ブログ 海外&帰国保護者のサロン 「ピアーズ@関西」
ピアーズはPeers(仲間)です。同じ立場の人とt楽しく語り合い、学びあいたい方、体験を生かした活動を通して社会貢献したい方、教育に関心や悩みを持つ方、お立ち寄りください。海外在住した家庭に関心をお寄せくださる方もどうぞ。peers_kansai@hotmail.co.jp
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公立中学に入る方へ (英語圏やインターからの帰国)
この6月に海外での生活を終えられて、日本の公立中学に編入なさった方も少なくないと思います。
特に英語圏現地校やインターから帰国された子どもさんにとっては、公立中学での英語の授業はちょっと心配なものかもしれませんね。
 
お仲間からそういった方に対してアドバイスがありました。
 
『まず、英語の発音ですが、時々、先生によっては見本の発音として帰国生徒の本を読ませることがあります。それがちょっとイヤだなと思われるような場合は、前もって担任を通じてお願いしておかれるといいかもしれません。あまり目立つのを好まないので、とか、シャイなタイプなので、などとおっしゃるとよいかもしれません。
 
また、日本のテストに早くなれるため、日本の文法を徹底的にこの夏休みに勉強してください。
関係代名詞、仮定法過去、受動態という言葉がわからずに、最初は、満足にテストができないこともありますので。それから、ピリオド、カンマ,アポストロフィーなどをきちんと書くように、気をつけてください。
 
アメリカで10年近くいて英検1級、TOEICはほとんど満点近い点を取って帰っても、帰国したばかりのころ、英語の点は決して良くなかった人もいます。
日本のテストに慣れてきて、ようやく点が上がり始めたときに、先生から「○○さんは、英語ができるんだねぇ」といわれたそうです。
 
英語の成績が4だった方は、お母様が先生に話に行きました。すると先生は、「授業中に手をあげて発言する回数が少ないので、」ということでしたが、子どもさんに尋ねてみると、「みんながわかる問題に、自分が手をあげても当ててもらえない。かといって、自分ひとりが手を上げたら、先生はもうちょっと考えてみようといって、自分には当ててくれない。」と言ったそうです。そのことを伝えると、次からは、成績表に5がついたそうです。
 
疑問に思われた点は、直接先生とお話された方がいいと思います。
もちろん、先生が不愉快に思われるような言い方ではなく、子どもの思いを分かっていただけるように伝えてください。』
 
また帰国の先輩のお嬢さんからは、発音に関してこんなアドバイスがありました。
 
『公立中学に入ると、発音をすごーいだとか、かっこいいだとか、もしかしたらねたむ子もいるかもしれない。それがいやなのであれば、発音を偽るのは面倒くさいことだと思うけど、偽ってもいいのではないかと思う。 けど、それは、克服する必要もいつかはでてくるので、今、発音を披露してしまって、日本人の子達に適応することも大切だと思う。』
 
がんばってくださいね。
【2008/07/12 09:34】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) | コメント(0) |
小学校の英語授業と帰国児童

このブログの10月9日の記事の一番下に、現在、行われている小学校の英語教育と帰国児童について少し書いています(http://peerskansai.blog85.fc2.com/blog-date-20071009.html#pagetop)。今日はそのことの、もっとシビアな事例について書いてみたいと思います。

小学校の時から、日本語以外の言葉、特に英語に親しむために英語ネイティブの先生がALT(Assistant Language Teacher)として月1回程度、授業をされることが公立小学校でも普通になってきました(ただし1学期間とか半年という場合も多いようです)。公立小学校に英語の授業を入れることには賛否両論ありますが、今のところは成績はつけずに、あくまで外国語に親しむ体験という形で行われています。そういうわけで、お遊び程度から脱するのはなかなか難しいようです。

ところが、その「英語ネイティブによる授業」が帰国子女にとっては、結構大変なこともあるそうです。以前は中学の英語の授業で、目立つことに対する忌避がよく言われていましたが、この公立小学校の英語の授業が、今度は新たに帰国児童にとっての問題になってきているようです。

