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国境を超える生き方 -訪問記ー
お仲間の御紹介でMさんのお宅に伺ってお話をお聞きしました。温かみに溢れた魅力的な方ですよ、とお聞きしていた通りの方でした。お宅も明るくて広くてステキです。大きな食卓のあるお部屋は見晴らしが良くて、遠くに冬枯れの山並みが望めます。居間には熱帯魚の水槽があり、オウムがご挨拶をしてくれました。お話し中も猫ちゃんが部屋を悠々と横切ります。
 
Mさんは沖縄でお生まれになりました。お父様はベトナム戦に従軍するアメリカ軍の軍人だったそうです。5歳になった時にアメリカに移住するべく先にお父様が帰国されていたのですが、迎えに来られる途中で事故に遭われ急死なさいました。それからお母様と沖縄で暮らされることになったのですが、お母様が働く必要もあって、すぐ御近所のご夫婦に預かってもらわれたそうです。そのご夫婦がとても頼もしい良い方だったようです。小学校に進まれると、肌の色が違うなどといったイジメに遭われたそうですが、逞しい育てのお母さんと理解のある女性教師に守られました。ところが小学校5年になって男性教師に変わった途端、その教師の無理解に心底、傷つかれたのです。男の子がちょっかいを出してきたとき、彼女がちょっと言い返したのを見咎めて、コンクリートの床にずっと座らされてお仕置きをされたことがありました。それ以来、「辛くてもう学校に行けない」という気持ちになり、インターへの転校をお母さんと育てのご夫婦に頼んだそうです。そのお話をしながら、Mさんはこぼれる涙を押さえていらっしゃいました。今でも思い出すのがお辛いのでしょう。
 
親御さんはインターにすんなり転校させてくださったそうです。そこは少人数で家庭的で、いろいろな人達が居て、居心地が良かったそうです。そして高校を卒業すると、お父さんの出身地だったアメリカ南部の大学に進みたいという気持ちが湧いてきて、いろいろ手続きをされたそうですが、入学寸前になって育ての親がKKKの暗躍する南部はどうしても心配だということで、急遽、インターの先生の御紹介でミネソタの大学に進むことになりました。
 
進まれたミネソタの私立大学はアッパーミドルクラスの白人達が圧倒的という環境で、Mさんは場違いという感じを受けたそうです。その中で、世界中からの交換留学生、そしてまた世界中を宣教してまわる宣教師子弟と親しくなっていったそうです。彼らとは何か共通するものを感じたということでした。いろいろな教会へ行っても、どうも違和感があったのですが、ダウンタウンのInterracialな教会にやっと居場所を見つけられたそうです。
アッパーミドルの白人の級友達や教会のご婦人達は、自分にどう接して良いかわからなかったのだろうけれど、「どこから来たの?」と尋ねてくれても、「日本から」と答えると、「日本には行ったことがある」とか、「日本人の友人がどこそこに住んでいる」といった彼ら自身の話ばかりで、自分という個人に興味を持って尋ねてくれるという感じを受けなかったとMさんは話しておられました。
 
さて、初め、Mさんは音楽を専攻したいと思って大学に入学されたのですが、大学での授業や級友達はどうも音楽を心の表現としているふうではなく幻滅を感じて、途中でソーシャルワーク専攻に変えられたそうです。そして将来はケースワーカーとして働きたいという思いを持たれたそうです。
 
そのうちに州立大学から自分の大学へ働きに来ていた現在のご主人と出会われました。ご主人はエチオピアからの留学生でミネソタ州立大学で薬学を勉強されたのですが、もともと獣医になりたいという希望を持っていらっしゃいました。ところがアメリカで獣医になるには時間もお金もかかるということで、ではMさんの故郷、日本で勉強できないだろうかということになりました。そしてMさんは先に日本に帰国され、いろいろ調べられたそうです。日本には獣医学を学べる大学が全国に16校しかなく、その中で学費が安く、かつ外国人枠を持つ大学は数校しかなかったそうです。Mさんのおばさんが大阪にいらっしゃり、条件的にも大阪府立大が良いなあと考え、彼も日本に来て日本語を勉強していたのですが、1年半ほどの勉強ではなかなか十分ではありませんでした。ところが本当に運が良いことに、ご主人がミネソタで獣医学部の準備のアルバイトをしていた研究室の教授が名古屋の大学の解剖学の先生の御友人で、その解剖学の先生の弟さんが大阪府大の獣医学部の先生だったそうなのです。そういう縁で推薦状もいただけて、無事入学を果たすことができました。Mさんが働くとともにご主人は奨学金を受けて、高い獣医学の教科書を買うこともできたということでした。教科書は普通でも高いのですが、英語と日本語の2冊を買うので大変だったそうです。
 
