員会のサイトをご覧になるのが一番良いでしょう。http://www.pref.shiga.jp/edu/nyushi/index.html##02


滋賀県は帰国子女の受け入れ校といった公立高校は存在しません。その都度、教育委員会に連絡をとって、適切な学校を紹介してもらうことになります。滋賀県は地域によっては非常に外国人も多い県なのですが(中国や南米の方など)、そういった外国人に対しても受け入れ校といった公立高校はありません。しかしながら、受験に際して試験問題にふり仮名をつけてくださったりはします。今後、受け入れ後の指導の充実した学校の検討をぜひお願いしたいと思います。なお滋賀県からは同志社国際や立命館宇治などの学校へ通う帰国生徒も居るようです。

谷川俊太郎さん自身の朗読、聞いてきました。

今日、兵庫県立芸術文化センターで、谷川俊太郎さん自身の詩の朗読と、息子さんの谷川賢作さんの音楽を聴いてきました。感激しました。


西宮北口の南側は、すっかり変わりましたよ。数年、日本にいらっしゃらなかった方で、あの辺りをご存知の方はびっくりなさることでしょう。写真も撮ってきたので、近く載せますね。


さて、まず最初は有名な「朝のリレー」で始まりました。このブログにぴったりな気がします。
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと

そうしていわば交替で地球を守る                                  


眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴ってる

それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ


谷川賢作さんの温かで繊細なピアノの音色が、朗読をしみじみとしたものにしていました。そのあと、「鉄腕アトム」のジャズ風アレンジ。なんと「鉄腕アトム」の歌詞は谷川俊太郎さんが書かれていたんですって。ご存知でした? 印税は全部、虫プロに渡したそうですけど、無事に育ちましたって、賢作さんは笑ってらっしゃいました。賢作さんはNHKの「その時歴史が動いた」を作曲したり、舘野泉さんに左手のための曲を提供していらっしゃいます。


後半は朗読と音楽による組曲「家族の肖像」でした。賢作さんのピアノと木管四重奏の音楽がついています。出だしは鳥笛で始まりました。素敵です。               「家族の肖像」の中では、「夕焼け」という詩に感動しました。人生の夕方が迫りつつある私には、心にぐっと来ました。年寄るということ、そして命の繋がり・・・。


アンコールで、私にとっては最も胸迫る詩を、賢作さんと俊太郎さんが合唱されました。それは俊太郎さんが書かれた立川市立幸小学校の校歌です。                           


私が種を蒔かなければ
花は 開かない
僕が 足を踏み出すとき
道は 限りない
自分で考え
自分で始める
幸小のわたしたち

私が明日を あきらめたら
朝は もう来ない
僕が星を 見つめるとき
空は 限りない
あせらず こつこつ
ねばって やりぬく
幸小のわたしたち

一人が 歌を うたいだすと
声は こだまする
ひとりひとり 手をつないで
夢は 限りない
みんなで 仲良く
力を あわせる
幸小のわたしたち


ブログを始めた私への応援歌みたいに感じて、感涙が・・・。


なお、去年もこの朗読&音楽会が同じ場所で行われたそうです。そして今年は楽屋へ「この詩を朗読してください」というリクエストがあったそうで、それを読まれていました。もし来年あって、それを聴きに行ける子どもさんがいらっしゃれば、お願いしてみられてはいかがでしょう。きっと大感激の体験になりますよ。お名前も仰っていましたから。


なお、どういうわけか当日券を買ったのに、前から8列目のど真ん中という最高の席が残っていました。均一料金だったんですが。                                


西宮北口 南側 以前サティがあった方向
西宮北口の南側。以前、サティがあった側。

テーマ:詩・想
ジャンル:小説・文学
国際理解教育推進校やセンター校は無くなってます。

前にも書かせていただいてるのですが、公立の小中学校に対して行っている文部科学省の帰国子女に対する施策は大幅に減ってきているのが現状で、以前のような「国際理解教育推進校」や「帰国子女教育受入推進地域・同センター校」といった制度はなくなっています。                 
以前、そういう指定を受けていた学校に今も帰国子女が集まる傾向があるので、
理解のある先生を配置している可能性はありますが、昔のような加配(その制度のために教員を多く配置する)という制度は無くなっています。


今あるのは「帰国・外国人児童生徒教育支援モデル事業」として指定されている地域で
1 茨城県 神栖市
2 群馬県 太田市
3 千葉県 船橋市
4 東京都 目黒区
5 神奈川県 川崎市
6 長野県 長野市
7 石川県 小松市
8 福井県 越前市
9 静岡県 牧ノ原市
10 愛知県 豊田市
11 三重県 亀山市
12 京都府 京都市
13 大阪府 大阪府
14 兵庫県 西宮市
15 高知県 高知市
16 福岡県 北九州市


と国際教育推進プランの指定校
1 神奈川県 藤沢市 ● 湘南台小学校
2 新潟県 上越市 ● 針小学校 ● 板倉中学校
3 三重県 津市●津市立栗真小学校● 津市立安東小学校●三重大学附属小学校
         ● 三重大学附属中学校
4 大阪府 豊中市 ● 上野小学校 ● 第十一中学校
だけです。


 

とっても役立つサイトです!

海外に居るとき、愛読していたサイトです。もちろん、これから渡航される方にとっても役立ちます。いろいろ相談できる掲示板で、皆様のお答えも大変適切です。             ぜひぜひご覧になってください。


ホームページ 「Sweet Heart 世界子育てネット」→http://www.sweetnet.com/                        


「小学生以上のこどもがいる人 BBS」→http://www.sweetnet.com/cgi-schools/trees.cgi                                             「バイリンガル情報交換BBS]→http://www.sweetnet.com/english/trees.cgi

中高生の読解力・思考力

高校生で日本の大人レベルの読解力をつけさせたいと思っている方に、良い方法があります。私が実行していたやり方です。それは新聞を読ませることです。でも、高校生ともなると、忙しくて日本の新聞を読んでいる暇なんて、なかなかありません。ですので、私は自分が新聞を読んで、読ませたい記事を切り抜いておきました。子どもの興味、私の興味に基づいていますから、理系の記事や政治の記事や音楽の記事、学者の論考、人生のことなど様々。それを週末とか休暇の時などに読ませていました。もちろん、あまり大量だとウンザリしますから、量は考えて、切り抜きを子どもの机上に置いておきます。たまには、それについて話し合ったり。親が物を読む姿勢も見せられますしね。もちろん、基本的には自分で好きな記事を新聞で読んだ方がいいのですが、これはあくまで海外で時間が無いときの便宜的措置かもしれません。