「あの英語体験授業はガンだよな。たとえ質問されて、答が簡単に分かっても絶対言えない。そんなとこで目立ったら後でなに言われるか分かったもんじゃない」といった声が帰国児童から上がっているということです。英語体験授業のあとに「アメリカ人はあっちへ行け」とか「あー外人だ」などと囃し立てられたというケースもあるようです。年齢が低いだけに、よけいに躊躇無く囃し立てるのでしょう。先生にそのことを話し、本人も嫌がっているので、見かけたら注意して欲しいとお願いしてみても、「どっからどう見ても日本人なんだから、アメリカ人と言われて、何がそんなにイヤなのでしょう。ちゃんとお子さんも言い返していますよ。言ってる子ども達も悪気があるわけじゃないんです。口は悪いけど根は本当にいい子ばかりですよ」と言われたり・・・。

先生の人間としての感受性をぜひ磨いていただきたいと思います。親はなんでもかんでも先生に申し上げているのではなく、意を決して子どものためにお願いしていることも多いのです。囃し立てる子ども達が根っから悪い子達だと考えているわけではないのです。発達途上なのですから、まだまだ人への思いやりの気遣いができないこともあるのでしょう。それを是非うまく導いて戴きたいと存じます。                                                                                                                                       こういった子どもの声や保護者の声を、ちゃんとお伝えしていくのが私達「ピアーズ@関西」の役目の一つかなと思っています。

海外でこの記事を読まれて、不安になっているお母様たちへ。                              こういったケースは、別に必ず起こるというわけでもないと思います。「英語ができてスゴイね」と素直に感心してくれる児童のいる小学校もあるでしょう。どちらかというと英語への関心が高い教育熱心な地域で、子ども達が受験などへのストレスを発散することがあるのかもしれません。 ちゃんと分かって対処してくださる先生も沢山いらっしゃると思います。                                   どんなことでも必ず起こるというわけでもありません。こういったことも有り得るということだけを分かって、子どもさんの様子をよく見ておいてあげてくださいね。

【2007/12/08 21:13】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
公立小学校の英語教育

最近、どの地域の小学校でも英語教育が取り入れられてきています。1ヶ月に1回程度は英語ネイティブの先生が来てくださったりする公立小学校もあります。


英語圏からの帰国児童にとっては久し振りにネイティブと話せる楽しい機会でもありますよね。また先生も、帰国児童の英語力維持の手助けをしてあげたい、という気持ちもあるのでしょう。帰国児童とつい、話が弾みます。すると・・・、時によっては普通の日本人生徒のやっかみが入ってしまうこともあるそうなんです・・・(涙)。お仲間の一人がそんな話をしてくださいました。 


なるべく早く、そういうことに気付いた時点で担任の先生に、ネイティブの先生が皆の前で帰国児童と英語であまり話し込まないようにして欲しい、とお願いしてみたほうが良い場合もあるようですよ。


ちょっと気をつけておいてくださいね。                                  公立小学校に英語教育が無かったついこの前までは考えられなかった新しい現象ですよね。


                        

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【2007/10/09 00:08】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
初めての出会い ー 親と先生、子どもとお友達

帰国して小学校に入られた場合、担任の先生が子どもをよく理解してくださるかどうかで、ずいぶん親子の気持ちが違ってきます。もちろん中学でもそうなのですが、小学校は殆ど全教科を担任が見てくださるので、影響はより大きいでしょう。


いろいろな先生がいらっしゃいますけれど、親としては子どもの状況をうまくお伝えになってくださいね。あまりくどくどと説明するのもよくないかとも思いますけれど、こういうことは出来ないかもしれませんので、親子で努力いたしますが、宜しくお願いします、というふうにおっしゃったらいかがでしょうか。


先生という職業の人たちは、基本的には人を助けることを喜びと感じてくださる方々だと思います。ですので、困っている状況を、助けていただくようにお願いしてみてくださいね。


さて、子どもさんが初めて日本のお友達とつきあうときですけれど、特に現地校やインター出身の場合は、英語が話せていいなあ、とか言われるかもしれません。そのときは、英語は話せるけど、知らない日本語もたくさんあると思うよ、とか漢字はちょっと苦手なんだ、というふうに、できないことも伝えるといいんじゃないかしらと思います。


また英語を話してみてよ、など言われることもありますよね。うちの場合は、ちょっとヤンチャな男の子にそう言われたみたいです。それで、ちょっとした口調のいい「おたんこナス」的な言葉を、意味を伝えて教えると大喜びをしてもらえたとか。うまく対処することが大事なのかもしれませんね。