御主人が大学に通う間、結婚してからは10年間、不思議にも子どもができず、養子でも貰おうかと話が出ているときに、子どもができ、それから立て続けに子どもさんに恵まれ、今は5人のお子様がいらっしゃいます。上の方のお子様はインター、下の方のお子様は地元の公立小学校に通っていらっしゃいますが、お住まいの辺りの地元公立小学校には外国人児童が多く、楽しく通っていらっしゃるそうです。家にはテレビを置かない教育をなさっていますが、そのために学校で困っているようなことはないようだとおっしゃっていました。
 
現在、Mさんは5人のお子様の子育てをしながら、市が主催する英語教室、幼稚園、個人教授と老若男女、いろいろな人達に英語を教えていらっしゃいます。とても人気のある先生で、あちこちで引っ張りだこで毎日を忙しく過ごしていらっしゃいます。
趣味として歌も続けていらっしゃいます。大変お上手で、心がこもっていて、聞いている人の胸を打つとお仲間は話していらっしゃいました。コーラスをなさっているのですが、本当は演歌が一番好きなのだそうです。
心の温かさと大らかさに満ちていて、国境を越える人間的魅力を湛えた方でした。お会いできて本当に嬉しいでした。いただいたインジェラというクレープ(ちょっと蕎麦クレープみたいな感じです)とスパイシーなチキンのシチューのエチオピア料理もとても美味しいでした。
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ドイツ人から見た日本の「笑い」は?
お仲間に紹介いただいて、ドイツ人の「笑い」研究者、ティル・ワインガートナーさんにお会いしました。現在、文部科学省の奨学金により関西大学大学院社会学研究科で日本の「笑い」について研究を続けつつ、関西大学法学部の学生、守本さんと「アルトバイエルン」という漫才コンビを組んで、実際の漫才も演じていらっしゃいます。これも研究の一環のようです。
 
ティル・ワインガートナーさん
ティルさんは1979年生まれで、ベルリンで育たれました。小さい頃に休暇でイギリスへ行くと、その度にイギリス人のユーモアを面白く感じていらっしゃったそうです。そしてギムナジウムへ通っていた95年ごろ、三島由紀夫の本を読む機会があり、日本への興味が芽生えたそうです。その後、お母様の友人が日本人だったりしたこともあって興味が増し、97年に福岡県に6週間滞在し、広島や四国などへ旅行に行かれたそうです。ドイツに帰国後、週1回、日本語の勉強を続け、98年にギムナジウムを卒業。そして1年間のシビル・ディーンストという兵役の代わりの社会奉仕を経て、99年から1年間、再び福岡で日本語学校に通われました。帰国後、2000年にベルリン自由大学の修士課程進学コースに入学され、日本学(ヤパノロギー)を学び始められました。既にギムナジウム時代からの日本語学習、そして1年間の日本滞在経験があるために日本語は上級で、日本学担当の教授に非常に可愛がられたそうです(彼がとても人好きする方だからでもあるでしょう)。
 
そして02年には東京大学に1年間留学して言語学を学ばれました。その間、テレビでお笑い番組を見て、面白いなあと思っていらっしゃったそうです。若い女の子がお笑いに興じているのも、大変興味深く感じられたということです!? 昔からのユーモア好きもあって、日本の「笑い」についての研究を志され、ドイツに戻られてから「笑い学会」の重鎮、関西大学の井上先生に連絡を取られ、研究対象を漫才、その中でも近代的な漫才の大御所である「夢路いとし・喜味こいし」の漫才に絞られました。その研究を修士論文に纏められ、2005年にベルリン自由大学に修士論文を提出し、それが通って修士課程を見事に終えられました。そして2006年から2年間の予定で、今度は関西大学大学院で研究をされています。修士論文に書かれたものはドイツの出版社から“Manzai”という題名で本として出版されました。http://www.news.janjan.jp/culture/0703/0703252348/1.php 
 