今日、ネットで見つけた記事に「新聞を読む生徒は成績が良い」と書かれていました。まあ、読解力があるから成績が良いということになるわけでしょうけれど。その記事を貼り付けておきます。いつまでアクセスできるか分かりませんが。http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070418/gkk070418001.htm


中学生の場合ですが、ある中学では夏休みに自分の興味ある記事をスクラップブックに張ってくること、という宿題がありました。子どもは人より厚いスクラップブックにしようと一生懸命、頑張っていましたよ。これって、英語の新聞でもできるかもしれませんよね。内容が全部理解できていなくてもいいんです。タイトルを見て、キャプションを読むだけでも役立ちます。また、社会の動きや最新トピックを知ることもできますから。

テーマ:家庭学習
ジャンル:学校・教育
作文力を身につけるために。

海外に住んでいると、日本と違うことがいろいろあって、子ども心にもいろいろ感じるようです。また、ずっと海外で生まれ育った子どもにとっては、夏休みの日本訪問で感じることがいろいろあったり。もちろん、日本との比較じゃなくても、海外生活では様々な体験をします。それを書いて、海外子女教育振興財団の月刊誌に投稿してみられてはいかがでしょう。体験談だけではなくて、読書感想文でもいいですし、場合によっては国語教科書の課題を書かせて投稿してもいいですね。うちの子どもも何回が載せていただきました。活字になったものを、日本のおじいちゃん、おばあちゃんにコピーして送ったり。励みになったように思います。投稿規程のサイトを載せておきます。http://www.joes.or.jp/special/toko02.htm 


そして、たまによく書けた作文は取り置いておいて、海外子女教育振興財団が主催している海外子女文芸作品コンクールに出すのはいかがでしょう。賞を貰うのは、嬉しいものです。作文だけではなくて、詩や俳句も出せます。                        投稿規程はこちら→http://www.joes.or.jp/special/bungei/27/bungei27.htm


なお、うちは会社が財団の月刊誌「海外子女教育」をとってくれていて、社内で回し読みしていました。もちろん個人でもとることができます(国内でも海外でも)。なかなか役に立つ雑誌だと私は思っています。                                   もちろん投稿は月刊誌をとってなくてもできますよ。                       雑誌の購読方法はこちら→http://www.joes.or.jp/publish.htm#kikanshi

帰国子女教育の流れを知ること。

海外から帰って来られて、または海外にいらっしゃる間から、日本の帰国子女教育がどういう流れで起こってきて、現在どういう状況になっているかを知っておくことは大変重要だと思います。お母様方の多くは、日本の80年代の帰国子女教育華やかなりし頃のイメージをお持ちだと思います。バイリンギャルが一躍脚光を浴びた時代に10代、20代を過ごされた方もいらっしゃるでしょう。流れを知った上で、今の教育行政関係者、教育関係研究者、学校教員達の間では、どういうふうに帰国子女教育が捉えられているのかを知ることは大切でしょう。


帰国子女教育問題について詳しく調査なさって書かれた本があります。その本から抜粋して、帰国子女教育の流れを説明させていただきます。この分野では、現在の第一人者である佐藤郡衛氏が書かれた本で、1997年2月の発行です。ちょっと古くなっていますが、それ以前についてはよく分かります。この当時、すでに「再構築」という言葉を使われていますから、この頃には研究の最盛期が過ぎていることが察せられます。



60年代 戦後、日本の海外進出に伴い、帰国子女問題が親の側から提議される。(雑誌にその困難性についての記事。主に高校や大学での受け入れ体制の無いことへの不満)。それによって文部省の調査が始まる

 

70年代 海外直接投資の自由化により、ますます海外子女が増加。中央教育審議会(中教審)による提言があり、海外子女教育推進の基本的施策に関する研究協議会(推進協)が結成される。海外・帰国子女に関する研究が始まる。救済の意味合いが強い捉え方(研究においても施策においても)

 

80年代 海外・帰国子女研究が花盛りの時期。85年のプラザ合意からの急激な円高により、貿易摩擦なども起こり、ますます企業の海外進出が増加。80年代後半はバイリンギャルが出てきたり、帰国子女の国際性など肯定的なイメージが流布しはじめる。かつては親が運動の主体だったが、帰国子女本人が語り始める(受け入れ枠で有名大学に入ったエリート帰国)。実践においても適応より、特性伸長が言われ始める。同志社国際ができたのは’80。帰国子女受け入れ推進地域がセンター校の指定などが’83。研究においては、帰国子女の内的環境(アイデンティティなど)の問題と外的環境(日本の側の問題)の考察が増えてくる。また80年代後半には、言語に関する研究が進む。大沢周子「たった一つの青い空」(テレビドラマ「絆」の原作)は’87。                                     なお、青木保の「日本文化論の変容」という本によると、83年から90年にかけて「日本文化はこんな特殊な面がある。だからもっと国際性を持つことが必要だ」という日本文化論が世の中を席巻したと述べられていますが、当時のそういった状況に呼応した形で帰国子女教育論が語られたとも言えそうです



90年代 ロジャー・グッドマン 「帰国子女」という本が’92に出版され新エリートとしての帰国子女を取り上げる。グッドマンは帰国子女問題は当事者の親達が社会的に作り上げた問題だとした。その後、研究において減速が起こる。実践においては、相互交流や共生が強調される。急速に増えてきた外国人子女の問題がクローズアップされてくる。少しずつ、帰国への脚光が減ってきて、帰国であれば誰でも受け入れるといった状況が変化する兆しが、特に後半から少しずつ見えてくる。

この本では、ここまでをフォローしています。その後について、私なりに要約してみます。   


00年代 帰国子女受け入れ推進地域指定もなくなり、外国人子女問題統括される施策が文部科学省から出る。佐藤郡衛氏の居る東京学芸大附属大泉は、外国人子女と一緒に受け入れを始める。(その前に京都教育大附属も帰国学級に外国人子女を受け入れ始める。また兵庫県では芦屋国際中等教育学校ができて、外国人子女とともに受け入れを始めていた) 行政では外国人子女と一緒に国際理解教育として処遇する方向である。一般の学校の受け入れ現況としては優秀な帰国生徒は欲しいが、80年代から90年代初めのような、帰国であればそれだけで良い、とする受け入れ態勢ではなくなっている。

 