アジアや途上国から帰国された子どもさんは、たまにバカにされることもあると聞きました。それは、あまり気にしなくていいのよ、とお母様からおっしゃってくださいね。これからの時代、アジアや途上国との付き合いも非常に大切になってくるのは明らかです。そういった国を知っていることこそ強味なのです。将来的にはきっと役立つと子どもさんがわかっていらしたら、そんなに気にならないのではないかしら、と思います。


もし、帰国後のお悩みとかがありましたら、掲示板も設置していますので書き込んでみてください。どなたかから良いアドバイスがいただけるかもしれません。               ピアーズ掲示板→ http://bbs4.sekkaku.net/bbs/peers.html

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【2007/06/14 10:14】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
「いじめと現代社会」 「いじめの社会理論」 内藤朝雄 著

内藤朝雄氏は「ニートって言うな!」の著者でもあります。                  まず「いじめと現代社会」(2007年2月発行)について。この本は大変読みやすいです。1章では本田由紀氏との対談、5章は宮台真司氏との対談になっています。4章は国家について述べています。


                              

「はじめに」で書かれているのは、社会には二つのタイプがあるということです。他人の振る舞いや態度をつつく人に満ちた社会(「教えて治に至る」タイプの社会)と、そうでない寛容な社会(リベラルなタイプの社会)です。前者では特定の善い生き方を他人に押しつける社会で、人の目を気にして生きなければならない精神的な売春に満ちた社会です。リベラルな社会では、必ずしも共感し合えたり理解し合えたりできるとは限らない十人十色の「善い生き方」が不透明に奥行深く分布します。生活の質(QOL)を高めるためには、こういった右でも左でもないリベラリストの独立勢力が増すことが必要なようです。


1章では暴力系のいじめとコミュニケーション操作系のいじめがあるという話がされます。男子では暴力系のいじめが多く、女子ではコミュニケーション操作系が多いということで、暴力については告訴といったような方法で、コミュニケーション系については学級制度を廃止するといった方法で、「他の人と親しくすればよい」というような閉域を開く方法が提案されています。本田氏は最近、若者の間でコミュニケーション系の圧力の結果、「場の空気を読めないヤツ」といった言い方が出てきているといいます。また「勉強はわけのわからないことに慣れる練習だ」といったような、若者を不条理や矛盾に耐えさせる言説を憂慮しています。内藤氏は親が親であることを忘れて「教育」に欲情すると、子どもは親を失って教育施設の孤児になると言います。教育は「望ましい(とされる)チャンス空間の提供」であるべきだといいます。ベタベタした「教育」ではなく、学校は単に能力の養成の場ということなのでしょうね。


2章では社会をあげての、青少年ネガティブキャンペーンが張られていると言います。「犯罪の増加」「ニート」といったものがそれです。また右派と左派それぞれが、個々の論点を論じるのではなく、すべての論点を抱き合わせセットにしてしまっているといいます。例えば左派の人権擁護弁護士が山口の母子殺人事件で容疑者の死刑を免れさせた時にガッツポーズを取って、人権の何たるかという基本を外してしまったと言います。また、それを右派は利用して人々を煽ろうとすると。内藤氏は人間の尊厳や人権をすべての基本として考えるべきであって、理念的には死刑に賛成だが技術論的には反対なので、終身刑をつくるべきだと唱えます。


3章では2章にもかなり通ずるところがあるのですが、社会が、そして大人が青少年に対してネガティブなイメージを持ってきている。その一例が、より厳しくなった地方自治体の「青少年条例」に見られるといいます。むしろ現代の青少年は優しく穏やかになってきているのにもかかわらず。戦後日本では、国家というよりも学校や会社といった中間集団共同体に全体主義の座が移動したと著者は述べます。右翼も左翼も自分達が主張するものを理想化し、異なるきずなを生きる人々を本来の姿から外れていると批判し、本来の人間の姿を取り戻すための社会変革を目指すという、まさに「地獄への道」は善意に敷きつめられているというわけです。著者は一人ひとりが自分の最適な姿を求めて生きるようなきずなユニットのチャンスに恵まれた社会こそ、自由な社会だと考えます。