その一部を纏めたものを戴きました。題名は『「お笑い」分析の二面的アプローチへ』となっています。いとし・こいしの漫才を通して「漫才師」と「観客」が、「テキスト」とどのように関係していくのかを分析するといった、従来の「漫才師」二人のやりとりの「テキスト」分析といった一面的ではない分析をしていらっしゃいます。まず漫才師のテキストを分析し、そしてそのおかしみを解き明かす。そして観客はそういった漫才のおかしみを初めから期待しており、そのおかしみを漫才師は観客に多大なエネルギーを使わせずに理解させることによって、おかしみが面白さになるということだそうです。「期待」させる舞台装置、そして「ツッコミ」のパターンなども、それらを助けているということです。なるほどなあ、と思わせられました。
 
他にも東ベルリンとの境界があった頃のことや、東京と大阪と福岡の雰囲気の違いなども話してくださったり、大阪のおいしいドイツレストラン情報を教えていただいたり、楽しく時を過ごしました。ユーモアセンスがあって、なおかつ誠実なお人柄を感じました。来年にはドイツの大学へ戻られて、博士課程に進まれるようです。研究以外にも、日本の文化庁が主となって日本文学翻訳事業を進めている、その中の一冊のドイツ語訳もしていらっしゃいます。http://www.jlpp.jp/book/detail.html?b_id=81                                                      そういった翻訳などをやりつつ、ドイツで研究を更に進め、将来はドイツで日本学を教えていきたいと思っていらっしゃるそうです。とはいえ、他の国へ行ってみてもいいなあ、とも思っていらっしゃるふうでした。
 
ティルさんはご自身でも日本語でブログを書いていらっしゃいます。ぜひ、お読みになってくださいませ。http://tillchan.typepad.com/warai/                                                                                                                                                                                                                                                                              その中には「笑い学研究」という学会誌に載った論文もあります。ドイツと日本のジョークの違いについて書かれています。(2007年10月15日付け)http://nels.nii.ac.jp/els/contents_disp.php?id=ART0008363380&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=Z00000011531256&ppv_type=0&lang_sw=&no=1195736124&cp=
                                                                        私もティルさんにお会いする前、そしてお会いした後、「笑い」に関する本を読みました。今や病院でもクリニカル・クラウンの有効性が大いに認められたり、日本でも「笑い」に対する関心や研究が深まりつつあります。ティルさんの恩師が書かれた「笑い学のすすめ」(井上宏 著。とっても優しく素敵な先生だそうです)や、異文化コミュニケーションの視点から書かれた「日本の笑いと世界のユーモア」(大島希巳江 著)など、皆様もお読みになったらよいかと思います。そして大いに「笑い」を大切にしたいものです。

関西・高校模擬国連大会を見学してきました。

第17回関西高校模擬国連が6月27日(水)~29日(金)の3日間、京都の国際会館(会議場)で行われました。初日に行ってまいりました。もっと早くアップすれば、見に行けた人もいらっしゃるのに、忙しくてアップできなかったことをお詫びします。例年、この時期に開かれますので、ぜひ来年は行ってみてください。京都外大西高校が連絡先となっています。


さて、今年のテーマは「児童労働」です。参加校は                         大阪YMCA国際専門学校       関西外語専門学校   関西創価高校                            京都産業大学附属高校(今年開校) 京都外大西高校    立命館宇治高校                        岡山学芸館高校                                              の7校です。岡山の高校以外は関西ですね。私は国連の運営の仕方について、全く無知なのですが、いずれ、これらの学校のうちの幾つかの伺った際に、詳しく尋ねてきます。     


会議は2つの会場を使用して行われていました。真ん中に議長と書記ともう1名の計3名が座っています。その手前にぐるっと二重に机が置かれて、国ごとに2名が1チームになって、座っていました。ざっと見回した感じでは、2/3が女生徒です。外国人の先生が手前にたくさんいらっしゃいました。それぞれの学校の先生のようです。pageという名札を付けた生徒がぐるぐると周囲を周って、メモ用紙を受け取り、他チームに回しています。他国への質問事項などを書いて渡しているようです。