このような流れを経て、現在では帰国子女教育には一応の成果があったと行政関係者は見ているし、研究者はもっと興味ある研究対象を見つけている状況です(たとえば留学生や外国人子女、国際結婚家庭など)。また学校関係者は今年からADHDやLDなどの対策が文部科学省からおりてきており、また様々な現実の教育問題もあって、経済的に比較的恵まれた駐在員子弟に対して、あまり丁寧な対処をしていく状況ではありません。

 

なお、「海外における日本人、 日本のなかの外国人」(2003年3月)の中でロジャー・グッドマンが書いた章の要約を書いておきます。          

      
第11章のグッドマンの「帰国子女」論では、帰国子女にまつわる利益集団が同質性といったような文化本質主義や鎖国メンタリティといったような歴史決定主義といった「文化」を使用して、社会に自分達の子どもを、受け入れさせていった、という。しかし今後、日本で社会の周辺にいる者や移民集団に問題が生じた時には、人々は「文化」や「歴史」の問題であると受け流しがちになるのではないかと思える。彼らのような経済的・政治的な境界者は、帰国子女の周囲の利益集団ほど、うまくレトリックを使えないだろう。p.219でグッドマンは、今後は「エリート帰国子女」と「問題をかかえた帰国子女」の2つの層が見られるであろう、というメリー・ホワイト(1992)の説を紹介している。 






日本のこういう状況に対して、どういう意識を持って海外で過ごしていくかは考えておかなければなりません。ただし、私は日本に目を向けなくてはならない、と言っているのではありません。本当の意味での力を子どもにつける努力が欠かせないと思っているのです。                                                                

初めて相互リンクさせていただきました。

JOBAは、どちらかというと首都圏を主に海外・帰国子女教育を専門とした塾・予備校ですが、関西の情報も発信してくださっています。また、役立つ情報誌も作っていらっしゃいます。                                                   ↓のJOBAさんのサイトに初めて相互リンクをさせていただきました。入試日程や編入日程など、関西の学校も含めて最新情報を提供してくださっています。 その他にもいろいろな情報が載っています。                                                   ぜひ、ご覧になってくださいませ。


http://www.jolnet.com/

通信制や全寮制などについても、いずれ。

今まで、近畿にある私立の小学校国公立の小・中・高校を順次とりあげてまいりました。今後、私立の中高をとりあげるつもりでおります。訪問記も予定しています。                           


それから途中で転校する生徒や、海外で不登校になる生徒もいますので、通信制の高校一条校ではない高校(YMCA高等課程など)などもとりあげます。             また海外にご両親が残るケースもありますので、全寮制の高校についても書きますね。  


その後帰国枠のある大学の予定です。ただし大学は全国レベルで考える必要があると思っています。 東京の大学に進学というケースも少なくありませんので。ただし、実際には東京までなかなか伺えないので、関西以外は概要にするかもしれません。                    


気長にお待ちくださいませ。けれど、急いでご存知なりたい学校がございましたら、どうぞご連絡くださいませ。関西の受け入れ校の概要は把握しておりますので、お答えできると思います。        

京都府の公立高校

今日は京都府の公立高校の帰国受け入れ体制について書いていきます。


京都府の公立高校の一般受験はかなりややこしい(関西弁?)のです。         1950年から1978年までの7期28年間、京都府知事を務めた蜷川虎三氏(共産党)の「15の春は泣かせない」という考えのもと、小学区制(原則1学区1高校。京都市は数校)が敷かれました。そのため公立高校の学力が均一化され、地元の京都大学に合格できる公立高校生徒が激減したことに対して地元から不満が出てきて、京都では私立志向が強くなりました。その結果、蜷川府政後に徐々に変革がなされてきたのです。まずⅠ類Ⅱ類Ⅲ類という制度ができ、今では総合選択制や専門学科がある上に、地域によって総合選抜をとっているところと単独選抜をとっているところがあったりするのです。どうぞ、京都府教育委員会の高校入試のサイトを熟読なさってください。http://www.kyoto-be.ne.jp/kyoto-be/ とりわけ以下のサイト頁が分かりやすく役立ちます。                                               「平成19年度 京都府公立高等学校をめざすみなさんへ」
 表紙教育制度選抜の流れ要点入学校決定の仕組み
 志願できる学科、類・類型(全日制) 
市立高校も入試は府教育委員会が担当しています。                    なお今から、なるべく分かりやすく説明したいと考えています。


●京都府の学区は大きく丹後・中丹・京都市(東西南北)・山城の4つに分かれます。                                                   ●課程についてはⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類(体育系・芸術系・英文系)・総合選択制(選択科目を自分で組み合わせて受講)・専門学科の5つに分かれてます。             ●選抜のやり方は一般受験(総合選抜or単独選抜)・推薦入試・特色選抜・特別選抜(海外帰国子女・中国帰国子女・成人・長期欠席者)の4つに分かれます。


Ⅰ類、Ⅱ類とも文系・理系があるのですが、Ⅱ類の方がレベルが高いと言われています。Ⅲ類は上でも書きましたように体育・芸術・英文系となっています。専門学科について詳しくは京都府教育委員会のこのサイトを見てください(通学圏別志願できる学科・類のサイトhttp://www.kyoto-be.ne.jp/kyoto-be/ )。例えば嵯峨野高校の京都こすもす科・音楽高校・堀川高校の人間探求自然探求科・西京高校のエンタープライジング科なども、この専門学科に入ります。堀川高校の人間探求・自然探求科を始めとして嵯峨野高校京都こすもす科、西京高校のエンタープライジング科は最近高い大学合格実績を出しています。                             


一般選抜のうち総合選抜を行っているのは京都市(東西南北)学区のⅠ類です。  推薦入試を行っているのはⅡ類英語系・総合選択制(洛東・京都八幡高校)・単位制(西宇治・城南・久美浜・南丹高校)・Ⅲ類・専門学科です。                特色選抜は定員の10%に関して行っているのですが、それは山城など京都市以外の府下のⅠ類・Ⅱ類を対象としています。                                              推薦入試と特色選抜の併願はできません。しかし推薦入試や特色選抜が不合格でも一般選抜で受験することはできます。                               なかなか親が学習レベルを判断するのは難しいのですが、北大路模試などを自宅受験してみられると少し判断しやすくなると思います。                        なお、京都府教育委員会には、大変親切な先生がいらっしゃいますので、ぜひお尋ねください。居住地域候補をお伝えになれば、詳しい説明をしていただけますし、適切な学校を紹介してくださることでしょう。