4章は少し長いのですが、現在の日本の社会の右傾化傾向への危惧を書いています。人権、自由、平等といった西洋の価値を価値下げして、日本らしい文化を入れようとする動きを懸念しています。著者は国家を一人一人の人間の共存と福祉のための公共財である機械装置と考えています。それに対して国家を一人一人の人間の生命を超えた、より高次の集合的生命とする国家観があり、それは時に人を狂わせる興奮剤になってしまうといいます。普遍的なヒューマニズムという超越性に準拠した社会秩序がメイン秩序として有効に作動し続けることが、先進国には絶対必要な機能要件と著者は考えます。「なぜ人を殺してはならないか」に理由があることこそ怖いことなのです。「友か敵か」「愛する者か、憎む者か、無関心な者か」といった原自然感情を超えた普遍的な超越性に準拠した社会秩序がメイン秩序として有効に作動し続けることが先進国には絶対的に必要な機能要件である、とも語っています。


最終章である5章は宮台真司との対談になっています。ここでは様々な社会事象、とりわけ人間関係について議論が交わされます。しかし、二人に共通して感じられるのは、自由闊達さです。精神的売春を強いる社会に抗うという点では非常に似ています。そして二人は「永遠に暫定性の地平で踏みとどまるタフさが倫理的に大切である」ことに共感します。「不完全な社会」がダメなのではなく「不完全さに耐えられない社会」がダメだということなのです。


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さて、いじめについては、もう一冊の本「いじめの社会理論」(2001年7月発行)で詳しく分析されています。また近いうちにレジメを書いてみます。


(最近、学校訪問で忙しくしています。近日中に書きたいとは思っているのですが・・・)

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【2007/06/03 08:22】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
塾で帰国生徒を教える立場から見て。(寄稿)

お仲間の一人が、塾で指導をされているのですが、帰国児童・生徒を担当したことがあるそうです。そこで寄稿をお願いしてみました。とても参考になると思います。


****************************************                              


小学生の間何年か英語圏で暮らしていたという子供を数人教えていた経験があります。アメリカ、シンガポール、オーストラリアと国は異なりますが、やはり共通点が見出されます。

これは、仕方がないことなのかもしれませんが、どうしても学習習慣が身に付いていないことです。                                              楽しく学習するという外国の勉強体制は素晴らしいのですが、日本に帰国した後にはシビアな現実が待っています。まず机に向かって座る事から始めないといけない子もいます。   漢字ももちろん弱い、、、、日本の歴史や地理もあいまい、、、、       そして、唯一修得していたはずの英語も日本に慣れていくうちに全く忘れてしまう、、、などです。

 

これは、子供の学習能力の違いもありますが、親のフォローなどによりかなり改善されると思います。

前述のように外国生活で起こりうる悪い点ばかりを持ち帰るのではなく、自分の意見をはっきり言える、他の国の歴史や文化を知る、他の国の言語をしっかり修得するなど帰国子女の良さを前面に打ち出していける子供に成長させて欲しいと思います。そういう子供達もたくさん知っています。

其の国でいい友達を作り、外で習い事をしたり、読書(日本のものも、其の国のものも)をすることなどが大事です。

ただ、家族でいろいろな所へ旅行をして海外生活を終えるだけというのは止めて欲しいと思います。帰国後はなるべく早く日本の勉強と既得した言語の維持を両立できる環境を整えることが肝心です。其のためにもどこにどんないい塾や教室があるなど情報を張り巡らせることもお母さんの大切な務めとなります。インターネットや友達の話などにも注目してください。そうすることにより、これから待ち受ける受験にもすばやい対応が出来ることにもなります。

 バランスよく海外で暮らし(具体例はまた機会があれば是非書いてみたいと思います)、帰国した後にはあらゆる分野で個性を生かした活躍が出来る子供に成長していただけることを願っています。子供の努力とお母さんのサポートが実を結ぶ時が来ることを楽しみにがんばりましょう。

                         (by ミルキー)                           

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【2007/05/31 10:16】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
日本語を、どの程度させておいた方がいいの?