児童労働について、各国の状況報告、そして児童労働を止めさせるための案などが話し合われていました。各チームが手を上げて、議長に発言を求め、国名を言われると発言します。途中で先生が、他国の案を非難するのではなく、協調的に話を進めてもらいたいと語っていらっしゃいました。もちろん、すべて英語です。帰国子女のような感じの生徒もいましたし、日本で英語を学んだ感じの生徒もいましたが、皆、とても積極的に発言しています。ほんとに驚きました。日本の将来は明るい、と感じた日でした。


京都国際会館付近の景色京都国際会館の近くの景色。比叡山がすぐ近くです。

企業の海外子女教育相談室を訪問しました
海外子女教育相談室と聞くと、皆さんは海外に行かれる前に、海外で使われている日本の教科書を戴きに伺う海外子女教育財団の相談室を真っ先に思い浮かべられるでしょう。しかし独自にそういう教育相談室を持っている企業もあります。関西では数社がそういうサポートを行っています。





先日、そういった企業の海外子女教育相談室の一つをお訪ねしてお話を伺ってきました。相談室には日本の公立中学で教師をなさり、その後、教育委員会で私学の担当をされたり、府県内の学校で校長職や公立幼稚園の園長の経験を積まれた後、海外の日本語補習授業校で校長をされ、帰国後も短大で教職課程での指導もなさったという、本当に経験豊かな先生がおられ相談に当たってくださっています。





先生は海外の補習校では、良い授業をするために資質の高い教師を新たに採用し、綿密な授業計画をたてて、他の先生方にも授業方法なども研修させたりなさって、本当に父兄や生徒から高い支持を受けられたようです。創立数十周年記念の際には、記念本を作るのではなく、現地の日本企業の協力も得て、大運動会をなさったとのこと。その際には企業からの物資提供も受けバザーをして、それで得られたお金を奨学金にして、現地採用の先生方を日本での研修費用として毎年数名を送り出すような制度も作られたりなど、学校運営のプロとしての様々のアイデアを持っておられ、また実行力のある先生です。





その企業は海外に数百家族も赴任させているために、先生は海外のあちこちへ指導にも行かれます。1月下旬から2週間、東欧や欧州の都市を3日単位ほどの日程であちこち回ってこられたそうです。時にはたった2家族のためにブラジルまで出張なさったりされたこともあるとのことでした。また国内では、名古屋以西(名古屋は東京が管轄だそうです)を担当され、国内出張もされるそうです。





最近は幼児や小学校低学年を持つご家庭が多いというお話でした。企業側に個人情報を漏らされる心配がないということで、皆さん安心して、沢山の相談をメールや電話で寄せてこられるということです。入試のことや、編入のこと、校区のこと、体験入学、面接についてなど、内容は多岐に渡るそうです。例えば希望校に合格できなかった場合なども、先生は教育委員会で私学を担当なさっていた経験もおありなので、校風や学力レベルまで良くご存知で、その子どもさんと面接したり、見学に連れていってその子に合った学校を紹介してあげられるそうです。頼もしいですねえ。本当に羨ましい限りです。他にも郵便事情の悪い地域については、絵本や学習教材を社内郵便と一緒に送付なさる場合もあると仰っていました。





先生が強調なさっていたことは、本を読む習慣を身につけさせる、ということでした。子どもだけに読ませるというのではなく、親も本を読むという家族の雰囲気を作ることが大切だそうです。日本語はしっかり勉強させておいてください。日本では、日本語ができた上での外国語ですから、とも仰っていました。





また、海外の日本人学校では、有名校に進む学力のある生徒も居るが、そうでもない子どももいるのは日本国内にいる子どもと同じなので、よその子どもさんの話に引っ張られないようにすることも必要だそうです。日本人学校出身者の受け入れは、ほとんど国内生徒の受け入れと変わらないということを、十分わかっておく必要がありそうです。