では特別選抜のうち海外帰国子女について書きます。受験資格は海外在住1年以上、帰国後3年以内です。これは、広くて有り難いです。                    ただ受け入れ校は残念なことに鳥羽高校と西舞鶴高校のみです。西舞鶴は京都府北部ですので、帰国子女が多い京都市や山城地区から通学できるのは、実質、鳥羽高校Ⅰ類のみとなります。同志社国際・立命館宇治という有力な受け入れ校があるので、1校でもなんとか大丈夫なのでしょう。しかし私立両校とも大学附属という特徴で共通性がありますね。試験は国語・数学・英語・面接となりますが、それほど高いレベルを要求しているようではないので、ご安心ください。Ⅰ類に入学しても、学力によってはⅡ類に準じたレベルの授業も受けられるそうです。鳥羽高校は中国帰国子女もおり、大変国際的な雰囲気です。また受け入れ担当先生も海外帰国子女だったり留学体験がおありだったりして、とても安心できる学校のようです。                                 

規則正しい生活

今回、ブログの中の「海外で育児」というスレッドテーマを見つけたので、そこに投稿してみました。もし、初めてお読みの方がいらっしゃったら、過去の記事も覗いてみていただけると嬉しいです。


さて、今日、書きたいのは表題にも書きました「規則正しい生活」の大切さです。        ヨーロッパでは子どもは早くに寝かせてしまいます。もしその後、夫婦で外出するなら、ベビーシッターということになりますよね。置いてはいけませんから。


最近、家から行けるところにあるショッピングセンター(日本)に夜の10時過ぎに、どうしても必要なものがあって買い物に行きました。すると、そこで目にしたのは・・・。結構、スリルのある遊具に乗せてもらっている子ども達の姿でした。こんな興奮するようなものに、夜の10時を過ぎて乗せるの?と私はもうビックリ。


陰山秀男さん(百マス計算で有名になった先生。今は立命館小学校の校長)が口をすっぱくして言われているのは、規則正しい生活です。ちゃんとした時間に起きて、ちゃんと食事をとって、・・・という生活。それが頭を良くするのです、とは言いませんが、ちゃんとした生活からちゃんとした人間ができる、という気が私にはするのです。


昔、私は友の会(羽仁もと子)というのに入っていました。そこで知り合った方がおっしゃったのは「子育てってラクだったわ」というビックリするようなお言葉でした。うちは夜泣きも長かったですし。「だって、ちゃんとお食事を作って、しっかり遊ばせて、ちゃんと決まった時間になったら寝かせて、という生活をしていたら、ぐずるということもなくて、寝るときはぐっすりだったもの」というお話でした。その方はお料理もとっても上手。しっかりと家庭生活を営んでいる方でした。今は女性も働いていることが多いので、なかなか思い通りにはいかないかもしれません。でも、そういった生活を心掛けることはできると思うのです。私も気持ちだけは、そうありたいと思ってそれなりに努力しました。


うちの夫は割合、早寝です。小さい頃に大病をしたことがあるらしく、体に自信があるタイプではないので。だから原則的には、寝ないと仕事に差し支えると思っているようです。大人になると、いろいろ付き合いもありますけれど、子ども時代に「規則正しい生活は良いことなんだ」という気持ちを植えつけておくのは悪くないと私は思っています。そして、それは「徹夜して追い込めば、かなり出来るから、普段は怠けておこう」という考え方を育てないためにも、いいんじゃないかしらと思っています。追い込みも悪くはないですし、必要な場合も十分ありますけれど、いつもいつもそのやり方では、ちょっと良くないように思います(私自身は、それ系なので、子育てには若干気をつけました)。丁寧な生活を心掛けたいものです(心掛けるだけで、実践がなかなか伴わないのが私の辛いところ・・・)

テーマ:海外で育児
ジャンル:育児
「だいじょうぶ だいじょうぶ」

私の口癖かもしれない「大丈夫」という言葉。                              安易な発言のこともあったかもしれない、と反省。                            この本は、本当に「だいじょうぶ だいじょうぶ」という言葉の温かさを感じさせてくれます。    


ぜひお目通しください。                                          私は母にプレゼントしました。亡くなった父がよく言ってた言葉でもあったので。            


そして、父が亡くなる直前、病院のベッドで最期の時が迫ってきて・・・。            私の夫が、よく響く声で、私の父に                                   「大丈夫ですよ」と力強く声をかけてくれました。                           父はもう虫の息だったのですけれど、夫の方を向いて数回頷いていました。             「わかりました」という意味だったのか、「有り難う」いう意味だったのか・・・。          それでも「死」という体験したことのないものへの恐怖が、少しは軽減したのではないかしら、そして後に残す大切な妻子を託せるという安心感を持ってくれたのではないかしら、と私には思えました。夫への感謝の気持ちが湧き上がりました。それは母も同様だったようです。


重い話になってしまいました・・・。                                      でも、「だいじょうぶ」って、いい言葉ですよね。           

テーマ:絵本
ジャンル:育児
アメリカ人の小学校ALTのお話

先日、アメリカ人で日本の某市の小学校でALT(Assistant Language Teacher)をやっている人のお話を聞いてきました。30代半ばの男の方です。


彼がまず最初に話したのは、子どもは日本人もアメリカ人も同じように見えるということでした。「文化は違うんだろうけど、子どもは同じ」と感じるそうです。そして、彼は自分はすごく大人しい子どもだったし、今もシャイだと言います。アメリカ人は明るく陽気でよく話すと思われがちだけれど、日本人でもアメリカ人でも、それは個人のキャラクターによると思うと、控え目に話してくれました。ステレオタイプで見ないことが大切だとも。


よく、日本人の子どもが時々、「彼はアメリカへ行って帰ってきた子だから、よく喋る」と言うけれど、もともとそういうキャラクターがあったのではないかと自分は思うと語っていました。おそらく、そうなんでしょうねえ。多少、海外体験で変化はすると思いますが、全く無かったキャラクターではなかったのでしょうねえ。