「日本語をしっかりやらせておかなければ、帰国後、困ります。できれば、日本人学校があるところなら、日本人学校がいいです」という意見を耳にします。それは、ある程度正解なんですが、私は「断定はできないんじゃないか」と考えています。


日本では、日本語が大事。当然ですよね。例えばアメリカにいけば英語が大事ですし、できるだけ現地の方に追いつくよう努力します。日本では日本語で教育を受けますし、帰国が確かなら、日本語をできるだけ学齢近いレベルに持っていっておいたほうが、帰国後がラクです。日本人学校を勧める方は、渡航後も帰国後もストレスが少ないという気持ちからの発言で、ある意味、大変子ども思いなのかもしれません。ですから、その選択も良いでしょう。


しかし、日本人学校がないところもありますし、家庭の選択によってインターや現地校ということもあります。さてその場合、どの程度、日本語を勉強させておいたほうがいいの?ということになります。もちろん、余裕があるなら、できるだけ学齢レベル近くです。でも、英語なり現地の言語で思考力が十分育っているなら、大丈夫とも言えるのです。


日本語や日本の学習がかなり遅れているけれど、それがOKな場合というのは、日本で十分にケアできる学校を選ぶか、親がケアできるなら(家庭教師や塾を使うという方法も含めて)、という条件がつくと私は思います。                                                ところで、現在の関西の学校状況を考えるなら、そういった学校を選ぶのは厳しいものがあります。例えば、日本の勉強がかなり遅れて帰国した小学生の場合、従来は神戸大学附属住吉小学校が非常に頼りになる学校でした。しかし、いずれ、そう遠くない将来に、附属住吉小は明石に移転合併すると言われています。帰国子女学級が存続するのかどうかは微妙ですし、明石は関西ではかなり西部になってしまいます。                                                      では、中学生以上なら?ということになりますと、十分なケアのある学校というのはやはりかなり少なく、神戸大学附属住吉中(これも、いつまで帰国子女学級が続くのかは不明)や京都教育大学附属桃山中の帰国子女学級はかなり頼りになります。しかし、あとは皆、他の帰国児童・生徒とともに受験するということになるわけです(上記の両校は受検はありますが、基本的に援助を志向しています)。となると、とても良い学校なら、そこで帰国子女同士の競争が生じてきて、その結果、学校としては、今、日本語が十分できなくても将来学力が伸びそうなポテンシャルのある子ども、すなわち英語であれ現地の言語であれ、思考力があると感じさせる子どもが欲しい、ということになってくるのです。                                                 ですから、ただ単に英語や現地の言葉が喋れるだけ、といったような場合、有名校への入学は難しいのです。有名校でなくても、それはそれで私はいけない、とは思っていませんし、いくらでも挽回の方法はあると思うのですが、多くの親は自分の思っていた予想と違っていてガックリしたりするのです。また、日本語ができないのに、帰国受け入れ専門校に入れず苦労することも出てきたりします。他にもいろいろ苦労もあるでしょう。だからこそ、日本語日本語とおっしゃる方が沢山いらっしゃるんだろうと私は思います。                                                   


ですけれど、何語であれ思考力が十分育っていて、またいざとなったら頑張る力を持っていれば、そして人を受け入れ、また受け入れられる子に育っていれば、私はそれほど心配することはないんじゃないかな、とも思っています。そういう子どもなら、受け入れて育ててくれる学校は関西に皆無ではないので。                     


しかし、それにしても神戸大学附属住吉小学校の帰国子女学級がなるなるかもしれないのは、本当に大きな痛手に思えます・・・。小学生の場合は、親のケアでフォローしていくことが必要なのでしょうね。

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【2007/04/29 10:30】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
子どもの帰国後の違和感

このテーマはとても大きくて、一回で語れるようなことではないと思います。でも、絶対に考えないといけない問題でしょう。                                


子ども達は帰国して日本の学校に入ると、やはり少なからず違和感を覚えると思います。それでもお友達に受け入れられていると十分感じられたら、それは次第に薄らいでいくと期待できます。やがて、それを自分のユニークネスとして受け入れ、生かしていくという可能性もあります。