海外での不適応、帰国後の不適応についてもお尋ねしました。やはりそういう子どもも居るということで、メールや電話を通じて、ずっと長くサポートなさっているそうです。先生が教師生活を通じて大切になさっていたことは、子どもの話をよく聞く、ということだそうです。不適応も時間がかかることも多いが、話を聞くことで必ず解決していけます、と力強く仰っていました。高校生で現地校に入ると、理解するのが大変難しく、努力しても思うような成績が取れなくて落ち込む生徒もおり、特に日本で成績が良かった真面目な生徒の落ち込みがはげしく、十分なサポートが必要だとのことでした。





なかなか、ここまでサポート体制の整った企業は多くはありませんけれど、親ができるだけのことはやって、また必要なときはしっかりとした先生のいらっしゃる相談機関を利用するのも良いのではないでしょうか。(私の方にもご質問があれば、どうぞお気兼ねなく)
幼稚園再編問題・・・市の教育審議会、傍聴

先日、市報で見て、市の学校教育審議会を傍聴してきました。傍聴者はたったの3人。私以外は公立幼稚園の先生だけでした。市報に載っていたテーマは「これからの幼児教育のありかた」という、再編問題を匂わさない書き方で、これでは当事者である保護者達には気付かれることはないだろう、と思われるものでした(--;)            国の教育行政と同じく、行政の意向があって、それに基づいて審議会で審議され、その上で公務員が案を作り、それを議会で決定するという流れがよくわかりました。市民はそれらの動きをよく注視する必要があると思います。


まず第一の議題は認定こども園について。少子化に加えて働く親が増え、また長時間の預かりを希望する親の増加もあって、幼稚園と保育所(保育園)の合わさったようなものが望まれている、といった説明がありました。認定子ども園とは、私立・公立を問わず、両方の機能が合わさったものであるということでした。即ち幼稚園は教育的要素が強く、保育所(園)は養育的要素が強いものであるが、その両方を兼ね備えたものだということです。http://www.youho.org/


今年4月から実際に運営が始まるそうです。どちらかというと過疎地にできてきているとのことで、ある地域では私立の幼稚園も少子化、公立の保育所も少子化で、両方を併せて一つの認定こども園が成立しそうだということでした。幼稚園・保育所(園)の合体というだけでなく、私立・公立も連携していくようです。認定こども園には公的な補助金は割合出る予定なので、月謝はそれほど高くはならないだろうということでした。当市にも一つ、モデル的な認定こども園を作ろうという話が出ているようで、その方向で考えていきたいとのことでした。先生方の資格ですが、保育士と幼稚園教諭の両方の資格が要るのだが、その両方の資格を先生方にとっていただけるように援助したいということでした。これは将来的には一体化した資格になっていくのかもしれませんね。


次に公立幼稚園の統合問題について話し合いがなされました。少子化と市の財政状況から現在の幼稚園数を2/3にする方向で考えていきたいという市の意向に合わせて、議長さんである学識経験者は話し合いを進めていらっしゃるようでした。現在、当市は4歳児クラス30人、5歳児クラス35人ということですが、1クラスのところがあったり、規定人数を1人でもオーバーすると15人と16人のクラスになったりしているそうです。それを1学年につき30人クラスを2つずつということで、幼稚園数を減らしていくようでした。2クラスあることが、子どもの発達に良いという理由が述べられていました。どうやら私立幼稚園がある地域などが、削減対象になりそうな気配を感じましたが、どの幼稚園にも地域との密着性があるので、どれを削るかは非常に難しいという意見が出て、当日の話し合いは終わりました。


保育所のほうでは、民営化に移行していこうという話も出ており、また保育所の保育料は収入とリンクさせてあるという状況の説明もあって、あと十数年もすると幼稚園のほうも民営化して、収入とリンクさせた月謝という方向性もあるのかな、という気がしました。


また近年、保護者が公教育に信頼を置かなくなっている傾向が強く、幼稚園・小学校・中高と私学志向が強くなっているという話も出ていました。私自身は子どもを公立幼稚園にやり、その伸び伸びした教育はとても気に入っていましたし、ベテランの先生を大変頼もしく感じていたのですが。


また、そのうちに帰国後の幼稚園の選び方についても書いていきたいと思います。

テーマ:地方教育行政
ジャンル:学校・教育