その後、彼が考えるアメリカと日本の5つの違いを挙げていました。美術が専攻で、こんな話は不得意なんだけどと言いつつ・・・。                        ●アメリカではSay what you feelということを、非常に大切にするけれど、日本ではそうではない                                                   ●アメリカの子ども達は子どもの間でpopularである(人気がある)ことが大事だけれど日本の子ども達は他の子どもからrespectされたいという願いを持っているようだ                                 ●アメリカでは宗教(教会)を通してMorality(倫理や道徳)を学ぶけれど、日本では学校で「皆のために」ということを学んでいるようだ                                      ●アメリカではGuilt(罪)を犯さないように、常に心掛けて行動するけれど、日本の子ども達は親をdisappoint(落胆)させないようにと考えて行動しているようだ              ●日本は長い歴史があり、日本古来のものが一貫してあるようだけれど、アメリカは歴史が浅い上に、いろいろな移民の血が混ざり合っているように思う。自分自身はドイツ・イギリス・アイルランド・イタリア・インドの血が混ざっている


ふだんはこんなことは余り考えないんだけど、と言いつつ話してくれました。彼自身は日本へ来て5年目になるそうです。2年間は英会話学校の講師をしていて、その後、違う英会話学校に登録したところ、府立高校のALTという仕事が来たそうです。それを1年間したあと、同じ英会話学校から今度は小学校のALTということで、去年から働いているそうです。


私が「アメリカでは人前で話す訓練が、かなりされていると思いますがどうですか」と尋ねたところ「show & tellは幼稚園や小学校低学年ではよくあるが、高校ぐらいになると先生が皆の前で知識伝授というやり方が多いです」というお話でした。「プロジェクトの発表などはどうですか」と重ねて尋ねたところ、「それは高校くらいになると、割合ありますが、そんなに(日本人が考えているほど?)多くは無い」という答でした。確かにそれはそうですね。でも、やっぱり日本よりはあるように私は思うのですけれど、アメリカ現地校やインターの方、いかがでしょう?(私の子どもの経験では、日本の公立中高は昔のままです。自ら生徒会とかに立候補しないとね)


他にもいろいろなお話をした中で、アメリカ人は9時5時でさっさと仕事を切り上げる人もいるけれど、そうではなくて日本人以上に仕事に熱心で忠実な人もいて、両極端のように思うとも話していました。


最後に小さい頃からの写真と家族の写真、趣味の絵画や動物の写真をたくさん見せていただきました。アメリカのおうちではよく写真が飾ってありますが、海外に行くときも沢山の写真を持っていってるんだなあ、と微笑ましく拝見させていただきました。

テーマ:小学校
ジャンル:学校・教育
日本人学校出身者の学校選び

帰国子女を受け入れる学校については、これから順次、書いていく予定です。                      今日は一般受験に就いて書きますね。日本人学校出身者なら、一般受験も十分可能ですし、そのほうが選択範囲が広がります。もちろん、帰国受け入れ校は海外への理解が深いという点でメリットもありますので、それを大切にするという選択肢も十分ありえますが。


さて、海外にお住まいだと、なかなか日本の学校についての情報がとりにくいかもしれません。特に首都圏と違って、関西に詳しい塾の先生などがいらっしゃらないというケースもあるでしょう。そういう場合、どのように学校を選んでいったらよいか、というヒントになればと思います。


まず中学受験の場合です。公立ではなく、国立か私立を選ぶ場合は当然受験することになります。一般受験の場合、私は日能研の中学受験案内関西版のこの本を買いました。                                                


そして、まず自宅から通学できる地域の学校を調べます。帰国後のお住まいがハッキリしていない場合なら、ご主人の通勤できる範囲で住宅を考えられるでしょうから、少しは範囲が狭まると思います。それから、偏差値を見て、子どもの学力と合うところを考えます。あまり高過ぎても低過ぎても適切ではありません。ちょうど良いところを幾つかピックアップします(学力については、学校での成績が参考になると思いますが、判断が難しければ模擬試験の過去問を解かせるのも良いでしょう。私の場合ですが、学力の幅がある学校を選びました。)それから、内容について熟読します。男女共学か、在校生の数はどのくらいか、高校からの編入生はどのくらいなのか、宗教はどうなのか、どういうところに力を入れているのか、何を大切と考えているのか、進路はどうなのかなど家庭の価値観と子どもの適性によって、選択肢から外していかざるを得ない学校が出てくるでしょう。その際には、この案内本だけではなく、今はネットでも情報を取れると思います。学校の雰囲気は、学校のサイトからも伝わるでしょう。口コミ情報は、あくまで参考までに。(このサイトも、やっぱり参考までにね。自分の判断が基本です。海外生活と同じです。)最も大切なのは、親の価値観も非常に大事ですが、子どもがその学校に合うだろうか?ということです。子どもの特長がますます伸びそうな学校を選んでくださいね。子どもが楽しく生き生きと友達と交わり、勉強に取り組んでくれていたら、親は学校に不満をそんなに抱くことはないですから。(とはいえ、入ってみて初めてわかることや、出会いの偶然性だけはどうすることもできませんけれど)


選んだ数校をどう絞っていくかですが、受験日が重ならないなら、いくつか受けることはできます。重なっているなら選択の必要がありますから、もうそれは学校を見に行くのが一番です。夏休みや春休みを利用して見てみるのも良いと思います。前もって連絡すれば、先生にお話を伺うこともできます。(受験する学校を、一度も訪れることなく受けさせるということは絶対いけないと思います)


うちは私立中学を塾に殆どやらせずに受験させた経験がありますので、そのやり方については、いずれ書きますね。ご質問があればどうぞ。


さて次に、私立高校を一般受験する場合の学校選びですが、やはりネットか市販のガイドブックを参考にされると良いでしょう。これも通学できる範囲かどうかは大切です。中学生と違って少々遠くても通学できますが、クラブなどもやりたいなら、あまり遠いと疲れます。通学は毎日のことですから。                      それから、やはり偏差値や進学実績は子どもの学力と合ったところを選ぶために参照するほうが良いでしょう。高校受験になると、学力もかなりはっきりしてきて、行ける学校が絞られてくるはずです。五ツ木の模擬試験なども受けて見られると参考になると思います。そして幾つか候補を選びます。そして、最後は絞った所をやっぱり訪れてみるのが一番だと思います。訪れたことの無い学校を受験させることは、かなり無謀な気がします。                                      ところで私立専願なら第一志望が不合格という場合に備えて、1.5次入試についても、学校を調べておいたほうが良いかもしれません。


以上、あまり役立たなかったかもしれませんが、少しでも参考になることがあれば、と思います。  なお、今回は私学についてばかり書きましたが、決して私学のみを推奨しているわけではありませんので。公立には公立の良さがあり、私立には私立の良さがあります。お子様に向いたほうを第一志望に考えてくださいませ。経済的な面もお忘れなく。                                                           