しかし環境によっては、また繊細な子どもによっては、帰国後の他の子ども達の言動によって傷つきます。明らかに不登校になるとか、お腹が痛くなるとか、なんらかのサインを出せば、まだ親は気付いて手助けできたりもするのですが、子ども自身のプライドや親に心配をかけまいとする気持ちが働くと、無理をしてしまいます。ほんとに注意深く見守ってあげてくださいね。もちろん、心配するほどもなく溶け込む子どももいますが、それは性格にもよりますし、良い環境に恵まれた結果かもしれません。ずっと大きくなるまで、心の深いところで傷ついたまま、ということもあるのです。そのことは親ならなにか感じるはずですから、いつか、それを友人にでも親にでも、語ってくれるようになるまで、「100%援助する人が居るよ」という姿勢をもって親はコミュニケーションをとっていかなければいけない気がします。


日本人学校から帰ったから大丈夫ともいえません。欧米から帰った子どもに対しては、その子が個性的であったり、活発であったり、勉強ができたり、何か特徴があるとやっかみが働いたりすることもあるのは容易に想像できます。けれど、日本人学校から帰って、勉強や日本の学校の雰囲気をわかっていると思われても、「先進国でない」とバカにする周囲の子の言動に傷つく子どもも居ます。「日本と違う環境を知っているということだけでも、将来、必ず強味になるんだよ」と励ましてあげてくださいませね。ちょっとした人との違いこそ、後の人生では大切なのですから。自分らしさが分かりやすくていいくらいです。                                                日本の子ども達が自分自身のストレスを、ぶつけてくることもあります。彼らのストレスを親が理解させてあげることで、子どもが彼らの言動を客観的に受け止められることもあるでしょう。


大人になって帰国した親には、こういったボーダーを生きる子どもの辛さ、学校という狭い社会環境で生きるしかない子どもの生きにくさは、なかなか心より理解し共感することはできにくいかもしれません。けれど、いつも明るく前向きに生きていけるよう、自分の居場所を探して見つけられる人間になるよう、自分も他人も肯定して生きていけるよう、どうぞしっかりと子どもの気持ちを受け止める努力を惜しまないでくださいね。もちろん、これは海外においても、同様だと思います。


ご意見、お待ちしています。

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【2007/04/26 08:59】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
海外での日本の学習、帰国後の学習

海外での学習で最も大切なのは、なんといっても国語(日本語)だと思います。算数・数学に関しては、少々計算のやり方が違っていますが、根本的には変わらないので、それほど心配なさる必要はないでしょう。ただし九々はしっかり覚えさせていてくださいね。私は九々の歌のテープを車の中で聞かせていました。それと日本の子どもは計算は強いですね。百マス計算を遊び感覚でさせておくのも良いと思います。


理科・社会については教科書を一緒に目を通すということでよいのではないでしょうか。日本の勉強は、国語は週2階程度、算数は2週に1回程度、理科社会は1ヶ月の1回程度の頻度でやっていました(小学生1年〜6年)。国語は補習校でやっていましたので、漢字や本読みが中心です。それと殆ど毎晩、本の読み聞かせはやっていました(1歳位〜小学6年)。私自身も声色をつけたり、楽しんでいましたよ。算数は教科書の問題を全問解かせるということをやっていました。


あとは通信教育のチャレンジでした。私は成績のご褒美にお金や品物をあげたりしない主義ですが、チャレンジの得点シールを商品に換えるというのはやらせていました。ちゃんとできなくても、テストだけは遅れてまとめてでも提出させていました。チャレンジの本の送付だけは、夫の実家に頼んで送付してもらうという厚かましいお願いをしていましたが、お蔭で随分助かりました。今でも感謝です。


さて、こう書いてくると、いかにも「やってました!」風ですが、実態はそうでもありません。結構ズボラなやり方でした。一番大事なのは学びを楽しむ姿勢だと思うのです。きっちりやらせようと、カンカンになるやり方は、最も避けるべきもののように私は思います。


帰国後は、理科社会の知識の不足がありましたが、それは覚えれば大丈夫だったので、まもなく解決できました。国語さえしっかりやっておけば、大丈夫なんだなと実感した次第です。他の科目は多少なおざりでもいいですので、国語だけやらせておいてあげてださいね(しつこいですが)。


帰国後は、どうぞあせらないで欲しいということです。教科書レベルがクリアできれば十分です。沢山の問題集は必要ないでしょう。うちの場合は、チャレンジだけでした。(チャレンジの回し者じゃないですけど)


多くのものを与え過ぎては、子どもはあっぷあっぷしてしまいます。親から見れば少なめかなと思うくらいを確実にさせていくことです。そして達成感をもたせること。私はそれが一番大事かなと思っています。

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【2007/04/10 09:30】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
心配なこと(いじめ&学習の遅れ)

公立の小学校について書いてきましたが、ここで多くの海外子女の保護者の心配事であるイジメと学習の遅れについて、少し触れておきます。


学習については、努力でなんとかなるのではないかと親達はまだしも考えることができるのですが、イジメについては非常にご心配なのではないでしょうか。昨今、ネットで日本の情報はいろいろ入ります。心配はまずます増幅することでしょう。


実際、帰国子女はイジメに合うのでしょうか。1986年に出版された「たった一つの青い空」(大沢周子著、ドラマ「絆」の原作)で帰国子女とイジメの結びつきのイメージが広まったようです。しかし実際のところは、帰国子女ということだけでいじめられるのではないか、という心配は杞憂だったという声を多く聞いています。むやみに心配なさる必要はないでしょう。しかしながら、帰国後、なんだか馴染めないという気持ちを持つ子供も居ることは事実です。また、イジメのような状況が起こらないとも限りません。どうぞ、お子さんの様子をよく見ていてあげてください。なにかあったら、しっかり対処してあげてください。対処の仕方は状況によって異なると思います。よく考えて行動なさってください。私もこれから何冊か本を読んで、イジメについてもっと詳しく知ろうと思っています。最近は携帯やパソコンを使ってのイジメも増えてきていますので、そのあたりは以前と状況が違ってきています。パソコンは親の目の届くところでさせるなど、海外に居る頃から心掛けた方が良いかもしれませんね。日本の携帯はネットに繋がっていますから、十分注意して扱ってください。この辺りもまた日を改めて詳しく書きたいと思っています。


なお、精神的に落ち込んでどこかに相談なさりたいとき、各市にはいろいろな相談窓口があります。スクールカウンセラーを派遣している市もあります。そういうシステムを利用なさるのも良いでしょう。また臨床心理士を養成している大学には相談室があり、大学院生や大学の先生が相談を受けてくださいます。尋ねてみられても良いのではないでしょうか。特に神戸大学や京都教育大学には帰国子女学級もあるので、異文化間の相談もできると思います。http://www4.ocn.ne.jp/~jcbcp/chart_2.html


学習の遅れについても書くつもりでおりましたが、それは次の機会にさせていただきます。


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【2007/03/05 21:07】 | いじめ&学習の遅れ | トラックバック(0) |
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プロフィール

Author:にっこりママ
駐在員の妻として海外で数回
生活しました。
子どもは二人。日本に居る間は
関西で暮らしています。
2007年3月にこのブログを開設
いたしました。

一緒にあちこち訪問したり、記事
を書いてくださるボランティア、
体験談や投稿・寄稿も大歓迎
です。ご質問やご意見もどうぞ。
ご感想や海外便りもお待ちして
います。

月一回の茶話会では、皆が自然
体で心置きなく和やかに話し
合っています。皆さんの話を参考
にしたいと思われる方、海外での
体験を生かしたい方、海外生活に
興味のある方、学校訪問に興味
のある方、ピアーズ@関西の
活動について関心のある方、
どうぞ気軽にお越しください。
皆の関心・得意を生かした活動を
していこうと思っています。
(基本的に会費無料。会場費を
割り勘することはありますが
200円程度です)

教育相談(渡航前、渡航中、
帰国後)や海外生活相談を定期
的に行っておりますが、お急ぎの
方はお問い合わせくださいませ。

記事は正確に書いているつもり
ですけれど間違いなどありまし
たら御指摘ください。訂正させて
いただきます。なお全て、あくまで
母親の目で見た個人的見解に
基づいて書いておりますので、
学校については、ぜひご自分の
目でご覧になってくださいませ。
そのために行き方について詳細
に書かせていただいております。

ご依頼があれば、学校など希望
なさる所をどこでも訪れさせて
いただきます。大阪府・兵庫県・
京都府・奈良県・滋賀県・和歌山
県(もちろん無料です)

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なお電話番号はメールをくださっ
た方で電話でお話をということで
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