テーマ:受験
ジャンル:学校・教育
小さい子どもをお持ちのお母様へ

最近は小さいお子様を帯同しての赴任が、以前以上に多くなっていると聞いています。私自身も現地で子どもを生み、育てました。


初めての子どものときは、夫の出張が多く、子どもと家に二人という時間が長く、おしゃべりも十分できない子どもへの語りかけが少なかったかなと反省しています。しかし、1歳を過ぎると少しずつ語りかけに言葉で応えるようになってきたので、楽しくなってきました。お勉強的なものとしては、一緒にパズルをやったり絵本を読んだりなど、していました。今はいろいろな通信教育教材もありますので、それを通してもっと親子で楽しく勉強できると思います。


周囲が英語環境だったりすると、親も日本語での語りかけを大切にすると思うのですが、アジアなどで女中さんを使っていたりすると、つい子守を任せて、お母さんはゴルフや婦人会などのおつきあい、ということになってしまうかもしれません。ですが、どうぞ、お子さんとの触れ合いもぜひ大切になさってほしいと思います。子どもさんの日本語力をしっかり育てる基本の時期でもありますから。


また、上のお子様が学齢期だと、そちらのほうに目がいってしまって、下の小さいお子様はつい後回しとなりがちです。どうぞ幼児期のお子様にも十分、心と目をかけてあげてくださいね。一緒に遊んであげてください。


それと小さい子どもが一生懸命何かをやっているときは、むやみにやっていることを中断させないことも大事かなと思います。もちろん、時間がくれば止めさせることも必要ですけれど、一生懸命夢中にならせることで、大きくなって必要な集中力が養われる気がします。


子育てを楽しんでくださいませね。(大変でしょうけれど ;)

海外での日本の学習、帰国後の学習

海外での学習で最も大切なのは、なんといっても国語(日本語)だと思います。算数・数学に関しては、少々計算のやり方が違っていますが、根本的には変わらないので、それほど心配なさる必要はないでしょう。ただし九々はしっかり覚えさせていてくださいね。私は九々の歌のテープを車の中で聞かせていました。それと日本の子どもは計算は強いですね。百マス計算を遊び感覚でさせておくのも良いと思います。


理科・社会については教科書を一緒に目を通すということでよいのではないでしょうか。日本の勉強は、国語は週2階程度、算数は2週に1回程度、理科社会は1ヶ月の1回程度の頻度でやっていました(小学生1年~6年)。国語は補習校でやっていましたので、漢字や本読みが中心です。それと殆ど毎晩、本の読み聞かせはやっていました(1歳位~小学6年)。私自身も声色をつけたり、楽しんでいましたよ。算数は教科書の問題を全問解かせるということをやっていました。


あとは通信教育のチャレンジでした。私は成績のご褒美にお金や品物をあげたりしない主義ですが、チャレンジの得点シールを商品に換えるというのはやらせていました。ちゃんとできなくても、テストだけは遅れてまとめてでも提出させていました。チャレンジの本の送付だけは、夫の実家に頼んで送付してもらうという厚かましいお願いをしていましたが、お蔭で随分助かりました。今でも感謝です。


さて、こう書いてくると、いかにも「やってました!」風ですが、実態はそうでもありません。結構ズボラなやり方でした。一番大事なのは学びを楽しむ姿勢だと思うのです。きっちりやらせようと、カンカンになるやり方は、最も避けるべきもののように私は思います。


帰国後は、理科社会の知識の不足がありましたが、それは覚えれば大丈夫だったので、まもなく解決できました。国語さえしっかりやっておけば、大丈夫なんだなと実感した次第です。他の科目は多少なおざりでもいいですので、国語だけやらせておいてあげてださいね(しつこいですが)。


帰国後は、どうぞあせらないで欲しいということです。教科書レベルがクリアできれば十分です。沢山の問題集は必要ないでしょう。うちの場合は、チャレンジだけでした。(チャレンジの回し者じゃないですけど)


多くのものを与え過ぎては、子どもはあっぷあっぷしてしまいます。親から見れば少なめかなと思うくらいを確実にさせていくことです。そして達成感をもたせること。私はそれが一番大事かなと思っています。

兵庫県の公立高校入試と帰国受け入れ校

久し振りに帰国受け入れ校について書きます。今まで国公私立小学校、国公立中学校、国立高校、大阪府の公立高校について書いてきましたが、今日は兵庫県の公立高校について書きます。今後、京都府、奈良県、滋賀県の公立高校について書いた後、関西の受け入れ私立中高について一校ずつ書いていきたいと思っています。(なお、国公立についても帰国受け入れ校については、いずれ一校ずつ詳しく書く予定でおります)


「15の春は泣かせない」で有名になった総合選抜制度(学校毎の単独選抜ではない形式)をとっているのは、全国で京都府京都市の東西南北の4通学区と、兵庫県の明石・西宮・宝塚・伊丹・尼崎の5学区だけです。ただし2008年からはこの5学区のうちの東西端の明石と尼崎も複数志願制になります。また2009年からは西宮も複数志願制を採用します。


単独選抜制・・・芦屋・神戸第一・神戸第二・丹有・西播・北但・南但・淡路            総合選抜制・・・宝塚・伊丹、 明石・尼崎(この2地区は’08より複数志願制)、西宮('09年より複数志願制実施)                                     複数志願制・・・神戸第三・加印・北播・姫路福崎


総合選抜制は学区全体として募集定員と、それに対する合格者を決定し、各自の通学の便を考慮しつつ、学力格差が生まれないように学区内の各高校に振り分けていくというやり方です。あるレベル以上の成績があれば公立高校に進学できるというメリットがありますが、合格発表まで進学する高校が分からないということや、格差の無い高校で大学進学実績が上がりにくいということで、中学から私学進学を考える家庭もあるようです。しかし中学途中で帰国した場合など、高校受験のストレスが少なく、大学までの時間的ゆとりの間に日本語力を回復できる場合もあります(実際、そういう方もいらっしゃいました)。


複数志願制は2003年度から一部学区で実施された制度です。単独選抜と同様に学校を選べるわけですが、第一志望に加えて第二志望も選べます。第一志望が不合格でも、第二志望に合格するということもあります。また第二志望に合格できなくても、学区全体の合格ラインに達してれば学区内のどこかの公立高校に入れます。第一志望がダメなら私立へという場合は第二志望を空欄にしておけばよく、同様に第一第二志望が不合格なら私立へということも可能です。生徒の第一志望を尊重するために、第一志望校には25点の加点をしてもらえます。単独選抜と総合選抜の両方の良さを生かそうとした制度です。ただ今まで総合選抜だった明石や尼崎では、どういう学校を選んだら良いのかは難しいかもしれません。


なお、受験する高校が学力と合っているかどうかを見るためには晶学社の兵庫模試という模擬試験を利用されるのも良いでしょう。自宅受験も可能です。


全国的に学区が全県一区になったり、小学区から大学区制への移行が顕著です。おそらく、兵庫県の総合選抜制度といった独自性は失われていくだろうと、多くの人が感じており私も同様です。公立高校が私立と競えるような高い評価を受けるためには、大学進学実績を出すことが求められ、そのためには格差の少ない総合選抜という制度では、期待に十分応えられないようです。高校生くらいの年齢では、ある程度、学力格差を認めざるを得ず、学力に合った学校を選びたいという人々の希望があるのでしょう。もちろん総合選抜制度をとる高校では、学力別の授業もされているのですけれどね。


さて、帰国子女の入学についてですが、兵庫県では海外在住1年以上、帰国後3年以内が受検資格となっています。関西圏では最も広い範囲となっていて有り難いことです。中学時代の1年でも、日本の勉強が抜けてしまうと帰国時期によっては高校受験が非常に難しくなってしまいます。また長期滞在の場合は、3年でもなかなか追いつかないこともあります。他府県でもぜひ取り入れていただきたいものです。


さて帰国枠で受検できる学校ですが、                               国際科・・・・・・・・・・兵庫県立国際高校、神戸市立葺合高校                 国際人間科・・・・・・兵庫県立明石西高校                                   国際文化科・・・・・・姫路市立琴丘高校                               国際文化系・・・・・・神戸鈴蘭台、鈴蘭台西、尼崎小田、鳴尾、宝塚西、川西北陵、篠山鳳鳴、明石城西、播磨南、三木、姫路葛西、相生、太子、村岡        (市立高校も入試は県の教育委員会が担当しています)


このうち、学区限定ではなく全県から受検できるのは兵庫県立国際高校神戸市立葺合高校です。英語についての検査、面接、調査書などで判定されます。詳しくは兵庫県教育委員会のサイトをご覧下さい。必要な書式についてもダウンロードができます。http://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/H19senbatu/19senbatuyoko_yoshiki.pdfhttp://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/H19senbatu/19senbatuyoko_honbun.pdf      帰国生の間では葺合の人気が高かったのですが、今年初めて卒業生を出した国際高校も立派な進学実績が出て、かつ理系の授業も取れるということで、今後もっと人気が高まるかもしれません。また今までは国際という名前から女子生徒が多かったのですが、男子の受験も増える可能性もありそうです。この2校については学校を訪れて、また内容を詳しく報告させていただきますね。私自身は以前に2校とも訪れたことがあります。葺合は山手にあり、駅から学校までゆるやかな坂で徒歩で行けます。周囲は動物園などもあり、良い環境だと思います。また国際高校は駅からバスですが、住宅街にあり、近くには綺麗な建物の芦屋市立図書館もあって、良い環境だと感じました。                                                                

「下流志向」

内田樹 著 2007年1月発行


今、話題の書です。この本のテーマは「学びからの逃走」だと書かれています。そもそもこの言葉は東大の佐藤学氏が使い始めた言葉で、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」と同じく、教育を受ける権利から子ども達が逃げ出し、そのことに喜びや達成感を覚える状況を指しています。


学習習慣が身についていない子どもが大学生になれる全入時代。社会そのものが学力低下してしまっていて、周囲がその状況なので自覚ができない時代。わからないことがあっても調べないでそのままにしておくことが平気な学生。なぜ教育を受けないといけないの?という、昔の人なら絶句してしまう想定外の質問が子どもの口から出てくると著者は言います。学びの機会を構造的に奪われた人間になる可能性を考えもしない、自分が享受している特権に気付きさえしていない、というわけです。


教育をサービスと勘違いして、教育の買い手になろうとする子ども達(もしかして親も?)。対面的状況において自らを消費主体と位置づける状況が、小さい頃から身についてしまっている。コンビニではお金さえ持っていれば幼児でもお客様であり、その背後の労働を考えることもなく神様として扱われる。また買う価値があるとわかったモノしか買わないわけで、買う価値があるかどうかを買う前に判断しようとする。だからこそ「どうして字を習わなくてはならないの?」という質問が出てくると著者は解説しています。どのような利益が得られるか時間が経たないと分からないものを、今その意味が理解できないからやらないという現象がおきていると言います。教育に時間という概念を付与しているのが、内田樹氏の哲学者らしいところかな、と感じました。


授業という不快を値切ろうと学校へ来ているのであって、定価で買う気は無いけれどバザールへ来ている消費者の感覚を子ども達は持っているのではないか、とも語っています。不快感を沢山持っている人が勝ちで、家族内でさえ相手の存在の不快さに耐え、最大の不利益を蒙っていることを競ってさえいると書かれています。不快を申し立てるクレーマーは増加の一途です。


現代はリスク社会であり、そのリスクは階層ごとに濃淡があるということです。現実にはリスク社会であると認めざるを得ないような人がリスクを負い、リスク社会においても努力の成果を信じられる階層の人が、リスクを避け得ていると述べています。リスクを背負わない為に、いろいろな手を打っておくことが必要なのに、リスクを背負いやすい階層の人ほど、リスクヘッジを考えないようです。構造的弱者こそ相互扶助・相互支援のネットワークに属することが必要だということです。しかし今や自己決定論がもてはやされており、学びから逃走することで自己称揚感を持ち、階層下降を引き受けようとする子ども達が増えていると著者は危惧しています。(この辺りは、東大の教育社会学者、苅谷剛彦氏の著書にも書かれています)


ニートや意図的な非正規雇用といったような労働からの逃走についても著者は書いています。自己決定という言葉に踊らされて、構造的な不条理に組み込まれていっているケースもあるのではないか、と指摘しています。クリエイティブで遣り甲斐のある仕事といった「自己利益の最大化」を求める生き方はメディアに溢れているけれど、「周りの人の不利益を事前に排除しておくような」目立たない仕事も人間が集団として生きていくには不可欠な重要な仕事であることが、あまりアナウンスされていないということです(これは、私も全く同感です)。そして、ここにも時間という概念が導入されます。労働主体は他からの承認を得るまで、自らの主体性を確証できないということです。反対に消費は一瞬の間です。また労働というものはオーバーアチーブで、オーバーしたものは個人から社会への贈り物であり、これがあるから社会が存続すると書かれています。


第四章は対談形式になっています。いろいろ示唆的な内容が書かれていますので、皆で話し合う材料にもなりそうです。 ( ^^)人(^-^)人(^^ )

テーマ:子育て・教育
ジャンル:学校・教育
企業の海外子女教育相談室を訪問しました
海外子女教育相談室と聞くと、皆さんは海外に行かれる前に、海外で使われている日本の教科書を戴きに伺う海外子女教育財団の相談室を真っ先に思い浮かべられるでしょう。しかし独自にそういう教育相談室を持っている企業もあります。関西では数社がそういうサポートを行っています。





先日、そういった企業の海外子女教育相談室の一つをお訪ねしてお話を伺ってきました。相談室には日本の公立中学で教師をなさり、その後、教育委員会で私学の担当をされたり、府県内の学校で校長職や公立幼稚園の園長の経験を積まれた後、海外の日本語補習授業校で校長をされ、帰国後も短大で教職課程での指導もなさったという、本当に経験豊かな先生がおられ相談に当たってくださっています。





先生は海外の補習校では、良い授業をするために資質の高い教師を新たに採用し、綿密な授業計画をたてて、他の先生方にも授業方法なども研修させたりなさって、本当に父兄や生徒から高い支持を受けられたようです。創立数十周年記念の際には、記念本を作るのではなく、現地の日本企業の協力も得て、大運動会をなさったとのこと。その際には企業からの物資提供も受けバザーをして、それで得られたお金を奨学金にして、現地採用の先生方を日本での研修費用として毎年数名を送り出すような制度も作られたりなど、学校運営のプロとしての様々のアイデアを持っておられ、また実行力のある先生です。





その企業は海外に数百家族も赴任させているために、先生は海外のあちこちへ指導にも行かれます。1月下旬から2週間、東欧や欧州の都市を3日単位ほどの日程であちこち回ってこられたそうです。時にはたった2家族のためにブラジルまで出張なさったりされたこともあるとのことでした。また国内では、名古屋以西(名古屋は東京が管轄だそうです)を担当され、国内出張もされるそうです。





最近は幼児や小学校低学年を持つご家庭が多いというお話でした。企業側に個人情報を漏らされる心配がないということで、皆さん安心して、沢山の相談をメールや電話で寄せてこられるということです。入試のことや、編入のこと、校区のこと、体験入学、面接についてなど、内容は多岐に渡るそうです。例えば希望校に合格できなかった場合なども、先生は教育委員会で私学を担当なさっていた経験もおありなので、校風や学力レベルまで良くご存知で、その子どもさんと面接したり、見学に連れていってその子に合った学校を紹介してあげられるそうです。頼もしいですねえ。本当に羨ましい限りです。他にも郵便事情の悪い地域については、絵本や学習教材を社内郵便と一緒に送付なさる場合もあると仰っていました。





先生が強調なさっていたことは、本を読む習慣を身につけさせる、ということでした。子どもだけに読ませるというのではなく、親も本を読むという家族の雰囲気を作ることが大切だそうです。日本語はしっかり勉強させておいてください。日本では、日本語ができた上での外国語ですから、とも仰っていました。





また、海外の日本人学校では、有名校に進む学力のある生徒も居るが、そうでもない子どももいるのは日本国内にいる子どもと同じなので、よその子どもさんの話に引っ張られないようにすることも必要だそうです。日本人学校出身者の受け入れは、ほとんど国内生徒の受け入れと変わらないということを、十分わかっておく必要がありそうです。




海外での不適応、帰国後の不適応についてもお尋ねしました。やはりそういう子どもも居るということで、メールや電話を通じて、ずっと長くサポートなさっているそうです。先生が教師生活を通じて大切になさっていたことは、子どもの話をよく聞く、ということだそうです。不適応も時間がかかることも多いが、話を聞くことで必ず解決していけます、と力強く仰っていました。高校生で現地校に入ると、理解するのが大変難しく、努力しても思うような成績が取れなくて落ち込む生徒もおり、特に日本で成績が良かった真面目な生徒の落ち込みがはげしく、十分なサポートが必要だとのことでした。





なかなか、ここまでサポート体制の整った企業は多くはありませんけれど、親ができるだけのことはやって、また必要なときはしっかりとした先生のいらっしゃる相談機関を利用するのも良いのではないでしょうか。(私の方にもご質問があれば、どうぞお気兼ねなく)
ヨドコウ迎賓館(阪急芦屋川)

                               
芦屋川の桜

芦屋川の桜


ヨドコウ迎賓館 
ヨドコウ迎賓館 ベランダ


ヨドコウ迎賓館 遠景
ヨドコウ迎賓館 遠景


阪急芦屋川の山手に建つヨドコウ迎賓館を訪れました。                       芦屋川の桜は今が真っ盛りです。


ヨドコウ迎賓館はフランク・ロイド・ライトの建築です。ライトは帝国ホテルの設計もしており、ニューヨークのメトロポリタン美術館にも彼の設計した部屋が再現されています。細部にまで神経の行き届いた設計、またそこに置かれた家具からも卓越したセンスが伺われます。


芦屋川駅からすぐ、JR芦屋からも歩いていけるところにヨドコウ迎賓館はあります。門から入り少し登って玄関の車寄せに到着すると、眼下に芦屋の景色が目に入ります。天井の低い玄関から入り、階段を登って右手にとても素敵な応接室があります。広い窓からは山の木々がすぐ傍に見え、自然と一体化した感覚を味わえました。部屋の内部は木が多用され、落ち着いた雰囲気です。壁や天井にまで細かい配慮を伺わすデザインが施されています。邸宅内は階段が多く、今のバリアフリーとは全く違っていますが、ちょっと迷路のようで何か楽しい感じがしました。最上階からは広いバルコニーに出られ、そこからは芦屋の町から海まで見渡せました。すぐ下には両岸の桜が満開に咲いた芦屋川が流れています。


ヨドコウ迎賓館は平日は水曜、そして土日に見学ができます。皆様も一度、どうぞ。        http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/index.html         


帰りは阪急芦屋川まで戻り、すぐ近くのレストランでランチをしました。川沿いから1本入ったレストランは、落ち着いていて料理も美味しくて、とてもゆっくりできました。          http://www5a.biglobe.ne.jp/~mouton/        

テーマ:兵庫県
ジャンル:地域情報
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